2019/08/30

箱根の森が緊急事態! ナラ枯れ被害拡大中


箱根湯本の駅前通りを進むと正面の山にチラホラと紅葉のような茶色い木が目立つ。まだ8月だよ。
塔ノ沢に入るとすぐ、発電所脇でも大きな木が枯れている。
















一の湯本館の上にも茶色く目立つ木が。ナラ枯れと呼ばれる枯死である。














ナラ枯れの原因は、甲虫「カシノナガキクイムシ」によるもので、このカシナガが穿孔して産卵し、カシナガの背中に載せて運んでいる菌を使って健康な樹木の細胞を壊死させて幼虫の餌とするらしい。その菌はラファエレア・クエルキボーラという糸状菌、いわゆるカビとのこと。樹木の細胞が死ぬと水を運ぶ細い道管が詰まるので、葉が茂った盛夏に突然枯れてしまうというメカニズムだ。幼虫が成虫になって脱出する5~6月までに伐採して燃やすか薬剤による燻蒸をしないとこの被害の拡大は防げない。一本一本そんな処理をする予算も人員もいないのでこの伝染病は止まらないだろう。1930年代からナラ枯れはあったそうだが、近年は爆発的な規模で広がっているそうだ。被害は樹齢40~120年の大径木に集中している。


その先、塔ノ沢鉄橋をくぐると右手の山肌におびただしく広がる茶色い木々。この夏、箱根に来た人は気づいただろうか?













箱根湯本から大平台の間、早川渓谷に沿って右側の山肌だけでも枯死が200本はありそうだ。
























大平台のカーブから望む。枯死した木々が広がる。いまのところ、大平台から上流の木賀方面には枯死は見られないが、ほかの地域はかなり進行している。




















このナラ枯れと呼ばれる現象は1980年代末以降から再び発生している。日本各地でナラ類やシイ・カシ類の樹木の大量枯死が発生中で、増加傾向に歯止めがかからない状態だそうである。


枯死被害が大きい樹種はミズナラとコナラで、とりわけミズナラが枯死しやすいそうだ。カシ、クリ、シイなども被害を受ける。










早川を挟んで国道1号線と向かいの林道に行ってみた。先ほど1号線から見た山肌側で、こちら側は小田原管轄である。




確かに大径木があちこちで枯死している。





当CAMPでは谷底から生える25mほどのコナラが被害を受けていた。これが気になって周囲を確認すると隣や向かい、ゴミステーションのある隣のもみじヶ丘別荘地も意識して見たらかなりの枯死が見られた。

ナラ枯れ情報を収集している県西地域県政総合センターの森林保全課に通報したところ、箱根町役場とともに来てくれた。箱根全域で深刻な状況だそうだ。強羅にある当CAMPのコナラもひと目見てナラ枯れの判断。周囲の土地の樹木も同様だった。
















お向かいも20本近くの大径木が被害を受けていた。このようにカシノナガキクイムシの成虫が穿孔した穴からフラスが大量に排出されている。コレが正真正銘の証拠である。地表から2m以内のところから穿孔されるらしいので、ここをカバーしてやるしか防ぎようがない。







こちらの木もヤラれている。苔むした良い感じの樹齢40年くらいはありそうな大径木である。もったいない…。
















葉がついて健康な木が穿孔されて1~2ヶ月で完全に枯死してしまう。

















当CAMPにあるコナラ、ミズナラ系をチェックして穿孔時期の来春までに何かで巻いてガードしてやらねば。健康な木が、ちっこい虫とカビ菌に殺されるなんて許せない。そして、道路や建物に倒木したらヤバイことになる。伐採費用も馬鹿にならないしな。


独立行政法人 森林総合研究所の下記資料がめちゃよくわかる。
ナラ枯れの被害をどう減らすか
―里山林を守るために―


国の税金を無駄遣いせずに、山を守るこういうことにも使って欲しいものである。


こんなのあるけど高っ!  アース製薬が出してる製品。ほしいなぁ…。









2019/08/29

箱根登山鉄道 モハ1形107号の余生


箱根登山鉄道のモハ1形107号が新たな人生を歩む、鈴廣蒲鉾「えれんな CAFE 107」がもうすぐオープン。100年近く走ってきた偉い子なので大切にされるといいな。

箱根の玄関口でいつも出迎えと見送りをしてくれるのでもう安心である。


しかし、もう一両のモハ103号はまだ強羅駅構内に置いてあるのだが、どこに行くのかまだ心配である…。当CAMPで引き取ってもいいけど運搬費用だけでも相当掛かりそうだし…設置線路も屋根も作らんと。





















【知る人ぞ知る並走ポイント】
1号線を登っていくと塔ノ沢の鉄橋で上り車両に遭遇するとラッキー。鉄橋をくぐるとほどなく直ぐ側を並走できる区間があるよ。



2019/08/28

菊田まりこさんのLINEスタンプ


絵本作家・菊田まりこさんのLINEスタンプを企画。宣伝嫌いな菊田さんになりかわりまして、ぜひコチラを 。












使えますョお。









2019/08/18

アサギマダラが来た!



外で朝飯食べてたら薄い水色の綺麗な大型の蝶が来た。地面でミネラルを摂るのに一所懸命で全然逃げない。
















調べたら日本で唯一の長距離の渡りをする事で有名なアサギマダラだった。「NHKのダーウィンが来た!」で特集されたほど。記録では和歌山でマーキングされて香港で捕獲された2,500kmが最長記録とのこと。
全国でマーキング調査がされていて次々と記録更新してるらしい。


草木や花には見向きもせずに砕石の地面にとまった。
















普通の蝶は羽化後2週間前後で死ぬが、アサギマダラは数ヶ月も生きて、中国大陸から台湾、沖縄、東北、北海道、サハリンまで海を越えて旅をする蝶能力を持つらしいぞ。海に落ちても休んでまた飛び立つこともできるらしい。そんな蝶だったから神経も図太くて逃げなかったのかも。






この蝶はまだ翅が綺麗だったのでこれから南に向かうのかな。








どんな顔してんのかな?と、絞りを開けてみたので色が飛んでるけど。
















「ダーウィンが来た!」


道中気をつけて!
長生きしてね!




2019/08/12

LEDセンサーライト またまた修理



夏休み、何をやっているかというと、センサーライトの修理。いつもと変わらんじゃないか!!!!!! まぁ、仕方ない。買った15基すべてが一定期間過ぎたら気が狂ったような点滅症状。時限爆弾的なある意味すごい中華クォリティだ。おバカなLEDドライバーのせいである。
















真っ暗な中、手許を見たいのにきちんと照らしてくれずにパッカパッカ点滅されると腹が立つのは俺だけ?w

ニッパーでドライバーの配線ぶった切ってゴミ箱にぶん投げる。そして、LEDチップにICドライバーが組み込まれたスマートLEDチップに交換する。













点灯OK!





もうこの修理を10台以上やってるョ。ハンダ付けも慣れたもの。








誰にも邪魔されないガレージ奥の作業スペース。テレビもあるよ。



















薪棚に手前と奥の計2台設置して終了っす。



















居住棟の高い位置にあるのは壊れてほしくないなー。居住棟の方は見た目は同じ中華製でもQC通ったちょっと高級なのを使ってるから少しは大丈夫かも。



2019/07/14

おっとっと女子旅 鋭意制作中


テレビ神奈川さんの特番 『おっとっと女子旅』を制作中。出演はマルチアイドルとして注目の、黒木ひかり、十味(とおみ)、伊藤愛真(えま)の仲良し3人組。

放送日時は7月24日(水) 20:00〜20:55。ゴールデンタイムなので少々プレシャーも。プロデューサーを兼ねて特技のサブカメラを担当。機材はメインカメラに加えてサブ2台。そして、今や必須テクニックのひとつ、ドローンの空撮に加え、insta360、GoProと、遊び心たっぷりの映像となってるよ。




























ちょっと裏話・・・。

テレビ神奈川さんからお話をいただいてから放送日まで1ヶ月!というスケジュール。

放送は27日なんですね?。('-'。)
そっかー、1ヶ月ちょいか。時間ないですね…。 

早速、横浜にあるTVK本社でオールスタッフミーティングが。
放送日は24日ですとのこと。
( ゚ー゚)え? …24日? なの? 27日ジャナイノ?…。

ま、いずれにせよスケジュールが無いのは変わりないのでがんばりましょう、って、コトでスタートした。
でも3日は大きいンだよな…。

映像制作でスケジュールが無い場合で一番厳しいのは、監督とカメラマンのスケジュールが取れないこと。それはモノ作り全てに言えること。すでに皆さんのスケジュールは埋まっているから。それと、安価にお願いできるロケバスも無い。

今回はいつものスタッフからの紹介もあってなんとか手配がついたよー。

2泊3日の箱根・伊豆ロケ。しかし、梅雨の真っ只中。全国的な大雨が続いていて箱根・伊豆方面も毎日雨雨雨。出演者もスタッフもロケ先も段取りが組んであって変更はきかないから、やるしか無い。

毎日天気予報とにらめっこで、雨ロケ必需品の透明傘とカメラのレインジャケットも準備。ところが、強運の俺のおかげか、いや、他にも強運の出演者やスタッフがいたからか、撮影直前に雨が止んだ。真夏の太陽の明るさはないけれど、出演者が傘をさしていないというコトは絵的に大変ラッキーなのだ♬

最後の最後にちょっと降られてしまったけれど、線状降水帯が日本列島を覆い、次から次へと雨雲が発生して大雨を降らせていたのだが、ロケの3日間だけその雨雲の帯がぐいっと太平洋上に下がってくれたからなのである。


放送をお楽しみにー。 
あれ? 納品間に合うのかナ( °ω° )??


2019/06/12

チェンソー 初・目立て


つかの間の雨上がり。訳あって今日中に玉切り5本をどかさないとならないから地面がグズグズだけど強行。梅雨入りしてずーっと雨だったから。
















2本切ったところでチェンソーの切れが一気に悪くなった。参った~。空回りしてる感。目立て用のヤスリとデプスゲージをAliExpressに5末にオーダーしてあったのだけれど、デプスゲージしか届いてない。Estimated Delivery: 30-50 daysって書いてあったからなぁ。

電気式チェンソーがあるけど直径50cmの大物にはちとキツイ。

肩を落としてトボトボと一縷の望みを託してポストまで行って扉を開けたらなんと届いてた!
















4mmΦヤスリ3本セット送料込 291円、奥がデプスゲージとヤスリ送料込201円。安いョ。


30~35度の角度で削る。   
















一周したら逆側も。1コマおきに左・右と刃の向きが違うから。内側から外に向けて3~5回ずつ削る。戻し削りはNG。一方向のみに動かす。
















1周がわかるように白い修正ペンで印をつけておくといいよ。マジックだと非常にわかりにくい。

そういえば、修正ペンってもう使わないからほとんど作業のマーキング用になっとるw





刃の目立てができたら今度はデプスゲージを削る。










まだ目立てのコツが掴めてないので、目立て後の切れ味は新品同様とまではいかないナー。そんな簡単じゃないね。修行あるのみ。


あ!また降ってきた~(●˃̶͈̀ロ˂̶͈́)‼



2019/06/01

玉切り台作成


お向かいさんの整備開発が始まって伐採した木をくれると言う。ラッキー♬ 1m超でカットしてある玉切りは50kg以上あるのもあって、ねこで運びに行ったら3回でダウン。林内作業車が久々に出動。大袈裟かと思ったけど、これがないとダメだ。めちゃ楽ちん。しかし、積み込むのが重くてひと苦労。今、写真見てたら、あ!ウインチ付いてたやん!




















細い木は野ざらしだと早く腐ってスカスカになってしまうので早めにカットしないと、と、思って早半年。そろそろヤバイので作業開始。2~3本切ったところで切る位置が低いから腰がイテテ。急遽、玉切り台を作ることに。

Webでみなさんのを参考にして2x4の残材を使って試行錯誤しながら2時間で作成。

俺のは中ほどの支えをずらして左右非対称にした。切る木の長さっていろんなのがあるからそれに対応するためだ。







いろいろな置き方でも45cmの長さに揃えて切れるようにあちこちに目盛りも入れた。






今回は細い木だけなのでCRAFTSMANの電動チェンソーが出動。

















ひとつ、問題が発覚。

薪棚が足りない。

うーん、どうしよ…。