2011/12/18

マスタング モンテカルロ・バー&エグゾースト・エンド


シェルビーアジアの田邉社長の紹介で都筑区にある藤竹金属工業所にお邪魔した。ここは2輪4輪の金属加工のエキスパート。懸案だったモンテカルロ・バーをワン・オフで製作してもらうためだ。米国からこのバーも輸入してあったのだが、エアクリにバーが当たって取り付けできず、ナンデ?どうして?と、倒れそうになったヾ(;´Д`●)ノ どうやら原因は、インテーク・マニホールドがエーデルブロック製に交換してあり、キャブが1インチほどフロント寄りになっていたためだ。ンで、1本作っちゃえ、ってなコトでさ。



仮組みしてみる。なかなかイイ感じ。



材料は藤竹さんに出してもらった。パイプはクロモリ鋼管。



ブラケットの角度は計測してあったのだが、ボディ側がフラットではないので多少浮いてしまう。もう少しづつ曲げてみる。やっぱり現物合わせは重要だ。

仮止め溶接するためにアタマを突っ込む。アース線が届かないし、溶接ガスが風で飛んでしまうから。しかし、こんな風に開くとは思わなかったw 次の夢はこんな工場とゆーか格納庫みたいな基地が欲しい。



点付けで仮止めする。クルマに200Vアースして直溶接するのは初めてだって。


本溶接は定盤の上で。今回のTIG溶接は、アークでステンレスの溶接棒と母材とを溶融させる。不活性ガス(ここではアルゴン)を噴出させて溶接箇所を覆って酸化しないようにする。精密でキレイで強靭な溶接はコレらしいね。

後ろ中央の2台は通称「蹴飛ばし」と呼ばれる機械。ペダルを文字通り蹴飛ばすと厚みのある金属板に穴がスパスパ開き、面白いように切断もできる。しかもキレイに。そんな機械がイロイロある。素人の俺は腕が痛くなるくらいゴリゴリやってたのに。。。 今度困ったら来ようっと。


完成~~~!!!


左側。

右側。

溶接のキレイさはもとより、曲げ、穴の面取りとか、アールの処理とか、やっぱプロですな。


ついでにエグゾースト・パイプ・エンドの加工もお願いした。材料のアルスター(鉄パイプのアルミメッキ)ストレート・パイプはマフラー屋さんで買って直送。今までのエンドは材料不足で短かったので100mm延長した。GT350の純正は50.8φだけど見栄えから60.5φに拡大してみた。

径を合わせるために60.5φを50.8φに絞り機で絞り、溶接する。


こいつも完成~~~!!!

やべ!暗くなってきた。早く帰投してモンテカルロ・バーの塗装と取り付けだ。 ン?隔週で通ってる地元の床屋に間に合いそうだ。あと30分、急げ!














閉店3分前に滑り込み、セーフ。ンで、短くて寒くなったアタマで早速塗装開始。エンジン・ルーム内に馴染むようにマット・ブラックを考えていたのだが、当時の資料をみると、モンテカルロ・バーだけグロス・ブラック仕上げになっているので、KUREのシャーシ・ブラックに決定。この時期、しかも夜なので乾きが悪いため電気ストーブ登場!ストーブを持ち上げて満遍なく暖めていたら腕が死にそうになった。。。 最近の塗料は水性なので湯気が出たw


当基地ストックのGT350用エアクリーナー・エレメントに交換。やっぱ、オレンジじゃないとね。


キャブは大変キレイ。完全燃焼している証拠だ。

穴開けして取り付けて完成~~~!!! 違和感なくて、イイネ! 田邉さん、藤竹さん、さんくす!!

あと、マスタングに残ってる作業は、左側のキー・ロック不良修理、右側のウィンドウ・レギュレーターが重たいので分解注油、左右ウィンドウ・モール交換、ダッシュ下に見えないようにステレオ・スピーカーの設置。そして、イチバンでかいのが、ボディ塗装のやり直し。


 

2 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

このマスタングを24日にロックオンした。阪東橋交差点先で不時着を確認、当機は吉野町方面へ退避した。

blacksnake427sc さんのコメント...

どちらの機かわかりませんがロックオンされてましたか!?  不時着ではなく、物資補給のため目標地点に着陸していました。退避行動をとられたということは当機の方が運動能力に優れていることを認識されたか...(`ε´)ゞ