CAMP HAKONEには様々な山野草がある。その中でも今年になって、ある葉っぱが目についた。なんか気品があって、花屋さんで売ってそう。
( ,,`・ω・´)ンンン? もしかしてシクラメンか? 検索したら似てるじゃん。まさか箱根に自生してるわけないよな。
気になるので「箱根」「シクラメン」で検索したら、シクラメンに似てるカンアオイ(寒葵)ってのが出てきた。やっぱりシクラメンに似てる。
さらに調べると、箱根の乙女峠で発見されたというオトメアオイであることがわかった。インターネットってすごいなー。
徳川家の葵のご紋はこのアオイが元らしい。
で、なんと、オトメアオイは「日本の絶滅のおそれのある野生生物」という環境省のレッドデータブックに準絶滅危惧種として記載されているのだな。
【環境省RDB】
分類群:離弁花類 ウマノスズクサ科 和名:オトメアオイ 学名:Heterotropa savatieri 準絶滅危惧(NT) だそうだ。
そんな希少植物が当CAMPに群生してるなんてちょっと嬉しくなった。群生と言っても5mx4mほどの範囲に20株程度なので群生とは言わないかナ。だからこそ大切にせねば。
アオイの種類はそもそも日本国内で50種程度で、その30種くらいが絶滅に近いのか...。ふーん。その理由は、生息域を1㎞広げるのに1万年はかかるという随分と保守的というか出不精というか。そこにきて山野草ブームで乱獲されたり開発で潰されたり、ということらしい。
6月~8月に花をつける。いま7月だから念のため葉の下をかき分けてみると、あったあった。地面にへばりついて咲く不思議な花。こんな地味なのが花なんだって。
地下茎で増えるのかな?
とびとびに1枚、2枚と葉が出ている。
なんかかわいい。
どさっとあるところもある。
このオトメアオイが自生しているエリアは1日中陽が当たらない。それに、笹に覆われてしまっている訳でもない微妙な場所。
もっと増えないかナ。
また楽しみが増えたよ。
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