2012/09/30

クラシックレンジ、新展開!?


なんと、BOSCH正規サービス工場でも結局原因は判明しなかったのだ。工場でも20分くらい走ると加速しなくなる現象は確認された。しかし、イグニッション・システム、フュエル・システム、スロットル・ポジション・センサー、エアフロー・センサーの点検で問題なし。これで2万円弱の診断料。さらに深く診断するとあと4~5万円はかかるという。診断だけで7万円コースかぁ。セコロジストの俺としてはそれなら自分でやろうと引き取った。





んで、当初からホシ扱いしているエアフロー・センサーを計測してみた。後で工場での点検内容を訊いたら本体とカプラーの清掃とのこと。それなら持込時に自分でやったと伝えたのに。。。 まぁ、いいや。正常時と現象発生時の電圧を比較するとエンジン回転の上昇とともに同じ値で上昇する。てぇことはシロ、か。。。



次のギシャはイグニッション・コイルだ。稀に温まると機能低下して冷えると回復することがある。内部漏電が原因らしい。

念のため抵抗値を計ってみる。2次コイルの抵抗値を計ると7.42kΩ。基準値は6~15kΩだからちょっと低いナ。


当基地にFORD Racing製の新品があった。2次コイル側は10.12kΩある。旧いMotorcraft製(FORD純正)はレンジと同じくらい低かった。1次コイルの端子間は3者とも2Ωほどで、基準値1~2Ω以内だ。

サービス・マニュアルには詳細なチェック方法が記載されてるが、現象が出ているときじゃないと差異がわからないから、FORD Racing製に仮交換してみるのが手っ取り早い(安易に適当なイグニッション・コイルに交換するとシステムが損傷することがあるので注意)。

あと、残されたギシャは旧いプラグ・コードかな???


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殺人事件発生!? また別の事件だ!


このドス黒い血みたいのはパワー・ステアリング・オイル。


右上方から左に来てUターンして右に行ってる高圧ホースのUターン部分から出血していることが判明。エンジンをかけてステアリングを動かすとピューッと吹き出てきた。

参ったな~。これじゃテスト飛行に出れないし。。。

さて、どうするか。。。



ここで大変な捜査ミスをやらかしちまった。恥ずかしいその顛末を。。。


まず、患部をメスで摘出する。


ホースに付いていたパーツ・タグ。品番NTC6790、89年3月24日製造。23年も経てば血管も劣化するよな。



在庫にあった10mmφの真鍮パイプを真っ赤に熱して柔らかくしてからベンダーで曲げる。









真鍮パイプは硬いのでそのまま曲げようとするとこうなる。


バイパス完成♪

元の位置に取り付けてステンレスのホース・バンドで締めてやる。手術は大成功!!!にみえた。

翌日、会社から帰宅後、当基地前のENEOSに22時閉店ガラガラ、いやギリギリに飛び込んだ。え、えーてぃーえふ!ATFください!いつものスタンドマン君から「え?今から時間のかかるオイル交換っすか?」という心の声が聞こえた。いやいや、パワステ・オイルを足すだけだよ、と言ったら安心したようだ。

パワステ・オイルはオートマのミッション・オイルを使用している。規格はデキシロンⅡだが現代はデキシロンⅢが主流。Ⅱはもはや取り扱いがほとんど無い。なので自己責任のⅢで!

ATFチェンジャーをピットから引っ張り出してリザーバー・タンクを満たしてもらう。さて、エンジン始動♪ ここまで問題なし。じゃ、ステアリング切ってみるよ。「ポン!ブシュ~!!」 漏れてます、漏れてます!!! パイプが抜けた。スタンドの床は大量出血。。。 ホース・バンドを千切れる寸前まで締め込んでそおっと帰投。親切にいろいろやってくれてありがとう!

クルマに付いてきた電話帳(見ないね最近)ほどのディーラー用整備マニュアルをよく読んだら、この高圧側の圧力はアイドル直進時には7kgf/cm2、アイドル・フル・ロックで28kgf/cm2、走行フル・ロック時には78kgf/cm2も掛かるンだって!電動エアガンで3kgf/cm2だよ。圧搾空気使った極悪ガンで10kgf/cm2にしたらBB弾は皮膚にメリ込む。素人考えの浅はかさ。 プロの方が見たら大笑いだろうね。だからホースは修理せず丸ごと交換なのか。



前日深夜までゴタゴタしてたのに、翌日いつものようにティに6時にトイレに起こされた。眠い。ガレージ裏の戸を開けてやって、そのまま寝床に戻って2度寝してたら「バサバサバサ~!!!」と頭上を何かが飛び立った。そんで「ドシン」と窓にぶつかった。
驚いて見上げると鳩だ、いつものキジバトだよ。3階のサッシにとまってる。ガレージの戸から入ってきて、リビングの戸の隙間から入ってきたンだ。なんだよ、餌くれってか??? 窓を開けてもなかなか出て行かない。もー!!!って感じ。侵入してくるトリのサイズがだんだん大きくなってる。次はカラスか!?

4 件のコメント :

サムライ野郎 さんのコメント...

あいかわらず楽しいブログですね♪ パワステ周りはC1500でも悩まされました。大量出血も経験アリです(笑)
先日、修理工場へ遊び行ったら・・・アルファのモントリオール?ってのが入庫。初めて見ました・・・。クロヘビさんなら分かるんだろうな~と思いながら見てきましたよ。 ついこないだ乗り換えたばかりですが、次の車候補は空冷かフィアットパンダで考えてま~す。

blacksnake427sc さんのコメント...

パワステ無いクルマの方がいいね。シンプルであれば故障する場所も少ないから。

モントリオールはマニアック。70年代アルファの代表格かな。

空冷とはビートル?それにパンダ??? 世界のクルマを一通り乗ってみよう(=´∀`)人(´∀`=)

サムライ野郎 さんのコメント...

ご指導宜しくお願いいたします♪

バイクも空冷。
車も空冷がいいな~と思いはじめてしまいました。
シンプルイズベストですよね。
空冷だと候補はTYPE2なんですけど高すぎる・・・気もします。
あり得ないかもですが、盗難も怖いですし。
ビートルだとちょっと狭いんですが、10万くらいのポンコツを直しながら乗るのも面白いかな~なんて。
ただ、クーラー付けるのに30万近く掛かってしまいそうなので考えものです。それなら30万で・・・パンダ?って軟弱な考えです・・・。

blacksnake427sc さんのコメント...

空冷はいいよ。音がいいし、水の心配がない。オイルさえきっちりみてやればいいからね。

クーラー付きのビートルを探すのがいいと思うよ。TYPE2はエンジンへのアクセスが悪いから自分でやろうとするなら初心者は考えた方がいいかもね。

で、なんで盗難の心配?????

パンダはいいけどセカンドカーじゃないならすぐ飽きるかもよー。