2016/08/03

函嶺洞門〔かんれいどうもん〕



























箱根の玄関口にある函嶺洞門。国道1号線にある落石防止用の建造物。1931年に竣工したらしい。ついこないだの2014年2月7日に新バイパスに切り替わるまで80年以上も現役だったわけだ。ちなみに、その昔、箱根の「箱」は「函」という字だったそうな。

10代の頃を思い出す懐かしいトンネル。高校~大学の頃、ホンダモンキーZ50J改(70cc 5速)や、ホンダCB400Fで何度となく代々木の自宅から箱根まで通っていたから。通るたびにモナコF1のトンネルのようだぁ~、と、ヨシムラ手曲げ集合管の排気音を響かせて自己陶酔したものです。

















恥ずかしながら、徒歩でよく見てみるのは初めて。しかも、「函嶺洞門」という正式名称も、こんな名前だったンだ、みたいな。廃止になってから気づくな!



あらあら、こんな太い木になるまで育っちゃって。根っこはどうなってるのか?




なんかデザインが不思議だなぁ、と、調べてみると、中国の王宮をイメージしているとか。なるほど。でも箱根で中国の王宮って。約100年近く前の建築界ではハイカラなコトだったのかも。



幅員は5.8mしかないからスレ違いが厳しいので新バイパスに譲ったとのこと。確かにバイクでも対向車が近くて怖かったもんな。




この辺りには函嶺洞門同様に土木遺産に認定されている旭橋と千歳橋もあるから一度じっくり見学されることをオススメする。無料駐車場もトイレもできたし。










函嶺洞門についての完璧な紹介がこちらのブログ。リンクのご快諾をいただきました。ぜひご覧になってください。奥深いですよー。
廃線隧道【BLOG版】 👈クリック

函嶺洞門のすぐ隣を流れるのは早川。早川沿いに徒歩で上流に向かうとすぐにある、旧い旅館群。その中のひとつ、環翠楼の早川沿いの不思議な空間が、クルマで通るたびにいつも気になって気になって仕方なくて徒歩で見に来たのだ。夜になると川沿いに明かりが灯っている俺の興味をそそる絵面。


















環翠楼の玄関。年代を感じさせる波打っているガラスが俺は大好きなのである。





1号線が環翠楼の広い敷地にへばりつくようにカーブしている。




ここが問題の川沿いの通路入口。鍵がかかっていて閉鎖されている。


うー、歩いてみたい。

泊まれば入れさせてくれるのかな?








ここ⇩ この奥の空間が気になるのだ。。。


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