2010/02/12

GUNS OF THE WORLD


★注★
GUNに興味無い人は長いし解らないので読まなくていいぞぉ!

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YouTubeに俺がコーディネイトしたGUN VIDEOが外国人に勝手にアップされてた。そんなことはよくあることだが、驚いたのは120万ビューを超えてたり、コメントがいまだに全世界から1,500超も寄せられたりしてるコト。こんなに海外でウケ続けている作品はかつてなかったはずだ。

河田町時代のフジテレビの映像企画部部長は、押井守監督の映画「ケルベロス 地獄の番犬」の企画人でGUN好きだった。その部長がGUN VIDEOを作りたいと言い出した。俺の勤務先はフジと協力してビデオを制作していたので、GUN好きな俺に早速相談が来た。最初の企画は、適当な射撃場でそこにあるGUNで撮影するというもの。それだとよくある安いGUN VIDEOと変わらないのでNGを出した。銃の種類もカラシニコフ系が中心だったので、それもNGだ。日本では西側のガンマニアが多いからな。俺の考えはこうだ。将来的にも価値のある作品とするために、系統立てて構成すべきと思い、世界的な銃器の権威・床井雅美氏に監修を仰ぐことだった。収録したい機種をリストアップして何度も打ち合わせを重ねた結果、床井氏と導き出した答えは、ハンドガン系、ミリタリー系、特殊系の3つに分類をすることだった。ハンドガンはオートマチックとリボルバー。ミリタリーは軍で採用されているM16やAKなどのアサルトライフルや、M2ヘヴィーマシンガンなど。特殊系は世界の特殊部隊などで採用されている珍しいGUNをまとめた。エアガンブーム全盛の頃だったので、採算を上げるために人気エアガン機種を厚めに構成した。制作費は土地付き一戸建てが1軒買えるほどかかってしまったが、もうリクープできたと思う。フジのニュースでも戦争や事件の資料映像として何度か流れた。ビンラディンの傍らにあるAKS-74uはコレだ、というような用途だ。

スミソニアン博物館招聘研究員でもあった床井氏にお願いしたことによって、世界的にみても真似のできない驚きの内容となった。スイス、ベルギー、ドイツでの2週間に渡るロケだったのだが、銃器メーカーの協力による市販していない特殊なGUNや、世界的注目に値する試作段階の最新GUNもがバッチリ収録してあったのだ。それに、ベルギー軍やメーカーの射撃場でも撮影させてもらうなど、尋常ではない世界的銃器コネクションを駆使した作品となった。

大したことなさそうだが、あと俺の拘った点は射撃手の衣装だ。ホノルルにプライベートで行った際に大男用の黒いファティーグとキャップ、そしてコンバットブーツを3人分買ってきて、それを着用してもらった。いい加減な衣装だと、作品自体もそのように見えてしまうからだ。

音楽が当時っぽいが、ま、観てくれ。

未市販フルオートハンドガン。ポップコーンが弾けるように吐き出されるカートがそそる。100万超アクセス1,500超コメントの世界的人気GUNだ!

世紀の長寿名器・ブローニングの重機関銃。「ランボー最後の戦場」のクライマックスでスタローンが撃ちまくるアレだ。1発で人間チギれる。

エアガンで製品化されて大人気を博したが実銃は市販されなかったファブリック・ナショナル社製P90。120万超アクセス、1,300超コメントだ!

ストリートスイーパー(道の掃除屋)と呼ばれるフルオートショットガン。コレなら30人ぐらいの暴徒に襲われても大丈夫かも。世界的に禁止傾向にあるサイレンサーを着けたサブマシンガンのデモも貴重だぞ。   

薬莢の無い次世代突撃銃として開発されたが、未だに発売されていない。弾薬には湿気が 大敵だったか。





















アタッシュケースに入ったサブマシンガンだ。映画では観たことあったが。   

そのほか、M16のベルト給弾プロトタイプや、ナイフと見せかけて油断させて撃つナイフピストルなど、計109挺を収録している。 http://hp.ponycanyon.co.jp/short/sakuhin/PCBC000050401/ http://hp.ponycanyon.co.jp/short/sakuhin/PCBC000050402/ http://hp.ponycanyon.co.jp/short/sakuhin/PCBC000050403/ 

興味ない人はGUNなんて関係ないと思うだろうが、映画やドラマからGUNが消えたらエンタテインメントが成り立たないぞ。アバターでも弓と槍だけの戦いになっちまう。GUNは威力があって危険なものではあるが、それだけに魂を揺さぶるものがある。メカニズム的にも非常に興味深い。殺生の議論とは切り離したところでのハナシだがな。 当時、漫画の世界でもGUNの描写がインチキだった。オートでの銃撃戦でスライドが動いてないんだ(@@;)。オートだと、マガジンを叩き込んでからスライドを目一杯引いて離して初弾をチャンバーに送り込む。エイミングしてトリガーを絞るとハンマーが落ちて発射。と、ほぼ同時に反動でスライドが下がる。 エキストラクターが空ケースのリムを引っ掛けてチャンバーから抜き出し、エジェクションポートから弾き出す。最終弾発射後はスライドオープンで停止。こうした一連の動作は普通の日本人は知る由もないからな。そのためにハイスピードカメラによるスローでも表現して理解しやすくした。 完成したビデオをヤンマガで連載していた木内先生ご兄弟に差し上げたら、とっても参考になると、編集後記でお礼を書いてくれて嬉しかった。自画自賛だが、漫画やドラマの世界でも作動や音の資料価値が非常に高く、利用されているようだ。それ以降、この作品のおかげかどうかわからないが漫画のGUNの描かれ方がかなりリアルになってきた。エアガン売り場で流れているのもこの作品の場合が多かったな。 心残りは、当時俺は宣伝にいたため、肝心のロケに同行できなかったことだ。本当に悔やまれる。頼んで行かせて貰えばよかった。。。 HDで現代版を制作する時は必ず俺は行きたい!今度は多言語版で世界に売れるブルーレイを作るぞ!!


【追記】
これから撮るなら4Kか8Kだな。どなたかスポンサードしてください!

4 件のコメント :

cobra3636 さんのコメント...

エヘッ(笑)

GLOCK 18Cの電動エアガン持っとります!

blacksnake427sc さんのコメント...

お、最近は電動なんだよなぁ。調子良く回転するんだろうなぁ。欲しいカモw

今度、撃ち合いますか?

レッド コブラ さんのコメント...

私も持ってますよ GLOCK 18C。

私の行く お店では モデルガンのデモは嫌がって 見せてくれません(笑い)。

モデルガンもほしいな

blacksnake427sc さんのコメント...

えー!? 蛇仲間で2人も所持!?

ガス時代だとフルオート作動は冷えて無理だったからねぇ。

実銃だとフルオートの反動でなかなか当たりそうもないですが、エアガンだと結構当たりそう♪

ホノルルに行くと、G17で練習しています。って、なんのため?(笑)。