2019/09/28

CRR パワーウィンドウスイッチパネル補強


アクリル板で面で密着補強したので強度は充分だったが、念のためアルミアングルをさらに追加補強しとく。

















Φ3mm開けて、皿ビス用に面取りをする。





向かって左が運転席側スイッチなので頻繁に使用するから割れる確率が高い。ここだけ縦にアングル材を入れとく。

もうこれでクルマの寿命が尽きるまで割れることはない。アルミアングルも強力なセメダインスーパーXで全面絶着済み。ビスだけだとビス穴周囲が割れる可能性があるから。




ビス頭はキレイにツライチに。





表皮も元通り貼り直したョ。セオリー通りにゴム系接着剤を両面に塗り、5~10分程度してから圧着する。






3mmとか小さいナットを締めるときに使うのがコレ。京商のラジコンに付いてた10字ミニスパナ。ホントに便利。2本持ってるョ。



元通りに貼って…。







そおっとスイッチをセットして、
















完成~♫  ホワイトがかすれてるところを修正しようと思ったけど、取り付けると角度的に見えないから、ま、いっか。 難易度【低】の補修ですた。

2019/09/22

久々のクルマいじり、ってほどじゃないけど


今日は2ヶ月前から計画していた当キャンプでのイベントの日だった。30人ほど集まる予定だったのだが、開始時間の12:00~の降水確率が70%だの90%だのということで延期にした。しかし、太陽が顔を覗かせてるし。気象庁、何やってんだよ! 30人のリスケかよ…_| ̄|○

ガックリしたので、やけオイル交換だ。カングーを昨年5月に買ってから初めてのオイル交換。早くやらねば、と、思っていたのだが、つい延び延びになってたし。




















ホームセンターのセールで見かけたら2~3缶買っておくようにしている安オイル。まめに替えるならコレで充分。カストロールGTX 10W30。@980円。オイル処理ボックスは大昔にCostcoで買ったやつ。







ヤフオクで買ったオイルポンプは引き続き大活躍中。簡単な上抜きだよ。





オイル用に使っちゃダメなんだろうけどエア用のL字ワンタッチカプラを使用。この細いホース内にはピアノ線を仕込んであるのでくねくねしない。






紙を粉状に粉砕したものにオイルを吸わせて、普通ゴミの日に捨てる。








のんびり30分ほどで終了。

エンジンの廻りが軽い♪








あ、降ってきた。







追って、クラシックレンジの外してあったアンダーカバーを掃除してから取り付けた(写真撮り忘れ)。




そして、下回りのチェック。









特に問題なし。走ってないから問題あるわけ無いかw

オイル滲みがあるけど、気にしない。











さらに、前々からやろうと思っていた修理がコレ。センターコンソールにあるパワーウィンドウのスイッチを押すとぐんにゃり。パネルがバキバキに割れてるからだ。いったんバラして補修方法を考えることにする。

















パネルを新造しようと思っていたのだが、固定用のスロットが2箇所あるしなぁ。補強して再生する方向で考える。





















続く…。




2019/09/08

ナラ枯れから守る決意!


当CAMP敷地を開墾して建物を建ててやっと落ち着いてきたと思ったら、憎きナラ枯れ被害が箱根町を襲った。1980年代には日本海側だけだったが、今や関東全域に広がり、太平洋側にも拡大中。俺の生まれ故郷の明治神宮や代々木公園も大丈夫か。


ナラ枯れ


足柄幹線林道(小田原市久野~宮城野)のナラ枯れ。1号線を登ってくると右手に見えるナラ枯れ集団被害の1本。


















当CAMP前の県道733号沿いのナラ枯れ。盛夏にいきなり枯れるから葉が残ったまま。この時期を逃すとナラ枯れか紅葉かの見分けがつかなくなる。






敷地内にも樹齢50~80年ほどの立派なコナラやミズナラがあって、気に入っていたのに、まさか、枯死の危機な立たされるとは…。まったくもう!

絶対に守ってやる。たった5mmのちっこいカシノナガキクイムシのために巨木が枯死させられるなんて許せん!






現状知られている防御策は3つ。

①ビニールシートで樹幹をグルグル巻きにする。・・・カシナガは死なず、ビニールの上方まで登って穿入する可能性があるし、根本は根が盛り上がっているので巻きにくい。また、景観上非常によろしくない。
②地際にドリルで穿孔して殺菌剤ボトルを10~20本注入する。・・・1本千円のボトルは高コストすぎ。
③スミパイン乳液を樹幹に塗布。・・・穿孔しようとして樹皮をかじるとカシナガが死ぬ。

この③のスミパイン乳液の塗布が、コスト的にも、効果的にも良いのでは、と、決定した。


今も近隣の被害木からフラスが出ているのが見える。こちらにも飛んできて穿入されやしないか気になって仕方なかったので、スミパインのメーカーのレインボー薬品の担当者に確認の電話を入れた。そうすると、カシナガはこの時期は被害木のなかで生活しているので、今は脱出飛翔はないそうだ。羽化しての脱出飛翔は6月なので、5月中旬頃に噴霧し、その2週間後に再噴霧すれば大丈夫とのこと。無駄な出費しなくて済んだ。訊いてみるもんだ。



当CAMPの被害木はまだ1本。健全な木を守るためにカシノナガキクイムシのターゲットになる木が何本あるか敷地内をチェックする。

被害に遭う樹種は次の通り。

●コナラ属
ミズナラ、コナラ、クヌギ、ナラガシワ、
カシワ、アベマキ、イチイガシ、
アラカシ、ハナガガシ、シラカシ、
ウバメガシ、ウラジロガシ、アカガシ、
ツクバネガシ
●クリ属 
クリ
●シイ属
ツブラジイ、スダジイ
●マテバシイ属
マテバシイ

当CAMPにある狙われる木はコナラとミズナラ。6本程度あった。で、コナラかミズナラかを特定したいのだが、20m以上ある高木のため、葉がよく見えずイマイチわからない。いずれにせよ狙われる樹種なのでどっちか特定しなくてもいいのだが自分が納得したいだけ。そのうちわかるだろう、と、諦めていた。
























昨日、薪割りしていたら、パサッ、と、音がした。ン?と、地面を見るとまだ青々としたドングリが実った枝が落ちた音だった。おっ!コレは…。ミズナラだ!コナラより太めのドングリ、葉柄がほとんど無いくらい短い葉。この特徴は明らかにミズナラ。

数分後に、また、パサッ、と。そしてまた。ん~?なぜまだ青い実なのに落ちるのか…。もしや、この木がコナラかミズナラなのか悩んでる俺に、ミズナラだよ~って、教えてくれてるの?樹齢50年以上もあると意思がありそう。絶対そうに違いない。


それにしても、ミズナラのドングリが落ちる時期は10月上旬~11月上旬。なのになぜ今?しかも実だけじゃなくて葉っぱごとだし。


















枝の切断面を見ると刃物で切ったようにスッパリと切れてる。??????

調べると、どうやら、チョッキリと言う虫の仕業だったョ。ドングリに産卵してから切り落とすらしい。

枝がついたままだと、樹木が防御しようとして虫の成長を阻害する物質を出すので、それを避けるためにチョッキリが切り離すらしい。なるほどー。木と虫の攻防か。自然は奥深い。

意思を持った木が俺に知らせてくれたと思ったのにな…。




2019/08/30

箱根の森が緊急事態! ナラ枯れ被害拡大中


箱根湯本の駅前通りを進むと正面の山にチラホラと紅葉のような茶色い木が目立つ。まだ8月だよ。
塔ノ沢に入るとすぐ、発電所脇でも大きな木が枯れている。
















一の湯本館の上にも茶色く目立つ木が。ナラ枯れと呼ばれる枯死である。














ナラ枯れの原因は、甲虫「カシノナガキクイムシ」によるもので、このカシナガが穿孔して産卵し、カシナガの背中に載せて運んでいる菌を使って健康な樹木の細胞を壊死させて幼虫の餌とするらしい。その菌はラファエレア・クエルキボーラという糸状菌、いわゆるカビとのこと。樹木の細胞が死ぬと水を運ぶ細い道管が詰まるので、葉が茂った盛夏に突然枯れてしまうというメカニズムだ。幼虫が成虫になって脱出する5~6月までに伐採して燃やすか薬剤による燻蒸をしないとこの被害の拡大は防げない。一本一本そんな処理をする予算も人員もいないのでこの伝染病は止まらないだろう。1930年代からナラ枯れはあったそうだが、近年は爆発的な規模で広がっているそうだ。被害は樹齢40~120年の大径木に集中している。


その先、塔ノ沢鉄橋をくぐると右手の山肌におびただしく広がる茶色い木々。この夏、箱根に来た人は気づいただろうか?













箱根湯本から大平台の間、早川渓谷に沿って右側の山肌だけでも枯死が200本はありそうだ。
























大平台のカーブから望む。枯死した木々が広がる。いまのところ、大平台から上流の木賀方面には枯死は見られないが、ほかの地域はかなり進行している。




















このナラ枯れと呼ばれる現象は1980年代末以降から再び発生している。日本各地でナラ類やシイ・カシ類の樹木の大量枯死が発生中で、増加傾向に歯止めがかからない状態だそうである。


枯死被害が大きい樹種はミズナラとコナラで、とりわけミズナラが枯死しやすいそうだ。カシ、クリ、シイなども被害を受ける。










早川を挟んで国道1号線と向かいの林道に行ってみた。先ほど1号線から見た山肌側で、こちら側は小田原管轄である。




確かに大径木があちこちで枯死している。





当CAMPでは谷底から生える25mほどのコナラが被害を受けていた。これが気になって周囲を確認すると隣や向かい、ゴミステーションのある隣のもみじヶ丘別荘地も意識して見たらかなりの枯死が見られた。

ナラ枯れ情報を収集している県西地域県政総合センターの森林保全課に通報したところ、箱根町役場とともに来てくれた。箱根全域で深刻な状況だそうだ。強羅にある当CAMPのコナラもひと目見てナラ枯れの判断。周囲の土地の樹木も同様だった。
















お向かいも20本近くの大径木が被害を受けていた。このようにカシノナガキクイムシの成虫が穿孔した穴からフラスが大量に排出されている。コレが正真正銘の証拠である。地表から2m以内のところから穿孔されるらしいので、ここをカバーしてやるしか防ぎようがない。







こちらの木もヤラれている。苔むした良い感じの樹齢40年くらいはありそうな大径木である。もったいない…。
















葉がついて健康な木が穿孔されて1~2ヶ月で完全に枯死してしまう。

















当CAMPにあるコナラ、ミズナラ系をチェックして穿孔時期の来春までに何かで巻いてガードしてやらねば。健康な木が、ちっこい虫とカビ菌に殺されるなんて許せない。そして、道路や建物に倒木したらヤバイことになる。伐採費用も馬鹿にならないしな。


独立行政法人 森林総合研究所の下記資料がめちゃよくわかる。
ナラ枯れの被害をどう減らすか
―里山林を守るために―


国の税金を無駄遣いせずに、山を守るこういうことにも使って欲しいものである。


こんなのあるけど高っ!  アース製薬が出してる製品。ほしいなぁ…。









2019/08/29

箱根登山鉄道 モハ1形107号の余生


箱根登山鉄道のモハ1形107号が新たな人生を歩む、鈴廣蒲鉾「えれんな CAFE 107」がもうすぐオープン。100年近く走ってきた偉い子なので大切にされるといいな。

箱根の玄関口でいつも出迎えと見送りをしてくれるのでもう安心である。


しかし、もう一両のモハ103号はまだ強羅駅構内に置いてあるのだが、どこに行くのかまだ心配である…。当CAMPで引き取ってもいいけど運搬費用だけでも相当掛かりそうだし…設置線路も屋根も作らんと。





















【知る人ぞ知る並走ポイント】
1号線を登っていくと塔ノ沢の鉄橋で上り車両に遭遇するとラッキー。鉄橋をくぐるとほどなく直ぐ側を並走できる区間があるよ。