いやいや、仕事もマスタングも忙しくてブログUPする間も無かったっス。寝る時間を作るのも大変だったからナ。毎週土日は
シェルビーアジアに出勤だしw 遅い時はてっぺんを越えてたナ。とりあえず一気UP!!!!!
おっと、その前に、何でこんなに手が掛かるのか?こいつは米国オハイオにて13年ほどかけてのんびりとレストアされた固体だ。ンで2007年に来日、登録されることなく地下駐車場に駐機されたままになっていた。レストアされたと言ってもすべての機能が完全ではなく、日本でナンバーを取得するためにはアレコレやらねばならないってコト。それに俺はGT40に予算を割かねばならないので、できることは自分でやる方式で節約せねばなんだ。ま、自分でやるのも面白いンだけどね。重整備はプロ任せだヨ(^^;)。
さて、トップローダーからC4オート・トランスミッションに載せ換えるためにへダースを外す。左が俺の。右がドナーカーのもの。同じ289なのにパイプの取り回しがかなり違うナ。外したついでにサンドブラストに出して塗装することに。
メッキが熱で浮いてボロボロ。
こりゃ酷いね。
あーら不思議♪ 生まれたままの姿に!サンド・ブラスト・マシンがあれば錆なんて怖くないね。
クルマを自分で弄るのが好きな人が欲しいモノNo.1(?)がサンド・ブラスト・マシン。でも大物を放り込めるほどデカイのは高いし場所取るからプロに任せるだね。

ギチギチのエンジンルームに知恵の輪状態で苦労して取り付けられたへダース。外す時は問題無かったということは、C4トランスミッションが太かったのかな?へダースもサイド出しマフラーも丸ごとドナーカーのものを使えばすんなり付いたのだろうけど、サイレンサーが小さくて爆音だからやめたのだ。だって、アシなんだから。それに爆音だとワンコがびびるので。へダースの塗装もイイカンジに仕上がった。バルブ・カバーはこれから交換だ。
見せたくないけど公開しちゃうサイド出しマフラー。本来の1965年式GT350は、プロペラシャフト寄りから1回だけ「への字」に曲がって両サイド出しなんだな。コレだと結構な爆音でアシグルマとしてはNG。COBRAの時みたいにエス&ティも逃げちゃうから。ノーマルのシュルシュルした音が気に入っていたのでそれを生かすことに。タイコがフレーム後半の窪みに収まった元のままの状態で最低地上高を下げずに、と言う苦肉の策。180度と120度のアルスター・パイプを溶接して製作した。結構纏まってて、イイカンジではある。
出口はこんな感じ。
オート・トランスミッションも載り、マフラーも付いた。

重たい鉄のフードを外してファイバー・フードへ換装。1965年当時、この状態のまま、ヤードで野ざらしで数百台のGT350が製作の遅れているファイバーのフードを待ってたンだってさ。
田邉さんもせっせと手伝ってくれる。
シートもドライバー側がヘタってたので、新品に張り替えてあるドナーカーのものと交換だ。

良い機会だからと床を捲ってみると、遮熱材と防錆材できっちり処理してあった。レストアはきっちりやってあったようで安心♪
こんな感じ。ステアリングもGT350のウッドに交換。あとダッシュ・パッドの左右上端が熱で反り返ってるのでこれも交換だ。
雨が降りそうなのでショウルームへと移動だ。右側の黒蛇は俺の元愛機。
錆が浮いていたリア・バンパーを交換。ボルト穴がズレてたりチリも合わず、何度もやり直して結局ステーだけを元のパーツを使って決着。

バンパー下のバランス・パネルも交換。こいつはGTなのでエグゾーストの穴が左右にぽっかりと開いていたからな。しかし、こいつもすんなり付かない。固体固体で微妙に取り付け位置が違うからチリがなかなか合わねぇ(ToT)。
1965 Shelby R-Model Wheels - 15" x 7"に交換だ。タイヤは山が充分残っているクムホ。とりあえずまぁいいや。このタイヤがまさかの原因に。。。
ホイルハウスもこの通りキレイな状態。
遊びにきていた、ル・マン参戦経験のある自称・仙人というポルシェの大御所メカニックの方が、「あらら!こりゃ危ない!!」と叫んだ。スターターのプラス端子がへダースに干渉ギリギリだった。C4用スターターの端子位置が元のスターターとは違っていたからだ。

仕方ないからクルマの下に潜ってボルトを切り落とすコトにした。金ノコが入らない狭さなので、歯1枚だけでゴシゴシ。アクロバティックな体勢でやったもんだから、もー腕が死んだヨ。
ホラ、これでもう安心。でもまだ近いけどね。

なんでかエーデルブロックのバルブ・カバーが付いていたので、GT350定番のアルミ製COBRAバルブ・カバーへと換装。ガスケットはラバー製に。これは何度でも使用できるエコなものだ。
掃除してないので汚いネ。早くキレイにしてやりたいけど、まだ他にやることあるからさ。

ドライブやリバースでスターターが廻らないようセーフティ・スターター・スイッチもきっちり配線せねば。スイッチから出ている配線4本のうち3本はスターター・ソレノイドに接続。1本はバックアップ・ランプ用だ。
この配線も仙人メカニックから電話でレクチャーを受けながら接続。電話で的確に指示できるなんてスゴイし!!!
配線は田邉さんに任せる。体に似合わず手先は結構器用(失礼^^;)。
俺は動かない水温計のチェックのためにメーター・クラスターをバラす。
俺、自車屋さんではないんだが。。。

バラしてるうちに速度計と燃料計の針の蛍光オレンジがかすれてるのが気になりだした。翌日上州屋に行ってウキ用の蛍光塗料を買ってきた。
爪楊枝で針を浮かせてプラモデル用の筆でサッと塗ってやる。なんかもうレストアの領域かw
ホラ、キレイになった♪
クラスターを組み付けると新車のよう!?(言い過ぎかw)
あれ?あ、水温計ね。忘れてたw こいつが動かないからバラしはじめたンだよね。で、結局はエンジン側のセンサーがダメだった。奥に見えるのがNGなやつ。センサーの配線を外してアースさせればメーターが動くので、センサーかメーターかどっちが壊れてるかが判る。メーターをバラす前にやればよかったヨ。仙人に「バラす前に、俺に訊けよぉ!」って怒られた(^^;)。写真奥に見えるのが原因のセンサー。新しそうに見えても信用しない方がいいね。
もうてっぺんだよ。。。 気が立ってる、いや、集中してるので眠気は無い。

深夜のテスト飛行♪ キックダウン・ケーブルの調子をテスト。それにしても、ナンカおかしい。シフト・アップしないし、空走感満点でエンブレも効かない。ヤッパリ、オカシイ!!!!! 後日、ネットで調べまくってバキューム・モジュレーターが接続されていないことを突き止めた。これで普通に走るようになった。ふぅ。ATにすんなり換装できなかった原因は、オートマチック・トランスミッションを積んでいたドナーカーから丸ごとそっくり移植すればいいと思ってやっていたのだが、実はドナーカーがマニュアル車でC4オートトランスミッションだけが積まれていただけだった!スロットル・ペダルもマニュアル車のままでキックダウン・ケーブル用のアームが付いておらず、バキューム・モジュレーターもニュートラス・セーフティ・スイッチも何も接続されていない状態だった。コレじゃわかんねぇー!工場には「そっくり載せ替えて」って発注したので、彼らも???だったンだヨ。
あとは、AT化でブレーキの効きが弱くなって危ないのでパワー・ブレーキ・キットを発注した。
この日は夕方から作業。懸案だったバックアップ・ランプの配線だ。エンジン・ルームからトランク・ルームまで見えないようにリード線を引くために内装を外さねばならず、面倒なので後回しになっていた。
ようやくトランクまで引っ張ってきたリード線を二股に分岐させてギボシを付けて左右のバックアップランプに接続。できた!

(`ε´)ゞ 6月5日(日)、ついに当基地にやって来た。一時帰宅だけどね。