2018/06/16

箱根町の固定資産税は横浜の約1.8倍



箱根町に移住してもうすぐ1年が経つ。まだいろいろわからないことが多いのだが、少しづつわかってきた。

箱根町って人口が1万人しかいない。しかし、観光客は年間2,152万人(!!!)を超える。なんかすごいところだな。それにもかかわらず、箱根町はかなりの財政難に苦しんでいるということを知った。とても意外だった。
















それを知って間もなく、初の固定資産税の納付書が来てビックリ。土地はそうでもないが、家屋の方が高いと思って計算したら今まで住んでた横浜市の1.8倍であった。ログホームは1~2割高めとは聞いていたが8割も高いとは…。RC造の前・自宅と、7年前に建てたRC+木造の実家の2軒と比較して判明した倍率だ。Webで他の人の例も調べたけどやはり今回の査定は高い。ペアガラスの窓、60cm角のタイル、床暖房が贅沢らしい。しかしそれにしても。当然ながら異議申し立てしているがどうなることやら。


一般的に市町村税収全体に占める固定資産税収の割合は歳入の70~80%。大都市は法人が多く法人税の収入が多いのでが約75%くらいだが、箱根町は法人が極端に少ないので約90%もの割合を固定資産税が占めている。


固定資産税が主な収入源だから高めに取ってるのではないか…、と、いう疑念が芽生えても不思議ではない。


全国の固定資産税率は評価額の1.4%と決まっているのだが、箱根町は財政難故に2016年~2018年は1.58%に引き上げられていた。しかーし、町長は2019年以降も引き上げを継続する意向を示したそうだ。ベースが高めの査定なのにさらに高い税率ということだ。


箱根町の人口減少傾向は継続しているとのこと。そりゃそうだ。固定資産税が高くて住みにくい町じゃ移住者は見込めないし、住みやすい地域に出ていく町民を止めることはできない。

オリンピック・パラリンピックに向けた収入増はあるものの、公共施設の更新費用がそれを上回り、穴埋めするために町民の固定資産税引き上げを継続する。もちろん、それ以外の歳入増対策はしているようだが、町民に歳入不足分を負担をさせるということはそもそもお門違いも甚だしい。


くどいけど、1万人の町に2,152万人も観光客が来てるンですよ。それだけ魅力ある観光資源が豊富な観光地なのだから、もっと知恵を絞ってもらいたいものだ。稼げる余地は大いにあるはず。

テレビ取材も毎週毎週どんだけ入ってるんだか。駅伝にグルメに雪に温泉に…。これだけ頻繁にテレビが入る観光地は日本で他にはないと思う。それなのに、財政難を町民に負担させる町の姿勢は大変なマイナス・イメージだ。

箱根町が好きなので何か協力できることがあればと思う。



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