今宵のCAMP HAKONE。帰投して灯油缶を降ろしながら空を見上げれば、濃霧の中から一瞬だけ月が顔を出した。唯一残っている黄金色の紅葉が華を添える。文字通り幻想的な風景。日常生活を美しい非日常の世界で過ごす機会を与えてくれたみなさまに感謝。
2021/12/14
2021/06/10
ガレージエアコン設置 下巻
まず室内機を取り付ける。室内機背面から出てる配管を伸ばして束ね、壁の穴に通しやすくする。室内機自体は8kgと重くはないのだが、担ぎ上げて脚立に登って壁穴に配管を突っ込ンでから据付版に引っ掛けるわけだが、普通は2人でやる作業。しかも通常より高い位置にしたのでアタマの上に室内機を乗せながら結構ヤバい姿勢でキツかったがなんとかできた。落としたらシャレにならンし。当然写真なんてないよ。
壁から出た配管。
トルクレンチはエアコン専用ではないけれど、クローフットと組み合わせて使用。
あんまりやらない方が良い横引き配管。室内機から出た風がペンダントライトに直撃しないようにすると設置場所はここしかなかった。配管出口を反対側にすると下地材が5本も束になっていて穴が開けられなくて。窓を避けてるとこうなる。
室内機からじゃんじゃん出る水がうまく流れれば良いので、ドレンホースをゆるく傾きをつけて固定してやる。やってて思ったのだが、見栄えは悪いが45度の曲がりにすればよかったなぁ、と。
しかーし!配管を設計通りに曲げて這わせてみると、なんと、10cm短くて室外機に届かない(泣)。窓間中央は諦めて少し手前から下に向けて曲げ直して無事長さを取り戻した。
ざっくり位置が決まったらコンクリートブロックの上に室外機を置く。ここ、プレートで転圧してあったので砕石をどかしてブロックは置いただけだ。
室外機側も配管を接続する。細い方が液化ガス、太い方がガス管。
こないだ町役場から、すぐ隣の仙石原の高原地域でツキノワグマの出没が確認されたので注意喚起があった。こっち側、裏手だもんでガサガサ音に敏感になりながら作業を進める。
ガスチャージバルブを全閉にして取り外して完了。銅管剥き出し部分は後で断熱材をきっちり巻いておく。
次は電源関係。
まずは室内機と室外機を繋ぐ制御線の設置。
電源に加えてアース線を繋ぐのだが、アース付き機器を接続するときに毎度悩むのがアースをコンセントにどう挿すか。当CAMPのガレージコンセントはすべて米国から輸入したアース付きの3つ穴なのである。トイレもエアコンもアース線は別に接続するようになっているからアース差し込みの1本棒の製品を探しまくったが無いので接地コーナーキャップをバラして作ってみた。
丸型圧着端子を付けてこのように接続。
まだまだやることいっぱいある。壁に空けた配管穴の隙間をエアコンパテできれいに埋める。
試運転して冷房も暖房も問題なしなので化粧カバーを設置する。雨樋のように壁面から浮かして設置する。これなら壁面塗装の際にも邪魔にならない。未来工業製のスッキリフロートはホームセンターでは売っていない製品。
お疲れ!俺!
Tweet |
|
2021/06/05
ガレージエアコン設置(硫化水素ガス対策作業)上巻
ガレージの懸案だったエアコンをついに設置。暖房は灯油ファンヒーターが圧倒的に暖かいので冷房目的である。ここ強羅は森の中で真夏でも涼しいのであるが、ガレージの天井はカンカンに陽が当たるのでやっぱり蒸し暑い。天窓を開けたり2台の高効率な工業換気扇で溜まった熱気を抜くことはできるけど、より快適さを求めるならやっぱりエアコンが必要だ。
20坪、約45畳なので下から3番めの10畳用にした。居住棟も53畳を同じ10畳用で賄っている。俺は冷え過ぎはキライなのでまったく充分なのである。
Y!ショッピングで本体やダクト類が届いた。配管キットや架台などはホームセンターで。
まず室内機の据付板を取り付ける。これつけるといよいよという感じでテンションが上がるよ。
さて、ここからちょっと手間がかかった。室外機のバラシである。火山ガス(硫化水素)から銅・鉄・真鍮を守るためにコーティングする。温泉地の宿命である。
冷媒管はこのように銅管だらけだ。除湿機は毎年穴が空いて冷媒漏れしている。
マスキングが面倒くさい。
マスカーがひらひらと塗装面にくっつくのでマスキングテープで押さえたり結構大変。
だんだん飽きてくる…。
梅雨前のドピーカンに何やってンだか。
マスキングしてて、うーん、と、思ったこと。結構奥まっていてスプレーしにくい部分はどうするか。多めに吹くと垂れがすごいし…。ンで、作ったのがコレ。潤滑剤のノズルを移植して、先っぽをライターで炙って90度曲げた。
結果はバッチリ!噴射の反動でノズルが反るのでそれを見越して吹く。
今回はジンクコートにしてみた。
居住棟のエアコンもエコキュートもソフト99のボデーペンのクリアだったのだが、冷媒管なので放熱のことを考えて亜鉛ということで。クリアだとマスキングしなかったかも知れないが、マスキングの手間はあるが塗り残しのわかるジンクコートは作業がしやすい。
次、制御基板。パナソニックの制御基板はシリコンディップでコーティング済と謳われているので安心だったのだが、ジンクコートを吹きながら基盤裏面を覗くとなんかコーティングされてないみたい。
上面は確かにやってある。
隙間から確認できていたけれど、やはり裏面はコーティングされていなかった。上面はヤモリが入り込んだり雨水が溜まったりでショートする事案が発生したかららしい。裏面はICやコンデンサーが剥き出しである。インタホンの基盤で使った防湿コーティング剤が8割方残っているので塗ろうと出したら中身が固まってて再度発注…。
いよいよ組み上げである。そこで一点、疑問が発生。
制御基板のコネクターはすべて形が違うので接続間違いが無いということで、ぱーっと全部外してしまったのだが、あとでよくよく見たら、コネクターの数が2個多い!極小のと普通のと。あれ?どこかに線があったっけな?と、ネット調べたりで時間食ってしまった。ほかに配線は無いし…。サービスポートかもな。ま、設置して試運転して問題なければいいや、ということで。
外板を留めているビスを外すと外板の塗装が剥げてしまっている。アイボリーの塗料を塗って締め込むと剥げた部分が覆われてリカバリー。
Tweet |
|
登録:
投稿
(
Atom
)