2023/11/25

GT40Mk1 バックカメラ考

旧車のオリジナルのルックスは大切にしつつ、必要な部分はハイテクを取り入れるポリシーの俺。やり過ぎず、しかも、元に戻せることがマストである。


スポーツカーはバックするコト考えてるけど、レーシングカーは前進するのみなので後方視界は考えていない。まぁ当然と言えば当然だ。よって、この写真のようにGT40の後方視界は最悪。















見にくい両サイドミラーに加えて、さらに見にくいバックミラーとも流行りのカメラにしようと思ったが、コクピット内にディスプレイを設置する場所が無い。コクピットの雰囲気を壊したくないので、ダッシュパネル周りには設置したくない...。助手席足元あたりも考えたが視線を落とし過ぎて危険だし…。

逡巡していたが、前オーナーが取り付けたバックミラー型のディスプレイシステムは実は悪くなかったことに気づいた。下端に幅広のプッシュスイッチがあって普段は普通のミラー(上の写真)、必要な時にチョイと触ればバックカメラに切り替わる。これならエンジンやキャブ周りの状態を確認しながら走れる。水蒸気や煙、ましてや炎なんか出たらたまったものではない。バックカメラはケツから後ろしか映らないからね。しかもこれ、フロントカメラが付いたドラレコでもあった。しかもGPS付きだ。

サイドも見にくいっちゃー見にくいのだが後方よりはマシなのでカメラ化はしないことにした。

気になっていたのがこのシステムのカメラ視野角であった。本当は180度は欲しかったのだが現状でもこれくらい見えている。パーツクリーナーの青缶を置いてみた。120~130度くらいしかないけど実用上問題なさそうだ...。















実は180度の広角カメラを入手して接続してみたのだが、「カメラが接続されていません」のエラーが出て諦めた。このシステム専用のカメラ信号が出ているものじゃないとダメということだ...。ディスプレイ自体がミラー型の横長だからそれに合わせた設計なんだろうね。














バックするときは、見にくいサイドミラーと併せて慎重にバックするしかない。基本はバック動作は極力避けて乗るけれど。ガレージから出撃するときは必ずバックだしな。(アタマをシャッター側に向けて停めるとドアが90度開かないから降りられないし、暖気運転で排ガスがガレージ内に充満してしまうから。)

ココに3Mの強力両面テープで設置した。

ほぼカメラはわからん感じで。

前オーナーは排気管直上に設置してあったのだが、リアクリップを開けた時に、大径化したエキゾーストパイプと干渉するため、別の位置に移動させたのである。その時に気づいたのだが、カメラから出てる細いケーブルがブラブラでくの字になっていて、これでは近い将来に断線することが予想されたのでセメダインスーパーXを盛りに盛って補強した。これで安心。もし断線したら専用カメラなのでめんどくさいからw リアクリップの開閉でケーブルやカメラ基部のケーブル出口に負荷がかからないようにゆとりを持たせてケーブルを取り廻した。←コレ重要。
















本当は、持っているオリジナルの貴重なルーカスミラーに交換しようと思っていたのだが、このミラー兼ディスプレイを被せて設置するので、交換はしばらくお預けにしとく。どうせ見えなくなっちゃうし。

夜間でも充分な明るさ。この季節、17時半で真っ暗だ。やっぱ日が長い季節がイイ。


 













これで懸案だった後方視界は確保できたゾ。


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