2011/11/05

マスタング クーラー取り付け完了!!!



いよいよ大詰め。ホースの接続。Oリングにオイルをたっぷり塗って慎重にスパナでフィッティング・ナットを締め込む。その際はホースのしなりやねじれ具合を調節して負担がかからない位置を確認しながらだ。



サクション、ディスチャージ、リキッド・ホースの接続を完了。配管方法は熱や可動部や接触部によって損傷を受けないようにとか、無理なカーブは避けるとか、センスが要求されるね。


で、コレは真空ポンプ。ヤフオクでUSEDをゲット。3.0CFM、3Pa、1/3HPの2ステージ・ポンプ。真空と聞くと「真空飛びヒザ蹴り」を思い出しちゃう人はヤバイね。。。 俺もヤバイ(><;)。



これもお初の作業、真空引き(エア・バージ)だ。空気中には湿気(水分)がある。水と冷媒が反応すると塩酸が発生して金属やゴムを腐食させ、漏れやコンプレッサー故障の原因となる。そのために冷媒を注入する前にシステム内のエアを吸い出して水分を抜く。気圧が下がれば下がるほど水の沸点が下がって蒸発するからだヨ。真空って言っても減圧程度。本当の真空は宇宙にしかない。

赤色は高圧、青色は低圧だ。真空引きの際は関係ないけど。

45分ほどポンプを稼動させる。一番内側の黒い目盛りでマイナスを指しているのを確認。これで24時間以上放置して、負圧が抜けてなければ漏れ無しということで合格。翌日、恐る恐る見に行くと大丈夫だった。3日後でも変化無しでOK♪


仕上げに電気配線を行う。電源用に30Aのヒューズが入っている。あれれ?マスタングのヒューズは14AがMAXだし。ま、とりあえず繋ぐか。




配管して真空引きして3日間も漏れチェックしたのに、降りて手術台に乗ってるエバポレーター。はぁ~~~、信じられないコトが起きた(ーーメ) 配線してブロワーのスイッチをONしたら、「ガガガ、ゴリゴリ・・・」。ウンともスンとも言わなくなった。マジかよ、オイ!!! (゚∀゚;) もー何も考えず配管外して降ろす作業。悲観してても何も始まらない。


1分で原因発見!右側のシロッコ・ファンがハウジングに密着してるではないか!!! 

左側は8mmほどクリアランスがある。

エバポレーターを降ろす前にファンが固くて廻らないのを手探りで確認して想像していた原因は、取り付けによってハウジングが変形してファンに当たっているのでは?ということ。分解してハウジングを削る覚悟までしていたのにあっけない結末。

マイナス・ドライバーをファンのシャフト部に当ててハンマーで軽く叩いて奥へ移動させる。



左右同じクリアランスになった。



12V電源を繋いでスイッチON! 快調に廻っております!!! 







それにしてもどんな組み立てしてンだ。出荷時検品なんてしてないンだろうナ。これもキットゆえか??   取り付け前に確認しなかった俺が悪いってコトだけどナ。

気を取り直して、エバポレーターを再度取り付けてホースも繋ぐ。そして真空引きも行う。漏れチェックの放置時間を利用してコンデンサーに繋がるディスチャージ・パイプをコンデンサーと同じマット・ブラックに塗装(もちろんマスキングして)。ここが銀ピカだとグリルを通して目立っちゃうから。

下側のリキッド・パイプは隠れる部分なのでそのまま。穴を埋めるグロメットはキットに入ってなかったのでホームセンターで購入。
いよいよ冷媒注入♪ 134a、200g缶。本当はノンフロンが良いのだけれど、在庫あるし。。。 で、マニホールド・ゲージに接続。緑のノブを締め込んでニードルで穴を開け、戻して開缶。マニホールド・ゲージ側の黄色のホース接続部を一瞬緩めてガスをちょいと出してホース内のエアを抜く(缶交換毎にやる。気休めかもだがw)。エンジン停止状態で赤色の高圧側のバルブを開けてやる。2本半でこれ以上入らなくなった。

















次に高圧側のバルブを閉める。エンジンを始動、クーラー・スイッチをON。温度スイッチは一番冷える位置にする。低圧側のバルブをそっと開けてやる。冷媒の注入量はマニュアルに32~36オンス程度とある。907~1,020グラムなので、5缶目をいってみる。圧力は低圧側で25psi、高圧側で160psiで安定し、もうこれ以上入らない感じ。缶はほぼカラ。


缶は湯煎しながら入れると早いが、水にこれだけ浸けるだけでだいぶ違う。

エバポレーターから戻ってきてコンプレッサーへ繋がる部分。冷えて凍り付いてる。エバポレーターからは冷風が勢い良く出てるぞ♪ ここまで長かった~~~。





走行状態の冷えを確認するためにテスト飛行へ。

しかーし・・・ ヒーター入れながらクーラー入れる時もあるから風量最大にしてみたら、ヒューズが飛んだ(´ヘ`;) 走りながら、あー、最低の失敗をした、と後悔。ヒーター用の配線から電源取ってたから。そりゃそうだ、14Aしか容量ないしね。

バッテリーから直接電源を取る。キーONと連動するように当基地在庫の30Aリレーを入れる。秋葉原の電線屋で3.0sqのコードを購入(本来30Aなら5.0sqだけど見た目が太杉)。3.0sqって結構太いけど容量が足りないかも。。。  赤色だとエンジン・ルーム内がカラフルになるのを嫌って黒色に。

リレー配線。上から黒色はアース、黄色はイグニッションONで電気が来る当初のヒーター用電源へ、青色はクーラー電源(一番下の青色)へ、赤色は直下の黒色(バッテリーから引いて来た電源)と接続。黒(-)と黄(+)で電磁石が働き、青(-)と赤(+)が直結される。つまり小電流で電磁石を動かして、バッテリー直の大電流を直接エバポレーターに流してやる。これがリレーの仕組み。ついに完成だぁ!!! 初めてやった作業なので間違ってたらご指摘ください。


もう、11月だね(・ω・) 夏からこのような状態が結構続いたナ。近所じゃ、このクルマ、壊れてばっかりと思われてたかもwww 次にやる時は相当手際良く出来る自信が付いた!って、もうやらないヨw

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