2019/12/24

カングー スターターモーター交換 3


訳あって早起き。 当CAMPリビングから、クリスマスイブの夜明け。

















カングーを早く直して、代打のレンジローバーを開放してやらねば。レンジはカングーの2倍もガスを喰うし。






3本のボルトを、ここでは書けないくらいの時間をかけて外した。ふぅう。心が何度折れたか。







プラハンマーでスターターモーターを軽く叩くとゴロッと取れた。









ジャッキアップして、ウマかけて、下に潜って観察。もしかして下から抜けるんじゃないかという一縷の望みはまだ捨てていない。




うーん、無理っぽいな。腕が攣りそうだ。それでも諦めずに、遮熱板を苦労して外す。ひっかかって更に無理だ。(ここで遮熱板を外す必要なし)



オイルレベルセンサーが邪魔で抜けない。このコネクターをどうやって抜くのか調べるのに1時間を要すが載ってないし。よーく観察して、ピッキングツールでピアノ線をくいっと外してみたら難なく外れた。しかし、このセンサー自体を外さないと無理だった。あー、また無駄な時間を浪費。(結果的にココも外さなくてもヨシ。)



こうなるとやっぱりエキマニを外すしか無いということに決定か…。 



















赤丸印の触媒と結合しているナットっを外そうとするも、10mmレンチがヌルっとなった。えー!完全にナメたわけではないが、ちょっと焦る。排気系は熱と錆でナットが痩せる傾向にある。特に小さいナットは12角じゃダメだ。6角じゃないと。ソケットなら6角を持っているのであるが、スタッドボルトが飛び出ているので、長いソケットを入れようとしたらボディに当たって入らない。10mmで6角のメガネレンチは持っていなかったので、小田原と御殿場のホームセンターやアストロに電話してもどこも12角しかない。マジか。amazonもスグ届くのは無くて…。仕方ないので、邪道であるが、背の低い6角ソケットのスクエア側を半分だけ挿して飛び出たスタッドの逃げを作って緩めることができた。前日からCRC556を吹いておいたので、意外とあっさり軽く緩んだョ。


レンチは今はこの12角しかないんだね。大トルクかけるなら6角があったほうが良いよ。







2019/12/19

カングー スターターモーター交換 2


次に外すのはインダクションボックスか。トルクスソケットで長いボルト2本を抜き取って外そうとすると、狭くて無理。うーん、そっか、断熱材を外せばイケそう。













破かないように気をつけて外して、と。





















ギリギリの隙間を擦りながら抜き取る感じで取れた。現代車ってなんでもギリギリなんだなー。旧車のスカスカ感が整備性良くて好きだ。




エキマニと遮熱板。この下にある。と、言うことは、コレも外すのか…。はぁ。

肝心のスターターモーターの取り付けボルトが全く見えない。








ホースとケーブルを保持しているステーを外してみる。なんとかスパナが届く。たいていのボルトのスパナサイズは10mmである。







取れた。上側のプラが経年劣化で脆くなってて割れちゃったが、タイラップで留めればいいや。





エキマニ外すのに、エンジン吊り下げ用のステーが邪魔なので外す。一番下の丸い穴、最初はボルトかと思ったがなかなか合うサイズがない。おかしいな、と、思ったら、ただの丸い突起に挿してあるだけであった。奥で見えないから手探りで外してると全くわからん。ミラーは持ってたほうが良いよ。



腰をひねりながら左側から、右側から、行ったり来たりで遮熱板を外す。O2センサーを外すセンサー用レンチを持っていないので、知恵の輪やるようにぐりぐりやって、やっと外れた。O2センサーのケーブルを断線させないように注意せよ。



ボンネット外してあると前から頭突っ込んでできそうだけど、距離が遠いかな。外したボルトはパーツごと一緒にしておくように。


この刺さってるのがO2センサー。ここと、触媒の方にも付いてる。


遮熱板を外してもまだまだ先は遠い。エキマニ外して、その下側の遮熱板を外せば、スターターモーターの全景が見える!はず。




おいおい、ちょっと待てよ。エキマニのエンジン側のナットを外してエキマニを抜くためには5cmは後方にずらさないとならない。となると、この触媒のスタッドボルトが貫通してるから外せないじゃん。車体後端まで排気系全体を5~10cmほど後ろにずらさないと。うーん、マジか…。これいったん保留。


肝心の、スターターモーターを留めている3本のボルトが、ヒーターホースや電気系統の太い配線の束で覆われていて全く見えない。特に電気系統がガッツリ固定されていて動かない。ホースをかき分けていくと、ナットやボルトが見える。ん?コレか。急いで緩めて金具を浮かせてみると、さっきまで全く固くて動かなかったコードの束が動く!



それでも作業するには手前のバッテリーが邪魔だ。バッテリーを降ろし、バッテリートレーも外す。当然コンピュータも外す。コンピュータに挿さっている幅広のコネクターはサイドのストッパーを引きずり出してスライドさせると簡単に外れる。

ちなみに、フェンダーに写真のようにエプロンをかけておかないとボディーが傷だらけになるので養生しとくように。









トレーを撤去するとこんなに広々。








写真中央に見えるボルトも緩める。これもホース類を固定している。







ヒーターホースも全部外せば良いのだが、外したくないし。
正直言って外し方わからんからw
取り付け後に漏れたら困るし。





なので、ホースとコードの束をかき分けながら作業続行。








奥の六角ボルトが3本のうちの一番やりにくい位置にある1本。右10cmにもう1本。その下にもう1本ある。








まぁいいや。外せるかどうか、ソケットレンチを突っ込んで廻してみる。






1/2インチのソケットを使用。できれば12角ではない、6角ソケットをオススメする。流行りの12角だとナメる恐れアリなので俺は好かん。いちど緩んだら12角にチェンジしても良いけどね。というか、ココ、ユニバーサルジョイント買っとけばよかったわ…。チコチコ少しづつ廻す。もちろんラチェットも使ったけど安物なので振り幅が大きくてダメだ…。エアツールの先細ってるレンチがあれば楽勝なんだが…。はぁ、時間かかる。腰も痛ぇ。時間切れだ…。



2019/12/15

カングー スターターモーター交換1


カングーのスターターモーター交換方法であるが、世界中のWebを調べたが、載って無い。ヘインズのマニュアルには載ってるかもだが。ひとつ、海外のYouTubeがあったのだが、とにかく全部外してる。よーく観ると、そのカングーはディーゼルでエキマニが反対側にあるようで、ウチのガソリンの方がめんどくさそうだ。それしかわからない。日本のクルマ屋さんブログでも、とにかく大変だった、の、コメントしかないし。個人では皆無。いったい、何を外し、上からやるのか、下からやるのか、アプローチ方法がまったくわからん。コレ買った○○オートに電話して聞くと、営業さんはメカのことわからんし、ただ面倒だよ、と、言いう。確か、工場で1時間半もかかってたよ、とのこと。プロがやって1時間半か。俺がやり方考えながらもたもたやってもその10倍はかからんだろう、と、高をくくってジャッキアップから始めた。

コレ観てやる人は、まず、ボンネットを外した方がよいよ。俺は横着して付けたままやる。途中で後悔することになるので最初から外すべし。


心折れたわー。下から見るとスターターモーターがちらっと見える。左方にボルト3本で固定されてるのだが全く見えない。そのボルトがもし抜けたとしても、スターターモーター自体がこの狭い隙間を抜けられるとは思えない。と、言うことは、上の部品全部外して上から取り外しか。でも、知恵の輪的にやれば抜けるのかも、と、一縷の望みを託して、下に潜ったついでだから、ソレノイドに接続されてるプラス線のみなんとか外す(コレは後でやれば良いので不要)。
















ジャッキアップしてると届かないので、ジャッキを降ろして上からクーラントタンクを外してずらし、吸気パーツも摘出。







まだ何も見えない。

次、インダクションボックスを外そうとしたら、あら、六角じゃなくてトルクスかよ!

トルクスのソケット持ってないからAmazonでポチる。そんで本日は終了。








翌日届いたE型のトルクスソケットセット。トルクスにはT型とE型があるんよ。関係ない人にはどーでもいいねw これPWTという台湾ブランド。なんか良さげ。







工具がまだまだ足りない。トルクスセットを買っておけば今後も困らないから、ま、いっか。






しっかし、自分で交換できるのかな?エンジン降ろした方が早そう。カングーの整備性悪いのは有名だそうだ。自身喪失中である…。



2019/12/12

カングー スターターモーター不調


カングー絶不調。スターターモーターがうんともすんとも言わない時がある。調子が良いと1発でかかるが、5~20回キーを捻ってやっとかかる。こないだはレッカー覚悟していたのだが90回目でかかった。毎日使ってるので非常にやばい。停めるたびにかからなくなるときもある。本日14万キロに達したのでまぁこんなことも当然といえば当然か。大電流が流れないとスターターは廻らないのでどこかで接触不良と読んで、バッテリーターミナルのカバーを開けたら中がこんな。これか、と思って清掃してやるも変化なし。







エンジンルーム内のヒューズボックス内のヒューズ端子を磨くも変化なし。こういう場合はリレーの作動不良に絞られた。





ピンクのはフュエルポンプのリレーらしい。他のがわからんが端子は綺麗。リレーの中身の動きが渋くなっていても外見ではわからん。たぶん原因には絡んでないけど忘備録で写真を載せておく。


キーを捻った時にスターターは無音で、廻るときと廻らない時があるということは…、やはり、スターターモーターのソレノイドスイッチの劣化が濃厚。

ワイヤリングダイヤフラムを確認すると、リレーは使われていないので、スターターソレノイドの劣化に決定(か?)。時間無いのでリビルドのスターターモーターをポチ。

カングーのスターターモーターはエキゾーストマニホールドの内側で手が入らず交換は相当面倒らしいがやるしかない。時間なくて薪割りも銃も撃てないのに試練はやってくるナー。


作業前に、念のために、昔お世話になったディーラーのS工場長に電話して訊いた。ホントは電話で訊くなんてNGなんだけど、背に腹は換えられない。そしたらやはり、スターターモーターはヒューズを通っていないとのこと。症状から、ほぼスターターモーターが原因とのこと。これでほっとして作業に取り掛かかれる。

Sさん、ありがとうございました!

















届いたよ、リビルドのスターターモーター。アメリカンV8に比べると軽くて小さいナ。でも作業はすぐできませぬ。