2018/08/14

ライト・アップ・プロジェクト 上巻


CAMP HAKONEの敷地は夜になると漆黒の闇に包まれる。森に響くホトトギスの声、猪や鹿のガサガサパキパキと笹藪を移動する音、そして絶え間ない虫の声…。

県道733号線は基本的に照明が無い。今年になってひめしゃら林道入口バス停から当キャンプ至近のこもれび坂バス停までLED照明が数10メートル置きに設置された。
新規に設置されたLEDの街灯。

















とても明るいのだが、どうしてこうも照明の色にこだわらないのだろうか。白い光なので冷たく安っぽい光である。もうちょっと電球色の優しい色に寄せてほしい。雰囲気が台無しである。自治会の方には当CAMP前はあの照明は設置しないで構いませんと伝えておいた。


街灯はここまで。この先150mにCAMP HAKONEがある。
先に見える点光源は250m先の90度カーブに設置されたLED照明。

















そもそも夜に県道を歩く人はいないのだが、真っ暗闇はどうにも物騒である。近くのもみじヶ丘別荘地でも空き巣が出没している。当キャンプは定住なので大丈夫だとは思うが明るければ心理的な犯行抑制になる。もしもの場合、射殺してしまったらそれは正当防衛にはならないらしいが、いざ自分たちの命がかかっている場合はそうも言ってられないかもなぁ。



ライト・アップは当初から計画していたので電源線の幹線は3ヶ所に引いてある。建設当時に誰もいない深夜に50mのPF管3本にVVFケーブルと監視カメラのケーブルを苦労して通線したのが昨日のようだ。そのケーブルをやっと使う時が来た。



ライト・アップ用のパーツを作成する。配管部品は当CAMP指定の未来工業製。いろいろな色があるのだが、ホームセンターで販売しているものはベージュのみ。送料かけて通販するか、もしくは塗装するか、である。コネクタなどは、ひび割れ剥がれの少ない屋外用シリコンラッカーで塗装する。








内職的なw










パナソニック製の防雨コンセントボックスのライトブラウン  WK21139A。それにピタリと適合するのが未来工業製の露出スイッチボックスで防水コンセント用片側接地タイプのライトブラウン PVR-0BC0LB。
































1辺12mmのアルミ・アングル材1,000mmを半分の500mmで斜めカットして地面に挿しやすいようにしてある。一見華奢だが強度は充分。ボックスには3mmビスとナットで固定。コレまた強度充分。




照明は10WのLED投光器。光の色は電球色。昼光色にしたら森の雰囲気丸つぶれなので要注意だ。光の色を気にしない無頓着な人がほんとに多くて驚く。






パナソニックのコンセントに未来工業のスイッチボックス。持ちつ持たれつの2大メーカー。





未来工業製ユニバーサルボックスPVU-K と コネクタGタイプMFSK-22GK。ともにホームセンターで扱っていない希少な黒。このユニバーサルボックス内でVVFケーブルを接続したり電源ケーブルと監視カメラケーブルを分岐させる。



左が黒い製品、右が半艶黒のシリコンラッカーで塗装したもの。安いベージュをホームセンターで買って塗装でも充分。面倒だけど。







ボックスのノック穴をドライバーとハンマーで叩き破ってコネクタを取り付ける。





テスト的にコンセントボックスを地面に挿してみたら、真っ直ぐなコネクタだとPF管が90度に曲がってしまってきつそうなので急遽45度曲がったコネクタに変更した。頭の中で考えてるのと実際に設置してみたのと相違があるのは何でも同じだね。






テスト設置のときに見つけたなんかデカイきのこ。今夜の夕食はコレw









谷底に設置するのは10Wだと光量が足りないので20W投光器を使用する。在庫がグレーしかなかったので黒く塗装する。





当然ながらガラス面にはマスキングしておく。2~3日ですぐ錆びるメッキネジを使用しているので塗ってしまったほうが良いかも。でも設置してしまえば近くで見ることはないからどうでもいいのだが。

















20Wは10Wの倍以上の重さがあるのでアングル材は1つ上の太いのを使用。






















テスト点灯。案の定、道路から30mほど先の谷底だから光があんまり拡散して見えないのは仕方なし。










ライト・アップのスイッチは居住棟のエントランス・ホールに集約してある。絶対に点け忘れ、消し忘れするのでいちいち手動でオン・オフはしない。パナソニック製のあけたらタイマで自動で毎日オン・オフさせる。





定刻もしくは定刻の前後30分にランダム点灯・消灯もできるスグレモノ。ちょっと高いけどスイッチ内に収めるのが一番スマートだから。コレ、良く出来てるわー。スペースは通常スイッチ2個分使うので、一番上に1個他のスイッチを付けられるよ。




続く





2018/08/12

エアコン冷房8~12畳用1台で57畳OK♬


エアコンの定格能力って50年前に決められたものがそのまま使われている。木造だと何畳用とかいうアレ。50年前の断熱材もない隙間風のある住宅を冷暖房する必要能力値のまんま消費者は現代の高気密住宅用の(必要以上に大きい能力の)エアコンを選ばされているということだ。メーカーとしては儲けの大きい大型機を売りたいからそのへんの数値の改定はしない。ンで!小さいエアコンで広い面積を冷やせるのか?を実証実験してみた。当CAMPでは下から3番目の8~12畳用を選定。パナソニック エオリアの2.8kW。冷えれば良いのでセコロジスト御用達のベースグレードである。


リビング、ダイニングはもちろん、玄関ホール、ウォークインクローゼット、パントリー、ユーティリティ、トイレも全部開け放って冷房を使用中。1階全57畳(88.38㎡)分。リビングはそのまま吹き抜けでベッドのあるロフトまで開放なので容積はかなりある。結果は、全然OKである。充分冷えてる。もちろんサーキュレーターで奥の部屋まで冷気を送ってるョ。冷房がキライな当CAMPの使い方は、外が33度くらいの時に室内を27度に冷やすというもので充分である。22度とかが好きな人はだめだナ。密閉された6畳間でガンガンに稼働させないとそれは無理だろう。能力が小さいとフル稼働の連続で電気代がかかるというが本当かなぁ…。ヒーヒーいいながらフル稼働している感は無いけどな。請求が来たら本当にそうなのかビックリしてみたい。ちなみに当CAMPでは暖房にエアコンは使用しないので実験はしないョ。

【結論】…メーカー推奨畳数の6倍程度まで冷やせる(27度くらいまで)



エアコン室外機 屋根制作


一般的にエアコンの室外機って、直射日光や雨に晒されてるよね。そうされても大丈夫な設計であるのだけれど、できれば大切にしてやりたい。ンで、当CAMPでは雨よけの屋根を取り付けることにした。


ステンレスのL字アングルにタップ立ててM4ネジをセット。Φ8mmのステンレスパイプ2mを1mにカットして準備完了。





もともと室外機はウッドデッキの下に置いたので直射日光は遮られているのだが、居住棟は大屋根で雨樋がない(葉が詰まるので)から、大量の雨が滝のように流れ落ちる。そうなると、ウッドデッキの床板の隙間からコレまた大量の雨が落ちて地面の泥の跳ね返りで室外機はドロドロになっちまうワケ。正面のファンもそうだけど、左側面と背面の無数のアルミフィンに泥が詰まっては定格能力を発揮できなくなるからね。
















M4x16のタッピングビスを止める位置にキリで印をつけてからドリルで下穴を開ける。大した重量を支えるわけではないので各1本固定で充分。

ウッドデッキの下で目につかないから薪棚の屋根みたいな高価な屋根材は使わないよ。ポリカーボネイトの波板だ。透明な素材だったからメンテのことを考えると好都合だった。ジャンボエンチョーで1枚1,380円もしたからやめてカインズに行ったら690円。メーカーで価格が違いすぎ。

波板って、長さは6尺とか7尺とかいろいろあるけれど、幅は655mmと規格が決まっている。幅が足りないので2枚を重ねて繋ぐ。ステンレス・パイプが1,000mなのでそれに収まるように。重ねは2山半が規定だが3山半にした。重ねる下側が上にはねたところでカットする。印をつけ、一度裏返して谷部分をカッターでスーッと全部切れ目を入れてやり、隅から折っていくと簡単に割れて分割できる。



CRAFTSMANのリベッターが久々に登場w 







ポリカーボは銃弾を弾くが鋭利な刃物には弱い。キリで穴を開けてからリベッターでバチン!完璧♬



L字金具を長短準備したのは雨勾配をつけるため。地面の勾配にあわせて右下がり。

















そもそも風の影響は受けない場所で、配管部分を切り欠いてあるから動かないと思うけど、キリで波板に穴を開けて電線でクリッと金具に固定しときましたー。















んで、今日、早速大豪雨に見舞われとります。やっといてヨカッタ♬




工具取りにガレージへの小径の行き帰り、黒っぽい虫が10数匹、飛んではすぐ着地する。なんだろなー、と、よく見れば、ハンミョウ〔斑猫〕でないの!? 代々木やたまプラ時代に庭にいたのは小さくて黒一色で地味なニワハンミョウだったが、これは美しい王様的なハンミョウ♬ 昨年はいなかったが、建築で荒らされた土地が落ち着いてきた証拠だね。

あと、昨年は、ここ強羅の当CAMPではヒグラシしか鳴いてなかった。ヒグラシしかいないンだなぁと思った。で、今年は、6月末からヒグラシが鳴き始めた。台風一過してからは、ヒグラシは影を潜め、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシが鳴き始めた。なんだ、他のセミもいるんだな。生まれ年がたまたまだったのかも。生き物って不思議だ。



2018/08/11

ゴミを捨てるな!


お盆休み、当CAMPの谷に降りて以前から気になっていたゴミを拾った。汗だくで足腰ガタガタw。空き缶・ペットボトル各数十本、ビン、ガラス、割れた皿、弁当クズ、CDラジカセ、ビニール傘、波板、タイヤその他諸々で、45ℓビニール袋3杯分。投げ捨てる神経がわからねぇ。監視カメラ設置でYouTubeにアップロードしてくしかないか。

普段は枯れ沢。大雨が降ると川になる。

イノシシが現れそうだw
































おいおい、思いっきりぶん投げたんだな。不法投棄は重罪だぜ。









ここを何度も上り下り。
















クルマで走りながら窓から投げ捨てるンだぜ。信じられないほど育ちの悪い連中が多いということだ。

白いもの、赤いもの、青いもの、光沢のあるものなど、自然界に無い色彩と光沢のものを拾い続けた。泥に埋まっちまっているコンビニ袋が結構多い。それも引きずり出す。

こうなると、飲料メーカーとコンビニにポイ捨て課税して、その税金を清掃にまわして欲しい。

あ、あと東京電力のデカイ碍子と、黄色いワイヤー保護材もあった。



脚が痛てー。腕も。

まったくもう!


2018/08/06

縮れ細麺 なんでもないコレが俺の理想のラーメン


司令官と20年近く毎週通っていた美しが丘西のラーメン八戒。閉店は22時なのだが2人共仕事終わりだったからいつも21時~半くらいに入店。箱根に引っ越しするちょっと前あたりになって、お客が誰もいないのに女性店員が端っこの小さい2人がけのテーブル席に我々を案内するようになった。カバンもあるし4人席を希望すると断られた。一度だけ、断られたが無視して4人席に座ったことはある。お昼や夕食時でもないこんな時間に団体客なんて絶対来ないから!

それが3~4回続き、司令官はもう二度と行かないと言い切った。立ちっぱなしで疲れきって辿り着いてやっと落ち着いてご飯を食べられると思ったのにこの仕打ち。この優しくない案内事件を食べログに書いて残念がっている人もいたからお店としてそういう方針なんだろうな。わざわざ食べに来てくれるお客さんに気持ちよく食べてもらう環境を提供することはお店としてふつうのコト。他に客が誰もいないなら好きな席に座らせるのはタダでできる最良のサービスだと思う。掃除とかの都合もあるんだろうが、空いてる時に客を狭い席に誘導するのってお客を嫌~な気持ちにさせる一番簡単な方法だ。今はもうそんなバカな誘導はしていないのかも知れないけど。












しかし、俺は、絶滅危惧種の縮れ細麺の食感が忘れられずにたまーに単独で行く。今日もシンプルでラーメンのお手本のようなラーメンを食べに行った。鉄則の堅麺オーダーした麺を口に入れた時のブワッというかぷるぷるっという食感と喉越しと味。澄んだスープと程よく絡んでやっぱり旨し!納得・満足の650円。


2018/08/03

ログホームの固定資産税 箱根町は高額? ログだから?


箱根町の家屋の固定資産税とは?


CAMP HAKONEに1回目の固定資産税の納税通知書が届いた。あれ?新居は延床37坪の木造なのに、木造より評価額の高いRC造で延床57坪あった前自宅よりも固定資産税額が高い…。4割近くも小さい家の方が高いっておかしくない?早期終活のひとつとして住居のランニングコストを下げる目的もあって土地が安い箱根まで来て家も木造で小さくしたのに税額が上がるなんて納得がいかない。もっと高額な人は多数いるだろうし年間約8万円高いだけのハナシなのだが納得がいかないものはそのままスルーできる性格ではないので。
CAMP HAKONE 居住棟の固定資産税課税明細書













CAMP HAKONEは居住棟がHONKA製のログホーム(ログハウス)の2階建て、ガレージが2x4の平屋である。ログホームは丸太組構法建築と呼ばれ、在来工法にも2x4工法にも当てはまらない構造のために平成11年に決められたログ準則に則り評点を付けられるのだが、在来または2x4工法住宅(以降一般木造と呼ぶ)に比べて1~2割高額になる傾向とのこと。ログホームはやはり高いのである。一般木造よりも同額かそれより安い(評価額平米単価7万円以下)ログホームの方が多い実例があれば見てみたいものだ。

箱根町は財政難故に固定資産税が全国標準1.4%から1.58%に引き上げられているのだが、それ以前に建物の評価額が高いということに着目した。

漠然と、ログホームの固定資産税が高いと言っても、どこがどう高いのか、よくわからない。それとも、今まで住んでいた横浜市青葉区が安すぎるのだろうか。青葉区の前自宅と、今もある実家の評価額と比較して、平米単価が1.7~1.8倍も高い。箱根町の説明では、横浜市は家屋が多くて評価する作業が大変なのでRC造や一般木造などの構造・面積別にざっくりとモデル価格が決められており、細かい造作の評点をつけないから総じて安いのではないかとのこと。

横浜市青葉区 実家の固定資産税課税明細書








固定資産税 評価額の単価比較





















早速、横浜市青葉区役所に確認したところ、一切そのような決め方はしておらず、全国共通のハンドブックに基づいて箱根町同様に細かく評点を付けて算出しているという。うーん、おかしいなぁ。箱根町も同じハンドブックを元に評点を付けているのにどうしてこんなに差異が生じるのか。1~2割高いならログは少し高いという事前情報通りなので納得できるが7~8割も違うのはどうなのか。青葉区役所の人もそんなに違うはずはないとのこと。そうだよなぁ。

謎が謎を呼ぶので、めんどくさいけどログ準則を読んでみた(丸太組構法再建築費評点基準表というものが見つからず、この「家屋評価に関する調査研究」はまだ研究段階のもののようであるが参考までに)。ようするに、ログは外壁・内壁・柱が一体化しているので「柱壁体」として一括りにされたということらしい。当CAMPの場合、標準評点がマシンカット丸太で39,620点もあって、部分別評点に換算すると70,919点。評点総計(再建築費)の49%にもなっているのだ。これがログが高いと言われる原因ではないだろうか。

【計算式】39,620×1.79(ログ使用量219.2÷延床121.88)=70,919点

CAMP HAKONE 家屋計算表
役場に出向いて相談した。これは情報公開申請をして入手。




これをごちゃごちゃ考えているうちに督促状も来たし間違ってはいないと思って1年分全額を支払ったョ。

でも一応、自分が理解しないと気持ち悪いので、当CAMPの家屋計算表の計算内容を見てみたのだが、標準評点からどうすればこの部分別評点になるのかがさっぱりわからない。ネットでかなり調べたけど載ってないし。税務課に電話したら各区分の計算式を丁寧に教えてくれたのですべて理解することができた。ふーむ、なるほど。間違ってない。使用量の欄であるが、割合・個数・面積・長さの数字が混在して単位が省略されているので非常に分かりづらい。また標準評点から部分別評点を導き出す計算式がそれぞれ異なっているので、やはり税務課に連絡しないとわからないな、コレは…。


こちらは一般木造建築である木造家屋再建築費評点基準表を抜粋したもの。

ログの一体化された「柱壁体」を一般建築に当てはめてみた。

①外壁〔板張り〕9,360点
②柱〔大壁作柱12.0cm角〕6,590点
③内壁〔木質系壁仕上げ〕13,650点
合計:29,600点

当CAMPのログは39,620点なのですでに10,000点高い。ログの場合は使用量を延床面積で割った係数をこの点数に乗ずると約2倍の点数になる。一般木造工法の係数はわからないが、ここしか違いが無いように思える。




あと、当CAMPが緩斜面に建っていろこともあって、裏側の基礎が1m以上あるので、基礎高も16,075点と評点総計の11%にもなっており、全体UPの原因かも知れない。

別の機会に箱根町の税務課の人から箱根町は都市計画税が無いので、横浜市の固定資産税と都市計画税を合計した金額とほぼ同額ではないですか?と、言われたのだが、それはまたちょっと違うと思ったけれど。


結局のところ、評価額の平米単価が12万円を超える決定的理由がわからない…。一般的には、7~9万円が相場で、12万円を超える家って、土壁や大理石、太い柱などを使った豪華な家ならあり得るのだと思うのだが。

謎は謎のままであった。

どなたか専門家の方、情報があれば教えてください。知ってどうにかなることでもないけれど(´ヘ`;)。






2018/08/02

箱根園 サマーナイトフェスタ納涼花火大会 2018


箱根に移住して丸一年。ガレージ作業もほぼ完了して一段落。ずーっと忙しくてポーラ美術館の庭にしか行ってなかったw でもまだやること山積なんだけど、息抜きで花火大会に行ったよ。箱根・芦ノ湖畔では6夜連続で花火大会がある。その3日めの箱根園の花火大会に行ってきた。水族館なども併設するプリンスホテルエリアだ。3,500発の小さな大会で3,000人くらいの人出なので人混みが大嫌いな俺にピッタリ。屋台も出てるけど、まるでプライベート花火大会だ。1時間くらい前に着いて場所取りして一杯やるといいね。ンで、最前列で鑑賞。動画は近すぎてiPhoneの画角に入り切らなかったw
















開始直前に遊覧船と海賊船に乗り込めば目前で花火鑑賞もできる。1人1,500円。















LED満載の4隻がw















動画をいくつか。













正味27分程度だけど、充分楽しめた。来年も来よう。ウチから20分だし。


駐車場から出るのに30分くらいかかるのがよろしくないな。県道に出るところに信号があるから。もうクルマなんてほとんど通ってないのだからこの日くらいは交通整理して出場させて欲しいよ。


2018/07/28

ログホームでもやっぱりエアコンは必要 【下巻】


山野草が最盛期。オカトラノオが可憐に咲く。このオカトラノオって花弁が6枚だったり花弁が短かったりいろいろあるみたい。
















さて、エアコン工事再開。次は室外機の設置と配管を行う。

ブロックの上に載せる架台はフソー化成製の黒。他社製もいっぱいあるけど、ほとんどの製品がレンコン状と言うか筒抜け構造で虫たちの格好の住処になってしまうのでツルンとしたコレしか考えられなかった。ボルトはΦ12mmで硫化水素ガスに腐食されないステンレス製。スプリング・ワッシャとワッシャもすべて。普通はボルトを下から入れて上でナット締めだけど、美しくないので上からボルトを入れている。
















ゆるい傾斜がついているので土をシャベルで平らにならしてベースのブロック@98円を置く。このブロック選びも重要で角用を選べば片側だけだが短辺は凹みが無いし長辺は長い凹みひとつでオシャレな感じである。見える側をそうすることによってよくある安っぽいブロックに見えないトコロが良い。こう言うところはお金のかからない自己満足的コダワリ甲斐のある部分である。

左右のブロックに2x4材を渡して水準器で水平を測りながらグラつきがないようにきっちりやると結構時間がかかる。土は固く締まっていたので転圧はしてない。半年後にチェックしよ。
















室外機を抱えて中腰でデッキの下に潜り込んでブロックに無事着地。腰がヤバかったー。















さて次は一番気がかりな配管である。なぜ気がかりかというと、マスタングも銀カングーも除湿機も、冷媒漏れ人生を送っているので漏れないように配管接続ができるかが心配なのである。

高額なフレア・ツールは持ってないし、買っても将来的に使わないと思うので、最初からフレア加工されている配管キットを買えばOK。トルク・レンチは自動車用を持ってるけどトルク・レンジが大きくて使えないので小型のをヤフオクで買った。トルク固定のエアコン専用レンチは他の用途では使わないのでこのタイプなら潰しが効く。3/8sq.で7~105Nmの製品だ。

液管が17mm、ガス管が22mmのクロー・フットを使用する。クロー・フットだとテコの原理で力がかかりすぎるので指定トルク範囲の低めの方にセットすべし。ちなみに、最後にサービス・ポートのキャップを指定トルクで締めるンだけど、そこは19mmだったので3種必要。えっ!となってガレージに取りに行った。だから写真には19mmが写ってないw



トルク・レンチで締めてる写真は取り忘れた。室内機側は壁から出たところで接続した。

液管14~18N・m、ガス管34~42N・mなんだけど、結構力がいるよ。うまくやらないと銅管が捻れちゃう。室内機側は脚立の上でなかなか力が入らない。トルク・レンチがクリッとなるまで締める。室外機の方は二方弁と三方弁のブロックをモンキーできっちり咥えながら締めないと付け根に負荷がかかるから注意。相手がぐらつくものをトルク・レンチで締め込むって慣れが必要だな。

買ったばかりのトルク・レンチだし、失敗できないのでガレージ内で万力に固定したボルトを締めて練習をしておいた。どれくらいの力の入れ方で良いか、指定トルクに達するとどんな感じになるのかを知っておかないとね。

3芯のVVFケーブルも接続する。アースは室内側で行う。



ンで、いよいよ真空引き(エアパージ)だ。いつもの自動車用のマニホールドゲージを使うのだが、ホースのネジ径は1/4”なのでそのままでは使えない。家庭用エアコン冷媒のR32用のサービス・バルブのネジ径は5/16”でちょっと大きいのだ。そこで、Amazonでガス・チャージ・バルブ (1/4”オス×5/16”メス)を購入した。翌日到着。

室外機のサービス・バルブの中央には突起があって押すとバルブが開く。なので、この赤いツマミを右に押し込んでいくと中の突起が出ていって、サービスバルブの突起を押して開放になるというコト。

ただのサイズ変換アダプタだと中央の突起が無くて使用不可なので要注意。







こんな感じで真空引き中。室内機の配管内のエアを抜いて水分を飛ばしてやる。エアコン・サイクル内の水分は故障の原因になるからだ。あと空気が入ったままだと冷却効率が悪くなるということもある。
























ヤバい。日が暮れてきた…。


20分ほど回した真空ポンプのバルブを全閉にしてスイッチ・オフ。3分ほど経ってもゲージの針が戻らないことを確認してポンプ側のホースを外す。

ガス・チャージ・バルブを左に回して全閉にしてから外す。ヘックス・レンチで二方弁を10秒間だけ開いてすぐに締める。これで室内機にガスが回った。

フレア・ナット接続部のガス漏れを確認しようとガス感知器を持ち出すもプローブがイカれて全く反応しない!もう!捨てよ…。洗剤水をたっぷり塗ってガス漏れの無いことを確認。

二方弁と三方弁を全開にする。そしてそれぞれのキャップも指定トルクで締め付ける。

急いで片付けをして、試運転だ。

ドキドキのスイッチ・オン!
むむ、風が出ない…。
1分ほど待つと吹き出てきた。
ヨカッタ、冷気が出てきたぞ。
あれ?風が弱い…。
それほど冷えないぞ…。

すぐに風が出ないのは、においカット機能がONになってたからだった。
風はパワフルに設定すればえらい勢いで出てきた。
それほど冷えないのは部屋の温度がすでに24度でエアコン設定が25度だったからだw

なんだー、脅かすなよw

一応、冷風が出てきたのでOK。あ、暖房のチェックしてないや…。暖房は使わないからいいか。



別日に外配管の整理と配管用ダクト(配管カバー)を設置する。ガレージでも使ったお気に入りの未来工業製をチョイス。しかし、サドルというこの配管を壁に固定する部品が10個単位しか売ってくれない。2個しか使わないから仕方なくコレだけはホームセンターでステンレス製のT字金具を買った。未来工業製は壁面に丸いステンのカバーが付くンだけどね。







配管はこんな感じで壁面からウッド・デッキを貫通して床板下の室外機へと続く。


















梱包材の発泡スチロールを室外機の二方弁と三方弁に巻いて断熱しとく。

フレア・ナット接続部に断熱材をきっちり巻いた後に、配管保護のための非粘着キャンバステープを巻く。室外機から室内機に向かって、つまり、下から上に巻いてゆく。上から巻いてしまうと被さる面に上向きに隙間ができるから雨やホコリが侵入してきてしまうというわけだ。

写真とり忘れたが、室外機側は黒いキャンバス・テープ、配管用ダクト内は見えないので配管キットに入っていたベージュのテープを使用。




配管用ダクトなんだけど、20cm足りなくて追加でもう1本を送料かけて買ったよ。@1,686円(税込)…。接続用のダクト・ソケットも。ちゃんと寸法計らなかった俺のミス。この残った1m80cmはゴミ…か。

ホームセンター定番の因幡電工製なら2mで500円なのだが…。プロにダクトの設置を頼むとこれが2mで5,000円!



なぜ未来工業製にしたかというと、この壁から浮かせて設置できる、スッキリフロートという製品があったからなのだ。

この製品を使用するにはやはり自分でやらないとならないからね。プロに頼むにしても特注になってもっと高額になるのは確実。







ほら、壁から浮かすことで、ログ壁の定期的な再塗装時に邪魔にならない。

雨樋ならこの形状は当たり前だけど、エアコンダクトはなかなか無いよ。




さらに!ウッドデッキを貫通させるので、普通の壁密着型だと床板の穴あけ処理が難しくなってしまうから。これは大きいよ。

ダクトの左にある丸いのが通気口。ここを避けるために配管穴を斜めにしたのだ。ぶつからなくてもギリギリに接してるのってかっこ悪いから。このあたりもプロに任せたら危ないところだ。



ダクト・エンドを付けて虫の侵入も防ぐ。

セトリング(ログ壁の沈み込み)も考慮して少し浮かしてある。ダクト裏はスリットになっているので配管を保持しているサドル(T字金具)がセトリングで動いても大丈夫。














うー、最後の仕上げの室内側のアース線の取り付けだ。柔らかい撚り線と硬い単芯線とどっちにしようかと思ったけどきれいにカタチが整う単芯線にした。





















アース配線終わってもう一度試運転。バッチリだー。



ん?下面カバーの表示を見て???と思った。買ったのは数万円安かった型落ちの2017年モデル。でもここに2018年製って書いてあるし。でも型番は287CF。28は2.8kWで7は2017年の7だ。今年モデルは288CFである。そこには2019年製って書いてあったりしてw








ところで、設置してから全く暑くない。むしろ寒いくらいだ。過去にない進路の台風来てるし。箱根は400mmもの雨が降る警報出てるし!