今週もやってるクラシック·レンジローバー。禅問答のような、ブラック·ホールのような、終わりの見えないスパイラル... 発症してから丸1年やってる... しかーし! 遂に終止符が打たれようとしている! ほんとか!? 俺もまだ、わかんなーい₍ローラ風₎!

【症状と経過のおさらい】
◇走り出して30~50分程で発症。
◇加速しなくなり、平地で50km/h、勾配で10〜20km/hがやっと。
◇しかし、エンストはしない。
◇空ぶかしすると4,000rpmでストール。
◇ストール時にスロットルをさらに開けるとボコボコいう。
◇時間の経過とともに症状が徐々に悪化する。
◇冷間時は発症しない。
2012年5月、燃料ポンプ交換と燃料ライン清掃。
2012年6月、当基地就役。105,584km
2012年9月、発症。1日経つと直るが、走行~発症を何度も繰り返す。
BOSCH認定整備工場カレントテックセンターの点検でも症状を確認するも各部異常なしで原因不明。106,137km
【その時の整備項目】
◆イグニッションシステム点検
◆フュエルシステム点検
◆スロットルポジションセンサー点検
◆エアフローセンサー点検
一旦引き取り、イグナイターを交換したら全て正常になった。温まっても発症せず。その後300kmほど乗ったある日、片道2時間のドライブの帰路で再び発症。
2013年7月にランドローバー·ジャパンの正規工場だったトノックスに預けるも、やはり原因不明で戻された。ディーラーの工場でわかんないコトを俺がわかるのかよ!
という流れだ。さて、原因は何でしょう?
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いよいよカリフォルニアから取り寄せたECUに交換してテスト。横着して現行の本体はそのままでコネクターだけを挿し替えた。恐る恐るキーを捻るといつも通りエンジン始動!暖機を待つのももどかしく、スロットルを踏み込んでみた。すると、4,000回転で見事にストール! はい、テスト終了。現行ECUは正常だった。不正信号がECUに流れてきてセーフモードに入ってしまうのか?やっとみつけて朝4時に起きて落札したのに。無駄だったか... なんとなくそんな気はしてたンだけどね。ECU、ひとつ余っちまった...で、このところ、冷間時にも関わらず回転が上がらなくなっていた。オカシイ...
整備に心得のある方ならここまで読んで原因はあらかた目星がついただろう。ヒントをいくつか書いてある。


んで、今日は燃圧を計りまちゅよ。ヤフオクでゲットした燃圧計測キット。赤いケースがイイ。
もうこうなりゃ燃料しかないでしょ! 右側後部に潜って燃料フィルターを外す。燃料フィルターの代わりに燃圧計のT字ジョイントを割り込ませて計る訳だ。
高圧がかかっているので、フューエル·ポンプのリレーを外してエンジンをかける。燃料が送られないので数秒でストール。こうして圧を下げてから燃料フィルターを外す。
エンジン側のホースをクリップで止めてやる。

フィルターを外したら案の定、錆で汚れたガソリンがドバドバ出てきた。やっぱりだぁ~~~!
これじゃ燃圧計を接続したら錆がインジェクションに直通だ。計測中止!中止!
バットに溜まったガソリンが蒸発すると、そこには微細な赤土の粉のような堆積物が。この細かい錆がフィルターに詰まっていた訳だ。フィルターの逆サイドからパーツ·クリーナーで圧をかけて洗浄して再装着。早速エンジンをかけるとストレスなく5,000回転以上廻る。テスト飛行したところ全く問題なく加速する。コレだったか...

2012年5月に燃料ポンプ交換と燃料ラインの清掃がなされ、6月に当基地に就役。発症が9月で、まだ500kmほどしか走ってなかったので、まさか燃料フィルターの詰りだとは思わなかった₍><₎。それに、最初に持ち込んだカレントテックセンターでフュエルシステム点検がなされている。燃圧が怪しいと思っていたのでしつこく訊いたところ、発症中にも燃圧は正常だったと言うので信じたのだ。数値はどこにも記録されてなかったし。本当は調べてなかったンだろうな。燃圧を計るには燃料フィルターを外してそこにゲージを装着するので、このように赤錆ドバドバですぐわかるから!
言い訳をするとすれば、この2つのトラップに陥ってしまって燃料系のチェックを怠り、電気系ばかり探っていたのだ( ˘•ω•˘ ) このあとイグナイターを交換したらなぜか症状が治まって300kmほど走れたので直ったと思い込んでいたのはご愛嬌。苦労してイグナイターをリロケーションしたから神様がちょっぴりご褒美くれたのかも。不思議だけどね。
温まるとストールが発症する、と思い込んでいたのだが、そうではなくて、しばらく走行するとフィルターが錆で徐々に詰りを起こして発症。走行すればするほど症状が徐々に悪化するということは、さらに詰りが酷くなってゆくからだった。冷えると治るというのも間違いで、時間をあけると錆がフィルターから落ちて詰りがなくなっていた訳だよ! ココ重要! 試験に出るよ! メモしておけー!!
カレントに持ち込んだ時の当ブログでも、俺は「ペダルを踏みつけると、排気音がボコ、ボコという。こりゃ燃料が行ってないな、参ったなぁー。」と記していたのだが、それが正しかった... まずは自分の五感を大切にしよう。1年間に渡って、調べる時間と、お金と、手間を無駄にしてしまった。何より原因がわからないという気苦労が一番大きかった。ヒストリックカーを手懐けるというのはこういうことだ。
2代目オーナーだったネコパブ某編集長の整備伝票をひっくりかえして確認すると、2006年9月に燃料フィルター詰り、交換とある。この時、走行99,469km。整備記録はカルテだから重要だね。この個体は当時からこの症状が起きていた。ガソリンタンク内は錆で相当重傷ではないかと推測できる(´;ω;`)ウゥゥ。せっかく交換したばかりの燃料ポンプもダメになりかねないので早急に対処せねば。タンクを新品に交換したら簡単なのだが、セコロジストを自認する俺としてはやることはひとつ。タンクの錆取りをしてから再発防止のために錆止めコーティングをするのだ。こう書くと簡単そうだが面倒だぁー!
↓テスト飛行後、心なしかレンジが嬉しがってるように見える。やっと原因がわかったンだもんな。でも、タンクの処理して暫く様子をみないと結論は出せないな。今までが今までだったからさ。ポジション·ランプをLEDに交換したので白くて明るい。さてと、やるか...
P.S.
テッポウユリさん、そのほかご心配いただいている方々、ありがとうございました。たぶんこれで治ると思います。「たぶん」ですよ!














































