俺はやっぱり肉食系

もう20年毎月通ってる地元の焼肉屋。この街に焼肉屋は7～8軒あるが、全部行って断然旨いのがここ。都内もあちこち行ったが、ここを凌ぐ店は知らない。本当はあるンだろうけどね。あと、旨い店を知ってるよ、という人が薦める店は１皿2,800円とか3,500円。下手すりゃ特上で6,000円だ。高けりゃ旨いのは当たり前。そんなのは有難くもなんともない。それは焼肉に限らずだ。

今回、名前も電話番号も出さないことを条件に紹介させてもらうことになった。マスコミ取材拒否の店だ。欲の無いオーナーさんで、客が押しかけて大忙しになるのが嫌だそうだ。良い肉を少量仕入れて残して捨てずにキッチリ出すには現状くらいがいいらしい。そうしないと利益が残らないとのこと。














これはメニューにない塩カルビ。毎回特別に出してもらっている。今日は岩手産の黒毛和種だ。甘くてとろけて、旨みたっぷりの三角バラだ。これは1,200円。実はカルビにはいろんな種類があるから調べてみると面白いぞ。都内のジャンボでは全種食べ比べができる。高いけどな。




これもメニューにない塩ロース。栃木県産の黒毛和種だ。キレイにサシが入っているがちょうど良いさっぱり加減。ンマイ♪

日本人の99%が好きなネギタン塩。俺はあんまりダメなのだが、ここのは特別だ。甘ーい！　片面をさっと焼いて半折にして軽くネギ側を蒸し焼いて喰う。ここで偶然会った知り合いの元・吉本興業の人もご夫婦でこのネギタン塩だけを食べに来るというほど旨い。やっぱり和種のタンに限るな。

焼くのは1人1枚を自分で責任を持って焼く。肉を一遍に網に載せてしまう奴は絶対に許せない。デリカシーが無いという証明だ。せめてみんなに確認しよう。生でもいけるせっかくの和種を焼きすぎる人間も俺はダメだ。ま、焼き方は好き好きだが、旨さを放棄しているので哀れな気もする。

濃い味が好きなので、おろしニンニクを少し付けて、ロースターに載せてから塩・胡椒を追加するのがポイント。

ミノも歯ごたえと香りがたまらない。750円。

塩カルビとともに病みつきになるのがこのカクテキだ。どろっとした甘辛の餡が特徴。大根の漬かり具合が絶妙で、カリコリした歯ごたえが堪らない。ご飯が何杯でもイケる。俺はこのカクテキを必ずおかわりをするw　そして餡も全部いただく。

デザートはしっかりした食感の杏仁豆腐だ。キウイの下にはマンゴーが隠れている。ボリュームもたっぷり。

今日は2人で塩カルビもう1皿とご飯2杯にサラダに野菜スープで8,000円ちょい。申し訳ないがフランス料理なんかよりも断然こっちだ。


蛇足だが、以前、イ・ビョンホンと行った六本木ジンロガーデン(昨年末閉店)では店員に特上ばかり勧められて困ったことがある。1皿6枚で6千円、1切れ1,000円だった(@@;)。彼はカロリーを控えているのでそんなに食べなかったが、予算を気にしてくれたのかも（優しいね♪）。某元野球選手が経営する店も1切れ1,000円だった。いくら会社経費と言えど予算が気になるし、値段に正比例するほど旨くはナイ！これらの店は焼肉店と言ってもカテゴリーが違うけどな。

【おまけ･･･和牛と国産牛】

●和牛とは、黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種しかない。流通している95%は黒毛和種だそうだ。神戸牛とか松坂牛とかの銘柄とはその地域で付けた名前で牛の種類ではない。銘柄牛には和牛以外もあるので要注意。

●国産牛とは、洋牛（肉牛：アンガス等、乳牛：乳の出なくなったホルスタイン等）を国内で処理したものを言う。極端なハナシ、アフリカ水牛でも日本で処理した牛はすべて国産牛と呼ばれる。和牛とは全く意味が違う。黒毛牛という洋牛もいるからな。黒牛とかの表記にも注意。調べると面白いよ。

ま、旨けりゃなんでもイイという人はそれでいいンじゃないかな。俺はあまり焼かずに喰うから和牛は臭みがなくてとろけるように甘くて好きだ。ステーキやBBQだったら何にも気にしないけどなw　USビーフのステーキはアメリカっぽくてそれはそれで旨いから。


【追記　2015年1月】
　
もう時効なのでいいかな。このお店の名前は焼肉107(いちまるなな)です。土日は予約した方がいいです。予約数組で締めきっちゃうから。