2019/02/23

谷からの玉切りサルベージ 1日目


薪ストーブを使い始めると1年後2年後の薪を準備しておかないとならない。居住棟に電線を引き入れる時に邪魔で切り倒したままになっている木をサルベージする。シートをかけて積んである玉切りよりも野ざらしのこちらが先だ。太いのは直径45cmある。




ライトアップ電源のPF管が谷底に向けて走る。倒木を撤去しとかないとまた鹿や猪がPF管に引っかかりそうだしな。


こっちの木にもPF管が乗っている。


エンジンかける時に足先でハンドルを踏みつけるのだが、100均で買ったこのマットがあるとチェンソーに優しいョ。





怪我防止のためにチャップスを着用する。カッターやナイフと違って幅1cmも肉が削がれるので大怪我となるから。刃が当たったらケブラー繊維が巻き付いて瞬時に回転を止める。でも怪我は免れないだろうな。これ、冬にバイク乗る時にもいいかも。
















太い木は縦に突っ込み切りしてから横に切る。


45cmずつ切ろうと思ったけど径がでかいので重たくて運べないから30cm程度にした。土を切らないようにティンバージャックで持ち上げて角材を突っ込みながらの作業。斜面なので非常にツライ。





2年近く放置していたので腐っているかと思ったがそうでもない。


















広葉樹は密度が高いのでめちゃくちゃ重たい。長めに切ってしまって30kg以上あって失敗したのもある。これを抱えて10~15mの斜面を登って運ぶ。何度も何度も。汗だくだよ。



途中でチェンソーのリコイル・スターター・ロープが切れた!もー。大物はあらかた処理できたし、切ったのを運搬しないとならないので、また来週以降の修理後にやるしかないか…。
















足腰と腕がヤバイ。はぁ~~~。ここに置きっぱなしにもできないので、ここからカーポートまで30m運ばねば。





















こないだ入手した含水量計で計ってみると30%以上あった。早く割って乾燥させないと。








ねこに載せて20往復。カーポートに玉切り置き場を作っておいたので整理しながら載せてみた。

一段落する間もなく、ざっと片付けをして、チェンソーの修理。根本から切れていた。同じように組もうと思ったが、ロープの取り回しがどうなっていたのかわからないので調べてから修理することにする。本日はここまで。あー、明日は筋肉痛だろうなぁ。














2019/02/15

初のブレーカー落ち


夕方、いきなり漏電ブレーカーが落ちた。超過するような電力は使っていない。ちょうどライトアップが点灯する時間だったので、それが怪しい。ライトアップのスイッチをオンするとまた落ちたので、原因はこれだ。

さらに原因を探る。9灯火の配線のうちどこかでショートしてるはず。猪か狸に配線を齧られたか。こないだは鹿か猪が引っかかってPF管がぶっちぎられてたし。うー、また仕事が増えた。週末はチェンソー作業の予定だったのに…。

















天候が良い日を見計らって、ライトアップの4ヶ所あるコンセントから9灯のコードをいったん全部抜いた。メインスイッチをオンして、司令官と無線で連絡を取りつつ1灯ずつコンセントを挿していく。道路脇の谷に降りる位置にある10Wの1灯を挿すとブレーカーが落ちた。こいつか…。予備が1灯あったので、ネジをすべてステンに交換し、地中に挿すL型アングルを取り付けてからグレーの本体にカモフラ塗装を施して交換完了。

大したことない作業だけどこんなコトあるのって感じで精神的に疲れたー。もう今日はチェンソー作業中止。


後日、また1灯が死んだョ。今度はショートではなく、点灯しなくなっただけ。保証期間は1年間だから交換してくれるが、往復の送料はこっち持ちなので赤字になるから新品を買ったほうが安い。でも、またどうせぶっ壊れるから、自分で直すことにした。たぶん、LEDドライバーが壊れたのだと思う。このシリーズはドライバーがホントに弱い。なので、LEDにICチップのドライバーが組み込まれたものが送料込みでたった86円で買えるから、中身をまるごと交換だ。安いし、耐久性も格段にUPするから。


2019/02/11

拳銃所持許可取得



民間人として特例でハンドガンの所持許可が降りたと警察から連絡があったので、喜び勇んで小田原警察の生活安全課に説明を聞きに行った。ハンドガン購入は警察署経由で、欲しい9mmオートはベレッタ92FSに加え、最近になって大好きなグロックシリーズも入手可能になって、一丁5万円から。米国で買うのとほぼ同じ価格でラッキー!一度に何丁まで買えるのか聞いたら、一瞬、嫌な顔をされたが4丁までとの事。4丁好きなのをまとめ買いしようと司令官に報告したらふざけんなと怒られて目が覚めました。リアルな夢だったなぁ。警察で売ってるわけないしw まだ4時か、寝よ。


2019/02/07

薪ストーブ 初点火!


薪ストーブ、ドブレ760CBJの初点火。ストーブ屋さんに来てもらってレクチャー受けました。なんだ、簡単。クルマのエンジン弄れる人ならすぐに理解できる。負圧と正圧の関係がキー・ポイント。

















着火剤を使うのが一番簡単らしい。

最初に薪を並べるのはフロント・ドアからのほうがやりやすい。点火後は右サイドのドアから薪を焚べる。


換気扇が回ってると煙突から空気を吸ってしまうから煙が出ていかずに煙が部屋に充満してしまうので、換気扇は止めておく。もしくは窓を開けて部屋の中が負圧にならないようにする。


数分で燃え広がる。炉内が暖まって煙突内に充分な上昇気流ができたら一次エアバルブを閉める(下の左レバー)。2次エアーはガラス面のエアーカーテンを作るので、あんまり絞るとガラスに煤が付きそうな気もするな。








煙突が暖まってくると煙突内に上昇気流が生まれて煙がどんどん排出さ
れる。


4回ほど200℃程度で慣らし炊きしたほうが良いとのこと。塗料や油分を飛ばして鋳物にもゆっくりと気合を入れる。




一応、煙突を見に行った。 

おー。トップからゆらゆらと陽炎が立ち上ってる。アタリマエかw


カングーのスタッドレス交換した時に古タイヤを1本引き取ってきた。いつもの切り株の上でこうすると割れた木がすっ飛んで行かないので便利。







寝る前にもう一度点火してみた。

今日は暖かかったので、2時間ほどで室温が21度にもなった。

週末は寒波襲来で雪が降るそうなので楽しみだ。ホントは困るところだがw







薪ストーブ設置工事記事はこちら



2019/02/03

外洋ヨットで打ち合わせ



お呼ばれしてオーナーと操舵室で打ち合わせ。

キャビン内は暑くていられない。 ホントに2月? 今日は天気に恵まれたナー。













葉山沖でのんびりと。夕方から南風が強くなるとのことで、それまでの静寂。






エンジンを切ってセールを上げて動力を風に切り替える。


救命ボートは艦尾に。


あちこちにハッチがある。つい覗き込んじゃうw



光り物に弱い俺w







撤収~。









貴重な体験でした。



オーナーのご帰還である。ご馳走さまでした。

自分で所有する船もヘリもジェット戦闘機もクルマも全て自分で操縦する。カッコイイ♬





さてさて、企画書作らねば。






2019/02/01

株式会社カマドに潜入♪


その筋の人ならみんな知ってる株式会社カマド。
俺は、箱根に移住後に近辺のクルマ屋さんを検索して初めて知ったのであるが(^^;)…。

行こう行こうと思っていたのだが、ガレージ建築や薪割り機ほかの作業が目白押しだったので延び延びになっていた。年末に社長さんにご挨拶メールを入れ、スケジュールを割いてもらって司令官とともに潜入してきたのである。

民間車検場を兼ねた整備工場や塗装ブースもある大規模な自動車販売店でちょっとびっくり。隣のガソリンスタンドまで所有してる。あ、写真撮り忘れた。

そして、カマドの左端にあるのが有名な『社長の小部屋』というプチ・ミリタリー博物館である。ここは現在閉館中で、近い将来に移転して防衛技術博物館としてリニューアルオープンする予定なのである。今回はちょっとしたコネクションがあったので特別に入館させていただいた。


足を踏み入れると、あー!ミュールじゃないの!これ欲しかったのですよぉ~♬ 















M274トラックは、米軍よりウィリスが開発を委託されて1957年に制式採用され、1970年代末まで生産された。ベトナム戦争の密林で物資を運搬するための小型軽量の車両で、空中投下などによる方法で戦地に投入された。総生産台数は11,240台だという。

聞けばこれ、デッドストックの新車。M274A5なので最後期モデルらしい。よく見ると、迷彩塗装の塗り分けの線が描かれているという貴重な個体である。8台まとめて仕入れたそうだ。

















CAMP HAKONE内の移動用にバッチリじゃないの。ナンバーも取れるから仙石原くらいなら買い出しにも行ける。司令官の何ほざいてんだという視線が…。





そして、コレ。初めて観た。

何かわかるかな?







ヒトラーの命令により、フェルディナンド・ポルシェ博士がビートルやキューベルに続いて設計したクルマ、Volkswagen Typ 166。 そう、シュビム・ワーゲンである。


これがあのスクリューだ!

80年前にクルマにスクリューなんてすげー発想。




















小学校の頃、タミヤの1/35プラモで米軍とドイツ軍のジオラマに登場してもらった以来の出会いである。

そうそう、コレ、4輪駆動なんだよなー。

















この車両、フロント右側に銃痕がある。大戦中、オランダで銃撃されてガソリンタンクに被弾。運良く出火せずにドイツ兵が乗り捨てたものを住民が納屋に移動させて保管されていた極上の個体である。ナチス統治下だったので隠したままで、気づけば現代になっていたのだという。


コクピットも軍用車然としたデザイン。米軍とはまたニュアンスが違うな。やっぱりポルシェ設計だからか。


カマドの小林雅彦社長はオタクとかマニアを突き抜けたような人。ありがちな変人でもないちゃんとした人で安心しました(失礼)。じゃなきゃあんなに手広く経営なんてできないし、様々な活動もできやしない。

ひとくちでは言えないが、プラモデル好きの子供がそのまま大きくなって実車の世界で活躍してるような人物です。自分もそのクチなので親近感を覚えましたw 小林さんは、ヨーロッパまで買い付けに行くなど、実際にホンモノに触れている豊富な経験に裏打ちされた知識があるからこそ書籍を何冊も出版しておられます。





これ、小林さんの著書です。本日、amazonでポチりました。

ポルシェの野戦乗用車 キューベル&シュビムワーゲン (メディアパルムック)






こちらは日本初の4輪駆動車のくろがね四起。愛知にあった朽ち果てる寸前(いや、朽ち果ててた)の車両を小林社長が申し出て自社でフルレストアしたもの。この前期型は世界に1台である。2016年にNHKが密着して完成までの様子を放送している。

へぇ~。日本にこんな四駆があったンだね。




そして、コレ。旧日本軍の九五式軽戦車だ。コレは劇用車のレプリカであるが、ミクロネシア連邦からサルベージされたオリジナル車両のレストア・プロジェクトが進行中なのである。

この個体は、テレビドラマ『ザ・パシフィック』で使用された1台。















なんでこの迷彩?って訊いたら、これがホンモノの迷彩色だという。派手な黄色いラインが入ることでジャングル内にいると、遠くの敵からはシルエットが分断されてさらに小さく見えるそうだ。なるほどー。


オリジナルの三菱製A6120VDe空冷ディーゼルエンジンを積んだ実働車は米国にただ1台現存するのだが日本には無い。そこで、ミクロネシア連邦からサルベージされた1台を、生まれ故郷の日本に里帰りさせようと、英国でレストア・プロジェクトが進行中なのだそうだ。その個体は日本に入ってある施設で展示されていたのだが、施設の閉館とともにある英国人の手に渡ってしまった。後年、その英国人から連絡が入ったのである(詳細は上記リンクをクリック)。


ゼロ戦などの航空機は飛ぶと絵になるが、戦車は華が無いから誰もやらない。それで自分がやるしかないということで、くろがね四起に続いてプロジェクトを進めているとのこと。

小林さんには軍国主義などの政治思想は無い。70~80年も前から日本には世界に誇れる技術力があったのに誰もそれを後世に残そうとしないから自分がやらないとならない、という思いでやっている。頭が下がるね。

私財もかなり投入してレストアを進めてきたのであるが、九五式軽戦車のレストアはさすがに個人ひとりではすべてを賄うことはできない。そこでクラウドファンディングで寄付を募って日本へ里帰りを実現させようと言うことだ。当CAMPの軍備費は底をついているのでこうしてプロモーションに協力することしかできない。小林さんが御殿場市に開設を目指す防衛技術博物館の開館日に間に合うと良いなぁ。

詳細はぜひこの動画を御覧ください。


クラウドファンディングの詳細はコチラ



次に敷地内のよく整理された広い整備工場の2階に誘われた。階段を昇るとそこはプライベートなレストア工場。ビジネスでは受けないそうだ。まったく割が合わないからだそうだ。

そこにはM274ミュールのレストアが進行中。















そしてレストアなった完成車も。 いいなぁ~~~。欲しい。M151A2の方が遠乗りできるけどさ。



















メカニックさんにエンジンを掛けてもらった。この個体はリコイルスターターだ。セル・モーターもオプションであるらしいけれど。水平対向空冷2気筒690ccの音色を初めて聞いた。 




そして、小林さんが入れ込んでいるのがこのデロリアン。めちゃ低走行で見るからに新車に近い世界的に観ても希少なコンディションだ。売らずに自分で乗りたいのだそうだが、そういうクルマに限ってすぐ買い手がついてしまうそうなw ま、得てしてそういうもんですよね。



















そのほかにもお宝があったのだが紹介しきれないのでこのへんで。

あ、あと、小林社長は自らレッカーを運転して降雪時など山中で動けなくなったクルマをレスキューに向かっている。昨夜深夜も大涌谷へ出動したそうだ。当CAMP前もよく通るンだって。大晦日もレッカー当番で待機してたり、なんかパワーがスゴイよ。また遊びに伺います~。