2012/11/23

最新鋭練習機、Kangoo到着!


早起きして新幹線で名古屋入り。3連休の朝なので案の定満員。通路に立ちっぱだったのでちと足にキタ。東海道線の岐阜方面に乗り換えて稲沢駅下車。

ずっと遠くに見えるのは。。。

先日、ヤフオクで落札した2004年式ルノー カングー。今回は趣味グルマではなく実用車だぞ。

司令官より、レンジより小さいクルマで練習したいとの特命が出たため選定に選定を重ねカングーに決定。市場調査をしてこの固体に決め、名古屋まで引き取りに来た。

下回りや外観をチェックする。大きな傷や凹みもなく、Fアクスルのブーツの破れもない。エンジン音も静粛で良好だ。OK!
これはカングー1の後期モデル、2003年からのマイナーチェンジ版だ。初代とはヘッド・ライトやバンパーの意匠が異なっている。サイド・ミラーもブラックからカラードに変更された。現行カングー2はこれよりふた周りも大きくなって3ナンバーなので、敢えてカングー1をチョイス。相場もこなれてて練習機にもってこいだし。

この固体はコスミック・グレーという希少なカラー。フランス車らしい上品なシルバー・メタリック。カングーはイエローやレッドというビビッドなカラーが8割方を占めている。派手な色も悪くはないが、服のチョイスが限定されるから俺は避けてしまう。

さらに、13万円のオプションであるパノラミック・サンルーフ装備の、より希少な固体でもある。コクピット側はスモーク・グラス嵌め殺しで後席側がドーンと大胆にオープンする。しかし、触らない方が良いという。閉まらなくなるので(苦笑)。コクピットは天井が明るくて大変開放感があるのでヨシとしよう。



フロントはフツーだけど、


リアがいいね!!! もともとはデリバリーで使われる商用車なので背が高いパッケージングのクルマ。よく花屋なんかで使われてる。





ダブルバック・ドアという2:1に開く、俗に言う観音開きドアだ。ガバッと上に開くゲートより、犬をコントロールしやすい。観音開きで両サイドがスライド・ドアって他に無いと思う。

あと、乗ってみて驚いたのは、動力性能の高さだ。スロットルに軽く足を乗せただけでグン!と加速して頭が後ろに持っていかれる。たった1600ccなのに。ルノー製エンジンは16バルブ・ツインカムの95馬力で下からトルクが出るセッティングだ。下手なスポーツ・モデルと互角な走りをするぞ。














購入手続きをするので購入先のGARAGE COLORに寄る。

名古屋だと関東より30%くらい安い気がする。


帰りは愛知県警のパトに先導され。。。

なんてね。


カングーでカミゴーSA(上郷)で休憩。


来る時に駅のホームで食べそびれたきしめんをかき揚げ載せていただく。580円。かつおだしが効いててかなり旨かった~♪

きしめんにアイスクリームの割引券が付いてたので、つい抹茶ソフトを。。。

こいつも腹いっぱいにしてやって。

エアはF/Rとも2.2kg。

それにしても高速安定性が高いクルマだ。現代車はみんなこうなのかもだが。見た目は背が高いからドン臭そうに見えるけど全然違う。120km巡航で、そこからの加速も力強い。

ガラ空きの東名高速上りを行く。



夕暮れが近づいて来た。

走っても走っても静岡だし。


17時30分でこの暗さ。やっぱ夏がイイナ。




ふぅ、19:00過ぎに到着。今までA112アバルトが居たフロント・ハンガーに駐機。これから車庫証明を取って名義変更せねば。

結局、コブラ、戦車、A112の3機体制と同じ状態になっちゃったよ(´・_・`)
そういえば、俺が今まで所有したなかでこいつが一番最新式ってどんだけ旧いのが好きなんだか。

2012/11/15

恐怖写真(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


















本日、当基地司令官が運転免許証を取得した。

初心者マークを貼ってみるとリアルに恐ろしい絵だw

オートマチック・トランスミッションに載せ換えたから全然OKなんだけどね。

しかし、本人はマスタングには乗らないと言っているので安心( ´∀`)。

ん?それじゃ載せ換えた意味ないじゃん!



2012/11/13

クラシック・レンジ デカール貼り替え


RANGE ROVERのフロントのデカールが経年劣化でひび割れて黒ずんでるから何とかしたいと思ってた。リアは綺麗なんだけどね。純正デカールRTC6465は製造中止で世界的に貴重なもの。Webで世界中探したけど無くて、今回はイーアンドイースタイリングさんから再生産非売品を特別に譲ってもらった。全塗装するなら絶対ココに頼みたいと思う良い仕事をするショップだ。
まず、マスキング・テープでロゴ下縁の位置を確認しておく。 リア用のデカール下縁は一直線だけど、フロント用は中央で少しV字になっているので文字の配置に角度を付けてデカールを作成しているとのこと。芸が細かい。
そしてロゴ位置をマーキング。 ホントはデカールを左右5文字ずつまとめて貼るのだが、俺のは微妙に文字間が広いので、一文字づつ切り離して貼ることにした。ズレると日焼け跡が出ちゃうから。

旧いデカールを簡単に剥がせると思ったらそんなに甘くなかった。

塗装面を傷つけないように親指の爪でカリカリカリと。

一文字剥がすのに40分はかかる!

10文字で400分≒7時間かい!?

そこで秘密兵器登場。強力粘着剤はがし。これをデカールに染み込ませて待つこと10分。

付属のプラヘラでヨイショ ヨイショと。かなり取れる!1文字10分に短縮だ。

全文字剥がした状態。これはこれでスッキリしてていいね。

液体コンパウンドで研磨して下地を作り、アセトンで油分を取ってやる。

デカールに位置決め用の線を引く。
一文字ずつ切り離して下縁のマーキングに合わせ、デカール下縁から徐々に貼って行く。気泡が入らないように慎重に慎重に。失敗したら貼り直しがきかないから気をつけねば。

いいぞー。

ラスト、1文字だ。

よし、できた!

簡単そうに見えるけど、デカールを綺麗に正しい位置に貼るのはちょっとした技術が必要だ。プラモデルやラジコンをやってきた経験がモノを言う。





ボンネット全体を液体コンパウンドでひと皮剥いてから、デカール部分も含めてワックスをかけてやった。

グリル塗装に加えてデカールの新調で顔がだいぶ綺麗になった♪

2012/11/12

秋晴れ♪


土曜日はホント天気が良かった。

この2ヶ月近く、クラシック・レンジにかかりっきりだったから久々に昼間にティと散歩に出た。





基地裏の保木薬師公園の紅葉も見頃だ。




ホントここ、狭いけど雰囲気良い公園なのだ。春は桜だし。



暖かく柔らかな日差しは癒される~。


東名~首都高速で千駄ヶ谷仙寿院に墓参り。体調悪かったし、クラシック・レンジは動かないしでお彼岸に来れなかったからさ。


いつも墓参りっぽくない花を選ぶようにしてる。



墓参りのいつものコース、まい泉のとんかつを食べに。16:00のランチだけど満員だし。運良く店前に置かせてくれた。

腹一杯で表参道を抜けて帰投。ふと見ると二輪車専用のパーキングなんてあるんだ。小さいワクがカワイイ。

2012/11/07

クラシック・レンジローバー 修理最終章!?



まだまだやってるクラシック・レンジローバー。4000rpmでエンジンがストールする。温まると酷くなり、ちょっとした勾配も登れなくなって30km/hしか出ない、とゆー症状の件。

長いなー。もう1ヶ月半。土日しかできないからなかなか進まん。

DHLで届いたのは、真犯人と思われるエア・フロー・メーター。



早速交換してみたが改善せず。オイオイ、どーするコレ。まぁいいや、ヤフオクに出品だ。




プラグ・コードも交換してみたが変化なし。

イグニッション・コイルも無罪だったし。。。







回転が頭打ちになる原因かぁ。。。

そんなに酷い失火はみられないから、あとは燃料か。燃圧計を買って調べてみるかな。。。

はぁ。。。 ん??? 待てよ(゜‐゜*)。
 

朝、ゴミ捨てに出ると虹が。

何かイイコトありそうだ♪♪

英国四輪駆動車部品販売から届いたものは。。。
















今度こそ本命の真犯人と思しきイグナイターだ。いろいろ調べて不調の症状からこれが原因に違いない。海外で買えば安いけど、急ぎのDHLの送料も考えるとこのショップと大差ない。ここは困ったときの駆け込み寺的存在らしい。オーダー翌々日に届いた♪

こんな親切な説明書も同封されてきた。こちらの社長さんは2nd以降のレンジはさっぱりわからないばかりかまったく興味もないらしいw クラシックレンジとディフェンダーだけという割り切りようだ。いいね!HPの口上がいちいち面白いので興味ある方はご覧あれ。

イグナイターを交換する際についでにやったのがコレ。オルタネーターのプーリーのガードが錆だらけで、エンジン・ルームを覗くたびにガッカリしてたので綺麗にしてやる。

何やってんの~? と、ティ。

その目線の先には。。。



干物じゃないよ。耐水ペーパーでざっと錆を落として表面を整えてサフェーサー吹いてからマット・ブラックで本塗装。


できたー。

プラグ・コードも汚れて真っ黒だ。パーツ・クリーナーで1本1本拭ってやった。結構時間かかるよ。




ま、パッと見綺麗になったね。安いパーツだからそのうち新品買おうっと。

さて、本題のイグナイター交換だ。

どこにあるかとゆーと。。。
コード類を掻き分けるとディストリビューターの横っ腹にくっついてるのを発見。

イグナイターって、プラグに送る電気を断続してやる部品。その昔は機械式接点のポイントと呼ばれるものが進化して電子式になったンだ。俗に言うフル・トランジスタ式。
で!イグナイターはディストリビューターを丸ごと引き抜かないと交換できないのだヨ!4mmのプラス・スクリューで留まってるのだがパワステ・ポンプに当たってドライバーが入らない。キャップ・スクリューだったら何とかなったかも。


オルタネーターのステーを跳ね上げて隙間から手を突っ込んでデスビを留めてるボルトを緩めてやるのだが、これが手が入らなくて、もータイヘン!


隙間が少なくてレンチの振り幅がないから1/6回しちゃレンチをひっくり返してを繰り返す。もー、イライラ爆発(@@メ)。

おっと、デスビを抜く前にキャップを外してローターが止まっている位置と、デスビ自体とクランク・ケースの位置をマーキングしてやる。コレを怠ると元通りに戻せなくなるので注意!もちろんプラグ・コードにも番号つけてどこに挿さってたかも記録してだ。


やっとホシをアゲたよ!いや、まだ取調べをしないとクロと決まった訳じゃない。


自分でも熱を持つ電子部品が、エンジンに挿し込まれているデスビにくっついているんじゃ熱にヤラれても当然か。イグナイターを交換してデスビを元通りに戻す。ところが、ワクワクしてキーを捻るも全く始動しない。ナンデ~!!!!! (((( ;゜Д゜))) 

デスビの角度を間違えたと思い込んでデスビを何度も抜き挿しして角度を変えてもエンジンが掛からない。クラシック・レンジのデスビを1日に10回以上抜き挿ししたのは俺くらいか。。。 最初は気が狂いそうにイライラしたけど段々と慣れてきて数分でできるようになってきた。変なところで感心してる間にもう24:00だ。。。

取り敢えず元のイグナイターに戻してみようとまたデスビを抜いた。取り付けたばかりのイグナイターを外すと、あーっ!!! 青いコネクタのメスの片側が奥に入っちゃってるじゃんか!!! これじゃ接触不良でかかる訳ナイ! うーん、どうしようかナ。引っ張り出してきっちり挿してもいいケドまた熱でヤラレちゃうし。。。 この際、熱害を避けるためにデスビに取り付けずにコードを長く出して別の位置にイグナイターを取り付けることにした。まだイグナイターがクロと決まった訳じゃないのにね。仮配線をして、まずはエンジンを始動させることを優先させねば。しかし、エンジンは全く掛かる気配すら見せないのであった。。。

ふぅ。ちょっと、お勉強。

デスビ本体の下側のヘリカル・ギアを介してデスビ内のローターが回転する。下端にはマイナスの溝があって、エンジン内部のオイル・ポンプと勘合してる訳だ。ギアが1コマずれると点火時期がずれてエンジンが掛からなくなる。ずれた分だけデスビを回転させてやれば掛かるけどね。

ヘリカル・ギアなので少し回転してしまうので30度ほど反時計方向に戻しておいてからそっと挿し込む。




このオイル・ポンプのマイナスの出っ張りに嵌める。










どうやってもエンジンが掛からないのでゼロからやってみる。点火時期を確認するためにフライ・ホイールに刻印されている1番シリンダーの上死点を確認する。TOP DEAD CENTRE(TDC)だ。

チョイチョイとスターターを回してマーキング位置にTDCを持ってくる。ホントはクランクにレンチを掛けて廻すンだけど入らないから。。。

デスビの1番シリンダーのプラグ・コードが挿さってた位置に〔1〕と書いておく。1番シリンダーの圧縮行程の上死点の時にデスビの1番の位置にローターがあるのが正しい位置。ただ、フライ・ホイールがTDCを指していても4ストローク・エンジンだから圧縮行程の上死点か掃気行程の上死点かわからない。フライ・ホイール2回転でデスビ・ローターは1回転するということだ。バルブ・カバーを開けてやれば確認できるけどオイル漏れを引き起こすかもなので止めておく。そこでもうひと案、ブラブラと宙に浮いていた仮配線のイグナイターの金属部分にアースを繋いでやった。今までデスビに直付けだったのでもしかしてボディアースが取れてなかったのかもという気がしたので。

さて、1/2の確率なので取り敢えず組んでみてキーを捻ってみるが掛からない。デスビをまた抜いてローターを180度回転させて1番の印の逆サイドにローターが来るようにして再度デスビを組んでキャップを被せてプラグ・コード9本を接続した。これで掛からなかったらなすすべナシ!そして祈るようにキーを捻ると、バーン!!!と、掛かったぁ~~~♪♪♪ やったー!!! で、アースを外してみるとエンスト。と、言うことは、デスビの角度は合ってたのに、やっぱりイグナイターのアースの取り忘れだったってコト??? 自分でいじくって迷宮に迷い込み、エンジンを掛からなくしちゃって修理工場に泣きつこうとしていた俺の自動車部史上最悪の事態を脱したのになぜか晴れ晴れしない。この症状を直そうとしている最中にパワステ・オイル漏れとかあったし、毎週末かかりっきりでなんだか疲れ過ぎたからかな。。。



















自作のイグナイター・リロケーション・キット。当基地在庫の3mm厚50mm×50mmのアルミ・アングル材を切り出した。当初は見栄えのためにイグナイターと同じ幅の50mmで切り出したが、よくよく考えてイグナイター自体の熱を逃がすヒート・シンク役としてわざと大きな100mm幅に再度切り出した。

アングル材はアルマイト加工がしてあって絶縁されているのでアース線を繋ぐ。試しにテスターで表面の抵抗を計ってみたら導通ナシだった!

ディストリビューターの中身を改造する。このデスビは前オーナーが新品に交換してあったンだけどね。引っ込んじゃったコネクタを切り落として長いケーブルを半田付けしてやる。


こんな感じに。いままでイグナイターが取り付けられていたベース部分が寂しそうだ。


















完成!違和感なくてワカランでしょ!


仲間同士、イグニッション・コイルのお隣に引っ越して来ました。

もー、バッチリ!!!

自己満足。





















そして、テスト飛行。温まってもグイグイ加速する。直った!完全に直った!!! 原因はやっぱりイグナイターだった。BOSCH正規サービス工場のカレントテックセンターでも原因不明のお手上げ状態だったのに直せた俺、ちょっとエライ。と、褒めておこう。あれ?待てよ。診断明細項目にイグニッション・システム点検とあったけど。。。 この診断で18,000円払ったのに。追加診断40,000~50,000円は断って正解だった。それから修理頼むと部品代と工賃でやっぱり合計10万円越えだ。社外品だとたかだか1,200円の部品を交換するだけで済んだ訳だけど、診断料で稼がないと儲からないからな。症状聞けばテスターで診断しなくとも経験と勘のあるメカニックならすぐわかるコト。あ、この年式のクルマはテスターが使えないって言ってたンだった。なんだったンだろう。まぁ、いいや。



久しぶりに出動したクラシック・レンジ。たまプラーザ・テラスのカルディにコーヒー買いに来たヨ。平和だー。


【追記】
ところが、最終章どころか、ここがスタートだった...(*゚Д゚*)