2020/06/17

物置設置工事 8 〔床板張り〕

 さて、昨夜は暗いところで終わったので、明るい昼間に根太のチェック。強度足りないところはビスを増し打ちしないと。ゴツい5.5mmのステンレスビスががっちり効いているので大丈夫そうだ。






大丈夫っぽい。これまたビクともしないよ。この上に床板を張ったらさらに強固になるね。




よし、これで大引きと根太全て完成。あとは床板と幕板(床板下の周囲を囲う化粧板)のみ。見えなくなってしまう部分なのにコンマ1mm単位のズレを気にしてやったがそんなの全く意味なしw 自主禁酒5日を解禁。お疲れ、俺。




完成が近づいてワクワクするものの、懸念が3点ある。逆L字型に増床したので、買ってしまった床板だけでは足りない。長いのに交換してもらえないし。買ったのを無駄にしないように使うには…。そう、右から2本目と3本目の間に1本イレギュラーな根太があるでしょ。ここに短い床板を突き合わせるのである。切れ目の部分は…、ほら、物置を載せたら見えなくなる。そんなもんで良いのである。D.I.Y.は臨機応変にムダを排除して進めるのであるよ。

ただ手前側の増床して長くなった床板は追加発注した。送料は重量カウントなので2回になっても特に損していない。



2点目の懸念とは…。

床板を張ったあとに仕上げで周囲に張る幕板のことである。幕板を取り付ける下地を必要な箇所に適切に配置しないとならない。ここで仕上がり具合が決まってくる。うーん、このいまの骨組みだけの状態で、どこにどんなふうに下地を取り付けようか…。悩む。正方形だったら悩むことないのだが、左側の出っ張った部分が悩むのである。

そして、幕板から床板の出っ張りが20~30mmが美しいという。それを守りながら、端っこの床板を留める2本のビスの最終端のビス位置は変にズラしたくない。プロがやった居住棟の端っこの板はそこまで細かく気にしていないのでズレてるんだよね。幕板の20mm厚の部分にビスをうまく打って、ビス位置がすべて均一になるようにしたい。一番向こう側で、誰も見ないのだが…。


床板を張る前に、幕板を取り付ける下地材を作る。超硬いハードウッドの縦割りはメチャ気を遣う。30mm厚の残材を55x210にカットして大量生産。27年前のスライド丸のこでも充分な実力。早く床板を張りたいけど実は下準備が結構あるのだ。
                       
2個くらい多めに作っとくか。

3点目の懸念とは…。

床板の端は、すべて張った後に、丸のこで一気に切り揃えるとキレイに仕上がるらしい。素人は、同じ長さに切った床板を張れば左右の端はキレイに直線が出ると思いきや、そうでもない。やはり微妙に凸凹が出るのだ。この長い距離をどんな定規を使えば良いのやら…。いままで使ってたアルミのアングル材で良いのかな?丸のこでうまくキレイに切れるかが不安である。失敗したら…。考えないようにしよ。


さて、床板を留めるビス位置をさくっと決められる治具を作成。それと、板の間隔を一定にする5mm厚のスペーサーも。今回は5mmの合板で作ったのだけれど、クランプで押し潰されて4mmくらいになってしまうので、潰れない金属板でやったほうが良いよ。


このようにしてペンで墨出しをする。プロは目分量でバシバシ開けて行くけれど、そこはやはりプロより時間のかかるD.I.Y.なのできっちりやって、プロよりキレイに仕上げるのだ。



ンで、いよいよ床板張りに着手。1枚目はなるべく直線が出てるものを選ばないと2枚目以降がキレイに張れない。しかし、どれも微妙に反ってるから一番反りが少ない板の中央をラッシングベルトで引っ張って直線を出す。

アルミアングルは直線定規代わり。2枚目以降はクランプで寄せながら隙間5mmで固定してゆく。







床板には裏表があるのでそれを見極めるのも重要。間違えると反った部分に雨水が溜まって乾きが悪くなるので要注意。樹皮側が木表、中心側が木裏。一般的に、木表側に反るので、木裏側を上面にして張る。この板のようによくわからないのも多い。これは上面が木裏なのでこのまま張る。でも、作業していて、木裏側に反ってるのも多く、その場合はルールを無視して木表を上面にして張る。張ったあとで反りが思いとは裏腹に逆になったとしても、ハードウッドなんだから腐らないのであんまり気にしなくていいとは思う。たかだか120mm幅なのでぱっと見でわかるような反りでもないしね。


プロとどこが違うかといえば作業スピードだ。でも俺は楽しみながらゆっくりやるです。
ビスは絶対にステンレス製。鉄製でメッキ処理のものでも必ず錆びる。特にここ強羅は火山ガス(硫化水素ガス)にめちゃ反応するので。ハードウッドには反りや暴れに負けないようにΦ5.5mmの太めのものを使う。当然ながらプラスのビットだと舐める可能性が大きいのでスクエアビットを推奨。大抵ビットは親切にビスに付属してるので別途買うことはないョ。

本日の作業ランチ。カツオのたたきが大好物なもンで。お店だと、どんぶり一杯の細ねぎくれないし、敷き詰めた山盛りスライス玉ねぎ無いし、大葉、にんにくスライス、にんにくおろし、ミョウガ、おろし生姜、それにポン酢にゆずポンでたまに味変。薬味好きには嬉しい当CAMP特製たたきなのである。ちょうど食べる時だけ曇ってくれて、天は我に味方してくれてる今日この頃を実感♬ 協力してくれているみなさんには、もっと感謝❗️ 


連続して載せると作業台の玄関先とごっちゃに見えちゃうねw
ウッドデッキを作るときには、クランプって何センチのが何個いるのか、って、調べてもあまり書かれていない。多めに買って足りなかったら買い足せばよいのだが、まず最初の発注に悩むよね。ずばり、300mmのを4本あれば事足りた。俺は400mmのを買っちゃったのだがそんなに長いのはいらなかった。床板が120mm幅なので2枚並べて固定するには300mmあれば充分。大引きや根太もそんなに太くないし、下地材を固定するのにも充分だ。長距離やるときはラッシングベルトを使えば良い。

L型クランプも安いのから高いのまでいろいろあるけれど、一生で出番はそんなにないと思うので、海外サイト含めてそこそこのものを探したのがコレ。高儀(GISUKE)のL型クランプ。 1,000円台で買えるのに強度のあるしっかりした造りである。そこまで締め込むことはないけれど、軸がグリップを貫通していて六角レンチが使えるプロ仕様である。重要なのが先っぽが細くなっていて保護ラバーを外せば床板の間隔の5mmにギリ差し込めること。ここが厚くて使い物にならないのを買ったらご愁傷さまである…。
高儀 GISUKE L型クランプ  

完成が近づいてくると一抹の寂しさもある。あと2日くらいかな。でも、物置も組み立てないとならないし、このデッキの下に潜って台風で飛ばされないように固定の細工もしないと。それと棚6台の設置と荷物の引っ越しもだ。このデッキ裏に降りる階段も作らんとだし、やる事尽きない( ´・ω・`)…。


電波届かないのでラジコでFヨコ聴きながら黙々とやる。



何度も仮組みして位置決めする。最初は板材の色目を考えてたけどどうせすぐに色が抜けてシルバーになるから、板の反り具合だけに集中して作業を進める。
板の長手方向の上向きの反りや、横向きの反りがある。そして、この中央の板のように上面が盛り上がっている反りがある。これなら雨水が溜まらなくて良いのである。
また日が暮れる…。


新型コロナで仕事激減なので、逆にチャンスと考えてこの工事をしているわけだ。しかし、仕事が全くゼロでもないので、天候の悪いときは仕事をやり、雨が持ちそうなときに工事をする。

















全体像が見えてきた。


紅葉の幹とのクリアランスを再度確認しながら進める。成長と風による揺れで当たらないようにするにはどれくらいの開ければよいか。


これはミスした写真。根太を重ねて留めてある横のビスと、床板を留めるビスがぶつかってしまった。床板のビスは見えるところだから移動できないので、根太のビスを抜いてズラして留め直して回避。





床板を張り終えた頃には日は暮れていた。残された作業は、端部を切りそろえてから幕板を周囲に張ること。



翌日は雨で作業できず。まぁ、ここまでくれば天候次第であとはなんとかなるな。




これでざっと97%完成。土曜日は晴れそうなので仕上げに入れるかも。


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hadasquealy さんのコメント...
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