2025/10/12

GT40 ミッションマウントブッシュが!! ( ゚Д゚)

GT40、エキマニからの熱でドロドロに溶け出してしまったジュラコン製のトランスミッションのマウントブッシュ。ジュラコンの融点は165℃。。


今までもウレタンブッシュが熱でやられてトランスミッションがお辞儀していたのだ。。

道理でミッションケースの腹がアンダーガードパネルに当たっていた訳だ。



ERAというか、GT40の弱点?











今度は250℃まで耐えるPEEK GF30素材を入手したので再度削り出して交換する段取りになっている。

しかしながら、一番高熱になるジャンクション直下なので、念のため、エキマニとミッションマウントとの間に遮熱板(もちろんヒートシールド貼りで)を入れることにする。

これくらいなら自分でやるです。

厚紙で型紙を制作し、取り付け場所や形状などを検討してアルミ素材をAmazonに発注。


























遮熱板表面にはアルミシート張り+グラスウールの厚めのヒートシールドを貼るので、板の材質は何でも良い。加工性の良さと、クラシックな雰囲気を壊したくないので、ほかの遮熱板と同じアルミで作ることに。

極論では、燃えなければ紙1枚でも輻射熱を遮ることができる。

上面と下面にもエアギャップは設けるので。← これ大事!



2025/10/11

GT40 イグニッションワイヤー整線作業 2/2

今日は左バンクをやって、イグニッションワイヤーの長さ調整が両バンクとも完成した。

レーシングカーのワイヤーはバルブカバー上を通さずに束ねてエキマニ下を通すことが多いのだが、見えないのもツマラナイ。
















このように流れが見えてるのも旧くてチンケなノーマルエンジンぽくてイイ。



















新しいブーツはヒートガンで暖めてからシリコン吹いて挿入する。



363はK-Codeとはファイアリング オーダーが異なっている。1本ずつやったから挿す順番は間違えないけど、一応プリントしておくと安心♪



















デスビ側もキャブ側にワイヤーが来ないように、
また混みあわないようにブーツを挿す配置を考えた。




















ブリーザーホースも迂回したのでエキマニの熱に晒されないことになった。あとは、溶けてしまったミッションマウントの再製作・交換作業のために工場の順番待ちだ。

























2025/10/09

GT40 イグニッションワイヤー整線作業 1/2

イグニッションワイヤーの長さ調整を行う。

工場はデカい作業を中心にやってもらったけど、想定外の作業があまりにも多く発生して2倍の日数がかかってしまって、次のお客さんがたくさん待っていたので。。

まずは右バンク、1番が短くて3番が長いのをやっつける。



短いワイヤーは届いた新品を使用。
長いのは今付いてるやつをカットして長さを合わせる。
まずは長いのをカット。















初めて使う専用ペンチでやってみた。ペンチの真ん中部分で挟んで芯線を12mmほど出す。















芯線を向こう側に折り込んでからカシメる。
最初に端子を普通のペンチで挟んで、
少し狭くしてやってからワイヤーを嵌めるとズレにくい。















力加減がわからず1個目はカシメが強すぎたけど、ま、いっか。
















1本目完成。




















ワイヤーの長さを揃えてワイヤーセパレーターで流れるように整えると気持ちイイね。’65マスタングの時以来だ。時間切れで左バンクはまた明日だが仕事もあるしな~。



2025/10/08

GT40 イグニッションワイヤー到着

eBayで買ったFORD製のイグニッションワイヤーが届いたよ。ユニバーサルタイプというデスビ側が切りっ放しで長さは自分で合わせるタイプ。元々持ってるMSD製の8.5mm用の工具でもイケるっぽいけど、8.5mmまでというペンチも買っといた。太いΦ9mm用って売ってないンだよなー。

【追記】8.5mmペンチでもイケました。



夕焼け♬

ロピアへの買い出しの帰りだけど、海と夕焼けがいつにも増してドラマチック♬

ロピアの屋上Pからだったらもっとイイ写真が撮れたな~
















#箱根 #小田原 #西湘バイパス


2025/10/05

GT40 ブリーザーホース経路変更 2/2

GT40、ブリーザーホースの取り回し作業の続き。

エキマニの塗装が剥がれないように養生してホース経路を確認しつつ、ホースの長さも決める。白塗装だと美しいけど気ぃ遣うね。

















切断機で長さを決めたホースをギュイーン!と、切る。

















ナイロン被覆も中のステンレスメッシュもこんな状態。刃がダメなのか、へたくそなのか(苦笑)。

もちろん、ハサミとニッパーで奇麗に処理をしてからフィッティングに接続する。

このフィッテング形状は60年代には存在しない角型だが、バルブカバーに取り付ける90度の方は丸パイプ型よりも背が低くなるので採用。雰囲気を壊さない程度の現代パーツを使用することはやぶさかではない。目立たないレベルで♬



















90度フィッティングの背が高いと、キャブのボウルを開ける時にホースが邪魔になるのである。



















こんな感じに迂回させてエキマニの上を通らないようにした。





















45度のフィッティングを使ってミッションケースの背中にホースを載せ、バンテージを巻いたグラスパックの下を通るようにオイルキャッチタンクを反時計回りに動かしてから固定した。


















あとはハーフシャフトに干渉しないように固定するだけ。ここが一番重要。サドルを取り付けようにも場所がない。。 

リフトアップして下から見上げながらあれこれ検討。。






















下した決定は。。

取って付けたようなサドルをつけるのもカッコ悪いので、手っ取り早く、しかも目立たない方法として、しっかり固定されている2本のオイルクーラーホースにタイラップで共締めしてしまった。

ハーフシャフトとのクリアランスも100mm以上あるし、太めのタイラップ4本留めなのでOK! OK!




































プラグワイヤーはまだ手付かず。


2025/10/04

GT40 ブリーザーホース経路変更 1/2

GT40、イグニッションワイヤーが米国から届く前に、バルブカバーからオイルキャッチタンクまでのブリーザーホースの経路変更を行う。エキマニの上を通っていたホース被覆が溶けていたので迂回してエキマニ下を通すのだ。考えた経路でのホースの長さ決めが結構難しい。一発で決まるといいな。


AN12ホースをフィッティングのナットに通し、
机に叩きつけて突きあたるまで入れる。


スパナで黒色メッキが剥がれないようにマスキングテープを2~3重に巻いてから締め込む。


時間切れで続きは明日。