2015/11/19

カングー キーレス・エントリー・システム純正化


練習機カングー1というかちょっと前のルノー車の本国仕様キーレス・エントリー・システムの周波数帯が日本の電波法にそぐわないために、日本のディーラーによってオリジナル・キーに仕込まれた回路を使用不可にして、別体の電波の弱いリモコンを使用するようになっている。そのリモコンのスイッチの赤いゴム部分が10年ほどでボロボロになる。油断して中の金属円盤を紛失してしまったのでヤフオクで中古をゲットして中身を交換してやった。

現代車とは比較できないくらいな原始的なメインキー。まぁ商業車なので。


ついでにオリジナルのキーレス・エントリー・システムを試してみた。電池のプラス側が削除されているので再生してやるだけで使用可能になる。

しかし、当基地のはウンともスンとも言わない。テスターで追っていくと極小サイズのタクタイル・スイッチがダメなようだ。

スイッチをブリッジしてやったりイロイロいじっていたら、司令官が、「なんかカングーのランプがチカチカしてるんだけど」と、言う。エッ! 振り返ってカングーを見ながらもう一度ブリッジさせたら車体側が反応してるヨ! 施錠・解錠できっちりアンサーバックのハザードランプが点灯する! 車体側の受信機も潰されてたら厄介だと思ってたのでヨカッター。

タクタイル・スイッチが原因とわかれば交換するだけ。基盤の細かいハンダ作業は不得手なので避けたかったが覚悟を決めてAmazonで部品を探し始めた。コレ交換するのはキツイなー。俺、電子系弱いし。でもまぁスイッチはON-OFFだけだから大丈夫だが、この極小さの前にはハンダ作業の自信なし。。。

スイッチを交換するためにふと構造をよくみれば、単純な押しボタンなんだからオーバーホールすれば治るカモ。もし壊しても50個で500円とかで買える安い部品だし。細いピッキングツールでカシメを広げて分解し、金属製スイッチ板を取り出して磨く。小さな箱の中の電極も磨く。そして押しボタン部分を戻して軽くカシメて完了。
右にある小さい物体がスイッチ板。


















そしたら完璧に治った! キー外側からの押し具合も良好。日本ディーラー製のリモコンはせいぜい2mの範囲でした使えないが、純正は電波が飛ぶ。早速、基地前の16m道路を渡って25mほど離れてテストするときっちり作動する。ハザードが点くから施錠・解錠がわかる。アタリマエなのだが旧車しか乗ったことのない原始人的俺は感動モノだwww


実は、以前にハンダ付けで電池ホルダーを復活させてあったのだが反応しなかったのでハンダゴテの熱でICチップを壊しちゃったと思い込んでいたから得した気分。諦めずに何度もチャレンジすれば成功する、コトもあるw


結局、リモコンが2系統に(;´・ω・)。



【追記】

キーが味気ないので、ebayでウレタンカバーをチャイナから、ラバーストラップをブルガリアから輸入しました。想像通りの出来上がりで自己満足♬


【さらに追記】

そういえば、この純正キーレスでアンロックすると、ウィンカーのアンサーバック以外に、室内灯も点灯するようになってたよ。これもまた嬉しいっす♬


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