2017/11/08

薪ラック 完成♬


ラック本体はCOSTCOのWhalen製の工業用スチールラックにしたものの、屋根材もこれまた半年以上悩んだ。最近になって見つけた決定版がコレだ。オンデュリン社製(フランス)のクラシックシート。カインズホームがメインに取り扱っている。昔からあるガルバやポリカーボなどの細かい波板だとセンスもへったくれもないけれど、これは大きなウェーブで質感も良くてオシャレ。特に黒があったので即断♬


























材質は天然繊維にアスファルト、樹脂、鉱物性添加物などを染み込ませたもの。柔軟性があるがウェーブがリブとなって強度があり、人が乗っても大丈夫。

表面にOndulineのロゴが。これまたオシャレ感を演出。設置したら見えないけどw

1,000mm幅の材料が8枚欲しかったのだが、2,000mm幅のを半分にカットした方が3,000円以上安い。

2,000x950…¥1,980(税込)x4枚=¥7,920(税込)
1,000x950…¥1,380(税込)x8枚=¥11,040(税込)

カインズホーム御殿場店の閉店間際に工作室に飛び込んで蛍の光をBGMに4枚重ねたままで丸ノコで半分にカット。絶対に失敗しないように慎重に墨出し。マスキングテープを貼ってガイドにしてフリーハンドで息を止めてカットした。汗かいたー。


なるべくお金をかけないように根太(大引はラック?)にあたる部分はガレージの残材を使用する。勾配をつけるために奥側は2x4材を立てて90mmの高さに。手前の低い方は御殿場カインズには適当なサイズが無く、材木の種類が豊富なジャンボエンチョーにひとっ走り戻って米松の60×45mm材をゲット。垂木や根太に使用する木材なので堅くて強度がある。屋根張りで乗ったりするのでコレくらいの強度は必要でヤワな残材じゃ無理だったョ。


ガレージ脇のいつもの即席青空工作所。2x4材を自作直角定規を使用して寸法通りにカット。

カットしたらまたラックにセットして取付ボルトの穴を位置決めして8mmドリルで穴を開ける。
















当CAMP周辺は寒暖の差が少ないのか紅葉には程遠い。まだ1週間以上先かな。
















ガレージ壁面用に使用して余った塗料を塗る。屋根下なので一度塗りでOK。ってゆーか時間無いので。

乾いたら早速仮組み。いやそのまま本組みだ。





























うーん、なかなかヨイじゃないの? アレ?おや?あらら???奥の木と手前の木を合わせてボルト穴を開けたのに18mmズレてる。おかしい!再度バラして木を合わせるとやっぱりぴったり。うーん?なのに何故違う?ラックに登って上から見たら支柱が捻れてるやないか!ズレるわけだ。ガッチリ溶接されてるから修正はできそうもない。これくらいは許容範囲としないとアメリカ製とは付き合えない。アメ車と付き合って学んだコト。俺も懐が深くなったもんだw   奥の2x4材のボルト穴を18mmズラして開け直し。開けちまった穴はパテ埋めして再塗装。うー、1.5Hのロスだ。
































実はこの日、ミネストローネ用のセロリが無いとのことで司令官から買い出し指令が発動されて仙石原の生協へ。ついでにココカラファインにも。戻って作業再開して暫くすると今度はスライサーでザックリ逝ったので血が止まらないとのこと。キズパワーパッドを買いに行くように指令が。もー!16:00には日が暮れるンだよー!買い物と止血でさらに2Hのロス。朝イチからやらない自分が悪いと逆ギレされながら作業再開。


手前側の根太の接合部を真上から見る。角材同士は繋がってないよ。ラックの横バー(大引にあたる)に半分ずつしか載ってないけど硬くて丈夫な木だしそもそも重量がかかるワケでもないので問題無し。8mmボルトでしっかり固定してるしね。




いよいよクラシックシートの設置開始。まずはシートを全部並べてみて合せ目やログのノッチ部との取り合いを確認。

左右どちらから張り始めるかは、風が吹く方向で決める。重ね合わせ部が風でめくれないようにするからだ。しかし、ログの建物裏にへばりつくように設置するのでそんなに風の影響は受けない気がする。それ以前に、どっちから吹くのかなんてわからないし。今回は見栄え重視で裏面の合わせ部が見えないようにカーポート側から張ることにした。

根太にピンで糸を張り、釘打ちの目安とする。釘がズレてると雨漏りとかの機能には関係ないけどカッコ悪いもんね。















釘(ネジ)はこれまた残り物のコーススレッド75mmを使用。1枚めを慎重に留めた。ふぅ。

BOSCHのインパクトドライバーを買いたいけどお金がないので振動ドリルで代用。トルクは自分の感覚で。つい締めすぎるので逆転させてドライバーで再度締め込んだり。でも充分作業できた。




















この安全キャップは釘を締め込むとイイ感じに山に沿って湾曲してくれる。締め込んでからキャップをぱちんと留める。これが留めた図。

ちなみに釘は山部分に打つ。谷部分は雨が流れるので水漏れの可能性を減らすためだ。




今までの高所作業に比べたら屁でもない高さ。でも釘打ちが中途半端な高さなので腰が痛い。







スピードアップ虚しく、日もとっぷり暮れた頃に完成した~。イイなー、この質感。自己陶酔w













計算ミスだったのがラストの部分でエコキュートが邪魔をして脚立がうまく立たず登れなくて苦労した。逆から張って行けばカーポート部は広いのでそんなこともなかったのだが。これから作業する人はぜひ気をつけるべし。







翌朝見るとすでに落ち葉が…。

















合わせ部はこんな感じ。ちょっと浮いてるのでコンパネビスで留める。隙間を作ると虫の巣になるのでね。カメムシさんが待ってましたとばかりにそそくさと入り込むのだよ。ちなみにネジがそのまま露出していても、「複合原料が、その弾力性により、各釘(ネジ)の周りにしっかりと密着し、永久的に水漏れ防止バリアとなります。」とのことで雨漏りは無いそうだ。では安全キャップの意味は?と突っ込みたくなるが、水漏れ対策に万全を期すためだろう。




縁がきっちり揃うようにT定規のような治具を作成。コレを根太に当てながら固定していく。

裏から見ると釘(ネジ)はこのようにむき出し。この三角空間を埋めるフィラーもパーツで出ているがそれは家とかガレージ用。この薪ラックは湿気を飛ばす意味もあるので敢えて使用しない。






ログ・ホームならではのノッチ部が被ってしまったので、その部分だけ屋根を切り欠く。縁からの直線は丸ノコでカット。奥の部分は当CAMPで最近大活躍のBOSCHマルチ・ツールでサクッとカット。














バッチリ♬

























ログ壁は定期的に塗装するので、刷毛が入りやすいように隙間を開けておく。20mmも開いてればOKだがほかの直線部と同じく50mm開けた。薪が乾燥しやすい風通し重視で。


住めそう?w
































屋根を付けたことによる弊害。ログ・ホーム壁面上方のセンサー・ライトの明かりが遮られて足元が真っ暗。ンで、早速センサー・ライトを薪ラックに追加した。LED20W(白熱灯200W相当)、もちろん3,000Kの電球色だよ。これで夜でも薪を取りに行ける。




さーて、カーポートに山積みにした丸太を斧で割っていよいよ積み込みだ。




【追記】

地震の揺れ対策で、ログ壁を縦に貫通するロングボルトとラックをワイヤーで繋いだ。擦れ防止のために気休めでシリコンチューブを通しておいた。

























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