金は人を狂わす…

いまだから書けること。。。

俺は以前から父が死んだら法定相続で良いと思っていた。兄弟は姉･K子と2人しかいないし、姉を信用していた。そもそも父には財産なんて無い。父が死んだ時、相続の相談をK子に切り出したら、

私はお金がないから土地と建物は全部貰う権利があるのよ！
Jちゃん(俺)は働いてるからお金は必要ないでしょ？
私は働いてないから貰う権利があるのよ。
それに私には子供がいるからお金が必要なの。
Jちゃんには子供がいないからお金は必要ないのよ。
パパのものは私のもの、ママのものも全部私のものよ！ね！ママ!!　

激しい性格のK子を恐れている高齢の母親もそこで頷いた。耳を疑う発言の連発とマインドコントロールされている母。俺と司令官は倒れそうになった。

1997年に両親の面倒を最後まで見るということで参宮橋の実家を引き払い、たまプラに2世帯住宅を建てた。父は土地･建物の総額の1/3を出資していたので登記割合もそうした。全て俺の名義にしても良かったのだが、イタリアに嫁いでいた姉･K子のことを思いフェアにやろうと変に仏心を出したのが全ての間違いだった。法定相続では姉･K子には全体の1/12の権利しかない(実際は土地の80％は俺と司令官の名義なので法定相続金額では1/12以下だ)。出資額の残2/3の8,100万円は俺と司令官がローンを払っていたにもかかわらず、真顔でそれも全部貰う権利があると言うのだ。俺達が払っている部分は俺達のものだと説明すると、それはアンタたちが勝手に組んだものだから知らないという。建築当初は両親と同居して面倒を見てくれてありがとう、安心したわ、と言っていたのに。心の底からこの人って本当に馬鹿なんだな、と思った。

箱根に移住することが決まって家を売却する時、案の定、姉･K子は、半分よこさないと売却承諾印を押さないという。K子のイタリア人の夫の収入は心もとなく、K子は働かないので生活費が欲しいらしい。働き詰めで俺達が払ってきたローン分までK子に渡さないと売却できないのだ。俺達はローンと固定資産税も含めて6,500万円以上実際に支払ってきた。しかしK子は1円も払っていない。結局、ローン残債を控除したあとの半分を渡すことで決着せざるを得なかった…。

姉･K子は、挨拶もなく実家(2世帯住宅の2階)に転がり込み、約13年間嫌な思いをさせられた。最初、母から日本に遊びに来ると聞かされていたのだが、なかなかイタリアに帰らないので不審に思って訊くと、実家に住むのにいちいちアンタに説明して了解を得る必要もないと吐き捨てるように言われた。母に訊くと離婚したいから帰って来たそうだ。困っているなら相談してくれればよかったのに、K子はことごとく協力する気を無くすことばかりの言動を続けた。

K子は誘拐犯(当時)としてインターポールから国際指名手配されていた。夫に黙って子供を連れて帰国していたからだ。イタリア大使館管轄の三田署のパトカーが捜査にやってきて近所に赤っ恥もかかされた。K子に言うと「それがどうした」と、言う。そして結局元サヤで挨拶もなくイタリアへ戻った。ガン末期の父がいよいよ最後という時に見捨てて、だ。　


長い間振り回された俺たちは何だったのか。

そして最後にこの相続問題でも4年間を費やした。

兄弟なんて居ない方がよかった。

腹黒く生きたやつの方が得なのか…

金持ちよりも財産の乏しい一般家庭のほうが相続で揉めるというのは本当だった。


ここに書ききれない姉･K子の驚くべき悪事の所業が山ほどある。第一生命、青葉区役所、外務省、ゆうちょ銀行を欺き、神奈川県警にも俺のことを2回通報され(当然警察も馬鹿じゃないのでK子の戯言は最後には無視されたが時間とお金と恥という大変な迷惑を被った)…、三流ドラマのネタとして使えそうだ。どこかで詳細な実物資料とともに公開する予定。