2020/05/21

物置設置工事 4 〔独立基礎編〕

水盛


遣り方開始。手前側は杭を打つスペースがなかったのでアングル材を擁壁にボルトオンして代用。水平はペットボトルに赤インク垂らした水盛り管で。




直角は三平方の定理でやるんだけどズボラして指矩(さしがね)でだいたいでOK。ほかにもやることあってなかなか進まん。




次はガレージであるものを工作。余ってたポリカーボの波板を30cm幅に切って輪っかにしてリベットで留める。







ボイド管の根元に置いて型枠にするのである。



ボイド管の位置も水糸を使って正確に出さねば。これ失敗すると取り返しがつかない。多少曲がっててもどうせ見えなくなっちゃうから、というのはダメ。見えなくてもきっちりやるのだ。



本日の作業メシは肉じゃが。体が汚れてるので、もちろん外で。









玄関先が作業場。立って作業するのに高さがちょうどよい。


ボイド管をマルチツールでカット。4ヶ所それぞれの長さが違うから、きっちり寸法を出すのにこれまた手間取った。




ボイド管の根元部分をこのようにカットしてコンクリートが周囲に出てくるようにしてやる。







こんな感じで完成。





鉄筋も準備せねば。

 






ボイド管を慎重に垂直に立てる。ベースコンクリートの表面が水平になっていればよいのだが、微妙にそうでもないのでボイド管を回しながらなるべく垂直に立つ場所を探る。水平器はダイソーのでも充分だ。微妙な調整は何度も引き揚げて粗ヤスリで脚を削って、の繰り返し。ベースコンクリート表面のレイタンス除去のために泥にひざまづいて雑巾で拭いて多少でも密着度を上げておいた。
コールドジョイントといえばそうなのだが、ベースコンは捨てコンなのでこの柱と一発打ちしてないかぎり無理なので、まぁそこは考えない。ボイド管を剥がしやすくするために内側にはオイルスプレーを塗布(オイルはあまり良くなかった。シリコンスプレーのほうが格段に剥がれやすい。)。鉄筋を通しておくことも忘れずに。懸案の固定であるが、下部を少量のモルタルで固定しといた。固まったら上部も垂木で固定する。雨が降らなくて今のところラッキー♪



笹を刈ってから作業を始めたのだが、またこんなに伸びてきちゃったョ。

あー、ここまで来るのは長い道のりだった。建築って生コン流すまでが大変なんだよなぁ。



生コンを流し込むにも斜面なのでバケツで一杯ずつ運ぶのもナンだし。ンで、考えたのが、ポリカーボネートの波板を丸めて樋を作った。丸めるとこの波形状がリブになってさらに強度が増すのである。



その間に、物置を発注。今期内に経費とするために早めに発注しといた。しばらくこのままなので雨養生しとく。センスの欠片もないアホなブルーシートは使わないよ。オリーブドラブシート。
床板のイタウバマットグロッソも到着。色合いはかなり黄色い。すぐにいい感じに赤みを帯びてくる。不思議だ。

板材も、何ミリ厚の何ミリ幅のを何ミリの長さを何本って、必要剤を割り出すのってこれがまた大変。こういう作業をやったこと無い人にはちょっと想像できないと思う。


あ、そうだ、生コンを流し込む前に、穴に落ち込んだ泥や枯れ葉を吸い出してきれいにする。15年前にホノルルのホームセンターで買ってきたブラックアンドデッカーのブロワーを臨時改造して掃除機にした。











ねこに砕石30kg+砂10kg+セメント5kg+水10ℓをスコップで練るのが腰と肩と腕にくる。その前に砕石をガレージ前からスコップ13杯くらい積んで下り坂を転げ落ちないよう踏ん張って運んでくるのがこれまた足腰にくる。運動不足解消の域を超えてるw 

ベースコンに接する部分は若干固めに練る。固いほうが強度が出るし、柔らかすぎるとカットしたボイド管の下から流れ出てしまうのでそこそこに。

余ってたポリカーボの波板を使うのはホントナイスアイディアだと思った。




これまたナイスアイディアだったのが、先の部分にウェスを取り付けた。これがないと、砕石が勢いついて穴の壁に当たって泥がガンガン崩れてしまう。ボイド管は固定してあるのだが、砕石がガンガン当たるとズレかねないからだ。

ボイド管の下から良い感じに生コンが出てきた。ある程度出てきたら今度はバケツに生コンを入れて、シャベルで周りから直接生コンを入れる。  



鉄筋は固定しなくても生コンを少し流し込んだら真ん中に立ててやればいい。






どう?カップケーキのようなw この型枠無くて全面に生コンを出してもよいのだが、無駄な量を使うことになるし、大した手間でもなかったので。


あとは緩めの生コンで空気が入らないように。砕石を運んでは空練りし、水入れてよく練り、流し込む、を、繰り返す。午後スタートだとやっぱり深夜になるね。長い方2本で生コンねこに8杯。あー、カラダガタガタ。


天面の調整が難しい。ボイド管の長さがそれぞれ違うし、生コン屋さんに頼んだ均質の生コンでもないので硬化時の痩せがまちまちだ。硬化して行く状態を見ながらトップにモルタルを足してコテで均す。まぁ、微妙に1~2mmの変動は誤差の範囲ということで。実際は結構うまくできたと思う。


生コン打設完了ー。やっと折り返し地点に来た、かな?これに雨養生して1週間くらい放置。やっと休める!え?今まで休みじゃなかったの?ってか。 新型コロナで仕事激減だからできてるコト。でもなー。あーあ。

ここまで雨の合間を縫ってやってきたがかなり雨が多くなってきたので区切りの良いところまで作業完了してギリギリセーフ。悪いことばかりじゃない。ベニヤ版を被せて1週間は養生だ。