当CAMPには三菱電機製の石油ファンヒーターが4台ある。すべて1997年製造の25年モノだ。三菱電機は世界で初めて石油ファンヒーターを開発したメーカーだったが、採算が合わず2017年に撤退。クリーンなシンプルデザインで、電気を食わない電磁ポンプによる燃料噴射式、そしてなんと言っても9リットルの燃料タンクを持つ製品はコレしかないので非常に悔やまれる。そんな機種なので全国に根強い三菱電機製のファンが大変多く存在している。
左からKD-C522(5.20KW : 15畳用)、KD-32H3(3.20KW : 8畳用)、 KD-V322、KD-C522 |
当CAMPには4台あるのは、前居留地で調子悪くなっては追加追加で増えてしまったからだ。当時は直し方がわからずで…。
2~3年使っているとエラーコードが出て止まってしまう。どうやら燃焼センサーに酸化物が付いて異常燃焼と認識して止まってしまう場合と、燃料フィルターが詰まって同じく止まってしまう場合がほとんどの原因らしい。それを直せば復活するので絶賛オーバーホール中。9リットルタンクはありがたい。台数が増えた結果だが、予備タンクが複数あるとまとめて給油できるので楽チンである。
バーナーもバラしてワイヤーブラシで汚れを落とす。
受け皿の中もゴミが溜まっていた。チョークポンプで吸い出す。
錆びてるドラム缶か何かから灯油を入れていたのではないか?
バーナーもバラしてワイヤーブラシで汚れを落とす。
左が点火用イグナイター、右が燃焼センサー。ともに酸化物が付着すると不調となる。当初は棒ヤスリでやっていたが、そういえばリューターを持っていたのを忘れてた。棒ヤスリと耐水ペーパーの1/10の時間で済んだ。
電磁ポンプ。左端の先っぽがフィルターで問題なかった。
こっちはゴミが溜まっていた。この個体は中古で入手したもの。使用環境が悪かったようだ。
受け皿の中もゴミが溜まっていた。チョークポンプで吸い出す。
錆びてるドラム缶か何かから灯油を入れていたのではないか?
①F2エラーが出て止まってしまった居住棟のKD-C522は無事復活♬
②エラー表示は無いものの数分で止まるようになってしまっていたKD-V322も完全復活♬
③KD-32H3はいまのところ問題なし。
④黒いKD-C522は3年前に燃料漏れで使用中止したままになっている。今日チェックしたら電磁ポンプの取付部から漏洩していた。追ってバラして確認予定。
当CAMPの居住棟ログホームでは5.20KW が1台あれば事足りていて、寒い夜だけ薪ストーブを焚いている。修理までの間にガレージ用の3.20KWを持ってきた。しかし、やはり力不足。修理期間の代替機を現行メーカーの2強のコロナとダイニチから選ぶことに。
9リットルタンクのダイニチにしようと思ったら、石油ファンヒーターには燃焼方式が2種類あるらしい。ダイニチはヒーターで燃料を気化させるブンゼン気化式で電気を190Wも使う。灯油を燃やしつつ100W白熱灯2個を連続点灯させるのかぁ…。セコロジストとしては無理…。7.2リットルタンクでいいから電磁ポンプ式で電気を11Wしか食わないコロナにした。三菱電機製も電磁ポンプ式なのであった。
1日で修理完了したのでコロナは梱包箱の中へ…。
またいつかいざというときに。
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