2013/09/07

クラシック·レンジローバー、燃料タンク内、初公開!


いよいよ今日は大仕事。ティは、遊んでくれないの?という怪訝な顔。















燃料フィルターの錆詰りの原因、燃料タンク内を確認するぞ。あのフィルターの詰り具合から99%タンク内は錆だらけだろう。タンクを降ろして錆を除去してからシーラーをタンク内にコーティングするという作業だ。まずは燃料ポンプを抜き出してタンク内を見てみよう。荷物を降ろしてカーペットを剥がす。


その下の防音マットも剥がす。防音材だけあって、これ結構重たいね。

あれれ?燃料ポンプへのアクセス·プレートが無いじゃん!ハッチを開ければ燃料ポンプが見えるアレだよ。あちゃー、’89年式ってまだハッチが無いんだ... ってことは、この下の波板のフロア·パネル1枚丸ごとを外さねばならないってことじゃん。20ヶ所くらいリベットで留まってるし。
でも、外さないと進まないからやるしかないか。ん?? ってことはリア·シートを降ろさないとだよ₍><₎。ひゃー。ガレージ狭くてドア全開にできないから降ろせないし。どこまで大変なのさ。とりあえず、外に出そう。



ジャッキやら何やら片づけてから閃いた。あれ?そっか!リア·シートを全部前に起こしちゃえばいいンじゃないか!ヨカッタ~。さて、ドリル持ってこよっと。

















あらら?またもや問題発生!ここのリベット、カーペット·フィニッシャーが被さっててドリルもリベッターも真上から打てないじゃないの。






真上から見ると、ホラ。リベットが見えない。







涼しい日だと思ってたのに汗が出てきた。こんな時はキンキンに冷えたバニラ·コークで一服。ンマイ!...ゲップ~(*´Д`)=3   失礼。









よーく考えて、と。シートを固定してるボルトとトリム·スタッドを抜いてやる。






シートをよっこらしょ、と、浮かせてからフィニッシャーを抜く。ホラ、取れたぜー!!これでリベットが全て露出した。








ランチ食べて休憩っと。ティも満腹で腹出して寝てるし。横に添い寝してやるとこっちに寝返ってきて甘ったれる。ヨチヨチ、と可愛がってから、さて、またやらねば。









ドリルで揉んでリベットをひとつづつ外してゆく。切り粉が出るからあんまり開けたり閉めたりしたくないね。















テール·ゲートのフィニッシャーも外す。







今日のファッションは裸の大将でw









外れますた!


そこにはお目当ての燃料ポンプが!


ジャーン!丸見えになったぞ!フレームにボディが載ってるだけって構造がわかる。フレーム関連には錆が一切無い良好な状態でちと嬉しい。


リターンやらいろんなホースが繋がってる。右下の太いのが給油用スリーブ。

左側面にはセンダー·ユニットがある。燃料の残量を計るアレね。




燃料ポンプの周囲を清掃してゴミが入らないようにして、いよいよ御開帳だ。これでこの1年間のトラブルの原因が明らかになる!

ズルズルとポンプを引き揚げる。なんでタンクの中にあるかというと、ガソリンでポンプ自体を冷却するためだよ。外に付いてる車種も多いね。俺は外がいいよ。外付けに改造するのも手だなぁ。イイかも!

ギリギリの穴のサイズなので知恵の輪的に引き出す。












見てよ、このストレーナー。錆がびっちり。









これが秘密の燃料タンクの内側だ。やっぱり錆で真っ赤だった!

楕円の囲いの中が燃料ポンプの鎮座する場所。底に赤錆がたっぷり溜まってる。

推測通りでホッとしたけど、これどうする???

はぁ。


ストレーナーが乾いたらこんな感じ。コレじゃ吸い込み悪いよね。ポンプのストレーナーが詰まってて、ココを通過したもっと細かい錆が燃料フィルターで詰まってた、という2重苦だった訳だ。



軽く落としたらこんなに取れた。ヤバイね。











科学の実験じゃないよ。ストレーナーは分解できないから、ポンプを動かしてストレーナーを揉みほぐして詰りを取る。循環させてる液体はパーツクリーナーにシリコンを混ぜたもの。

錆を取り除いたらまた綺麗な液体を循環させる。これを6回くらい繰り返したら錆がほとんど出なくなった。





このポンプ、まだ1,200kmくらいしか使ってないからこのまま再利用するンだ。ほら、綺麗になった。さてと、お次は燃料タンクを降ろすかナ。やっと本題に入る。けど、腰が重い...







2013/09/04

クラシック·レンジローバー、衝撃の事実... 


今週もやってるクラシック·レンジローバー。禅問答のような、ブラック·ホールのような、終わりの見えないスパイラル... 発症してから丸1年やってる... しかーし!  遂に終止符が打たれようとしている! ほんとか!? 俺もまだ、わかんなーい₍ローラ風₎!  













【症状と経過のおさらい】 
◇走り出して30~50分程で発症。
◇加速しなくなり、平地で50km/h、勾配で10〜20km/hがやっと。
◇しかし、エンストはしない。
◇空ぶかしすると4,000rpmでストール。
◇ストール時にスロットルをさらに開けるとボコボコいう。
◇時間の経過とともに症状が徐々に悪化する。
◇冷間時は発症しない。

2012年5月、燃料ポンプ交換と燃料ライン清掃。
2012年6月、当基地就役。105,584km
2012年9月、発症。1日経つと直るが、走行~発症を何度も繰り返す。

BOSCH認定整備工場カレントテックセンターの点検でも症状を確認するも各部異常なしで原因不明。106,137km

【その時の整備項目】
◆イグニッションシステム点検
◆フュエルシステム点検
◆スロットルポジションセンサー点検
◆エアフローセンサー点検
一旦引き取り、イグナイターを交換したら全て正常になった。温まっても発症せず。その後300kmほど乗ったある日、片道2時間のドライブの帰路で再び発症。

2013年7月にランドローバー·ジャパンの正規工場だったトノックスに預けるも、やはり原因不明で戻された。ディーラーの工場でわかんないコトを俺がわかるのかよ!

という流れだ。さて、原因は何でしょう?
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いよいよカリフォルニアから取り寄せたECUに交換してテスト。横着して現行の本体はそのままでコネクターだけを挿し替えた。恐る恐るキーを捻るといつも通りエンジン始動!暖機を待つのももどかしく、スロットルを踏み込んでみた。すると、4,000回転で見事にストール! はい、テスト終了。現行ECUは正常だった。不正信号がECUに流れてきてセーフモードに入ってしまうのか?やっとみつけて朝4時に起きて落札したのに。無駄だったか...  なんとなくそんな気はしてたンだけどね。ECU、ひとつ余っちまった...
 


で、このところ、冷間時にも関わらず回転が上がらなくなっていた。オカシイ... 
整備に心得のある方ならここまで読んで原因はあらかた目星がついただろう。ヒントをいくつか書いてある。
















んで、今日は燃圧を計りまちゅよ。ヤフオクでゲットした燃圧計測キット。赤いケースがイイ。

もうこうなりゃ燃料しかないでしょ! 右側後部に潜って燃料フィルターを外す。燃料フィルターの代わりに燃圧計のT字ジョイントを割り込ませて計る訳だ。



高圧がかかっているので、フューエル·ポンプのリレーを外してエンジンをかける。燃料が送られないので数秒でストール。こうして圧を下げてから燃料フィルターを外す。





エンジン側のホースをクリップで止めてやる。








フィルターを外したら案の定、錆で汚れたガソリンがドバドバ出てきた。やっぱりだぁ~~~!







これじゃ燃圧計を接続したら錆がインジェクションに直通だ。計測中止!中止!





バットに溜まったガソリンが蒸発すると、そこには微細な赤土の粉のような堆積物が。この細かい錆がフィルターに詰まっていた訳だ。フィルターの逆サイドからパーツ·クリーナーで圧をかけて洗浄して再装着。早速エンジンをかけるとストレスなく5,000回転以上廻る。テスト飛行したところ全く問題なく加速する。コレだったか... 











2012年5月に燃料ポンプ交換と燃料ラインの清掃がなされ、6月に当基地に就役。発症が9月で、まだ500kmほどしか走ってなかったので、まさか燃料フィルターの詰りだとは思わなかった₍><₎。それに、最初に持ち込んだカレントテックセンターでフュエルシステム点検がなされている。燃圧が怪しいと思っていたのでしつこく訊いたところ、発症中にも燃圧は正常だったと言うので信じたのだ。数値はどこにも記録されてなかったし。本当は調べてなかったンだろうな。燃圧を計るには燃料フィルターを外してそこにゲージを装着するので、このように赤錆ドバドバですぐわかるから!
 
言い訳をするとすれば、この2つのトラップに陥ってしまって燃料系のチェックを怠り、電気系ばかり探っていたのだ( ˘•ω•˘ ) このあとイグナイターを交換したらなぜか症状が治まって300kmほど走れたので直ったと思い込んでいたのはご愛嬌。苦労してイグナイターをリロケーションしたから神様がちょっぴりご褒美くれたのかも。不思議だけどね。

温まるとストールが発症する、と思い込んでいたのだが、そうではなくて、しばらく走行するとフィルターが錆で徐々に詰りを起こして発症。走行すればするほど症状が徐々に悪化するということは、さらに詰りが酷くなってゆくからだった。冷えると治るというのも間違いで、時間をあけると錆がフィルターから落ちて詰りがなくなっていた訳だよ! ココ重要! 試験に出るよ! メモしておけー!!

カレントに持ち込んだ時の当ブログでも、俺は「ペダルを踏みつけると、排気音がボコ、ボコという。こりゃ燃料が行ってないな、参ったなぁー。」と記していたのだが、それが正しかった... まずは自分の五感を大切にしよう。1年間に渡って、調べる時間と、お金と、手間を無駄にしてしまった。何より原因がわからないという気苦労が一番大きかった。ヒストリックカーを手懐けるというのはこういうことだ。

2代目オーナーだったネコパブ某編集長の整備伝票をひっくりかえして確認すると、2006年9月に燃料フィルター詰り、交換とある。この時、走行99,469km。整備記録はカルテだから重要だね。この個体は当時からこの症状が起きていた。ガソリンタンク内は錆で相当重傷ではないかと推測できる(´;ω;`)ウゥゥ。せっかく交換したばかりの燃料ポンプもダメになりかねないので早急に対処せねば。タンクを新品に交換したら簡単なのだが、セコロジストを自認する俺としてはやることはひとつ。タンクの錆取りをしてから再発防止のために錆止めコーティングをするのだ。こう書くと簡単そうだが面倒だぁー!

↓テスト飛行後、心なしかレンジが嬉しがってるように見える。やっと原因がわかったンだもんな。でも、タンクの処理して暫く様子をみないと結論は出せないな。今までが今までだったからさ。ポジション·ランプをLEDに交換したので白くて明るい。さてと、やるか... 













































P.S.
テッポウユリさん、そのほかご心配いただいている方々、ありがとうございました。たぶんこれで治ると思います。「たぶん」ですよ!

2013/08/29

クラシックレンジ、ちょっとSMD



途中で休憩~♪ エンジンの調子治ってないけど、ポジション·ランプが黄色くて弱々しくて気になってたのでLEDランプにしてみた。

古めかしい砲弾型は嫌いなのでSMD。G18型ランプで3チップ×6=18連。もっと多いのあるけど明るすぎだ。
左がSMD、右がノーマル電球。SMDは明るくてシャープだけど青っぽいね。やっぱり電球がいいのかな。旧車っぽい暖かさがあるもんね。電球の方がウィンカーのオレンジ·レンズもうっすら明るいし。電球でキセノンの明るいのがあるからそれにするかも。

2013/08/26

ECU、届いたっす♬


帰投したらCAから届いてた。ebayで落札してからちょうど1週間。割と早かったナ。









クラシックレンジの頭脳ともいうべき最重要部。ECU(Electronic Control Unit)だ。EFI(Electronic fuel Injection Control Unit)とも言うね。エンジンはこのコンピュータからの指示で動いてる。当基地の個体は’89年式の3.9リッター。この排気量は米国向けなのかヨーロッパには見当たらなかったなー。その多くは3.5リッターと最終型4.2リッター。従って、このPRC6999という3.9リッター用のUSEDのECUはあんまり出回らないようだ。ふぅ、運良く見つかってヨカッタよ。でも、これに交換して症状が治まるか保証はナイ!けど、またひとつの容疑が晴れて包囲網はより狭められるからさ。週末作業が楽しみなような怖いような。あれ?土曜日は睡眠薬を使う胃カメラの定期検診だったか。日曜は出かけるし、できんのか?

2013/08/25

クラシックレンジ、ちょいとテスト


このブログのコメント欄に、通りすがりのRoverV8乗りの方から親切なアドバイスをいただいてる。彼曰く、熱が入ってからの不調ならECUのカプラーの腐食かも、ということ。ちょっとやってみた。


コネクターの雄雌側とも結構綺麗で腐植らしい感じはないなぁ。接点復活スプレーをたっぷり吹いて再装着した。





このハーネスに並行して付いてたレジスターも脱着。これが点火コイルから来てるやつかな。


そしてテスト飛行へ。今回は10分ほどで症状が出た(´-ω-`)



もしかするとECUがセーフ·モードに入っちゃうンじゃないかな。セーフ·モードとは、安全のために回転は上がらないけど、エンジンは掛かってとりあえず走ることができるモードのこと。もう少ししたらカリフォルニアからECUが届くので、それに交換してみて症状が同じ状態ならその可能性が高い。どこかのセンサー信号が異常値でコンピューターがその信号を受けてセーフモードに入る。そうであれば、通りすがりの方が言う通り、怪しい部品を一つ一つ交換していくしかないですな...




ティの散歩から帰ったら裏庭に大きなツユムシが居た。もう秋だなー。パタパタと飛んだらティは驚いて逃げちゃってるしw 

2013/08/19

いやはや...


いやー、恥さらしだった。買ったリレーはNG。エンジンが始動しなかったのだ。よくよく見ると外したBOSCHのリレーにはダイオードが入ってるンじゃん₍赤丸参照₎。 汎用リレーって普通は極性が無いンだよ。ところがレンジに付いてるリレーは極性ありのタイプだった。これは汎用って呼べないぞ。ネットでざっと探したけど国内では見つからなかった。英国に発注しとこ。




とりあえずFuel Pomp RelayとMain Relayをチェンジして再度取り付けた。その際、接点復活スプレーを底の穴から吹いておいた。このスプレーは結構効果あるので、もしかするとこのまま治っちゃうかも。

テスト飛行に出た。


















プラグ·コードとイグニッション·コイルを新調したからか加速がイイ!今まではなんかモッサリしてたのに。伸びが違う。へー、こんなに体感できるもんなんだね。このまま調子良くなってくれよー。


コーナンへ外したサイド·シルのネジを買いに寄る。ネジ頭の+穴が潰れちゃってて見栄え悪いからさ。







暫く港北方面を流す。そして1時間。症状が発生した(ノω・、) ウゥ・・・。2個のリレーをチェンジしても発症ということは、リレーじゃなさそうだな... よし、次の疑わしい個所を探ろう。えーっと...