2025/10/23

GT40 ミッションマウント 遮熱板制作 4/4

ミッションマウントの遮熱板制作が中断してたのは、ヒートシールド固定用の M3 x 8 t0.5のステンレスワッシャの当CAMP在庫が足りなかったからだ。普通の鉄製ならあるンだが、見栄えや耐久性を考えればステンレスじゃないと気分悪い。

箱根のホームセンターヤマダにも小田原のビーバートザン(コーナン)にもスーパービバホームにも取り扱いが無い!マジか!? M3のこのサイズのワッシャって基本じゃね? プラモ、ラジコン育ちなので尚更だ。

仕方なくネット注文するも日にちがかかるのでいつ届くかわからない。。作業止まってるからすぐほしい。小田原のHODAKAを検索で見つけて電話したらあったよ‼️ ココすごい品揃えだね。プロが次々に買いに来てるよ。へー。困ったらここに来よう。











遮熱板に貼るヒートシールドだが、リフレクトゴールドではちょっと目立ちすぎ。やっぱシルバーということで当CAMP在庫(KIJIMA製)の耐熱温度を調べたら120℃。たぶんもっと大丈夫な気がするが。。

心許ないので検索して最強1200℃を謳う製品(ANTI THERMIC製)を発見して購入。1200℃は盛り過ぎな気もするがジャンクションの表面温度は高くても、輻射熱はそこまでないから、ま、いっか。ともにアルミバリア+ガラスクロスなのだが在庫製品は1mm厚、購入したのは3mm厚だ。アルミバリアもしっかりしているし並べてみても安心感はある。これで進めるっす。











ヒートシールドをハサミで寸法通り切ってから貼り込んだ。ガラス繊維が指に刺さってチクチクするからグローブして。ワッシャが当たる部分を平らに潰してからリベット留め。





周囲を耐熱アルミテープで覆う予定だったが思いのほかガラスクロスの縁が毛羽だってないし、熱も籠るので却下。この縁から飛び出たガラスクロスをハサミでカットすれば問題なしだった。


アルミテープは無駄な出費だったか。。





ミッションマウントへの接触やビビりを防止するために、ブラケットと同じ厚み、2tのサーマルシリコンパッド(耐熱200℃)を貼った。
















左右の垂れ耳は、当初はエキマニに干渉するのでカットする方向だったのだが、何度も現場合わせしてたら、干渉するエキマニからマウントブッシュへ向けて直接の輻射熱ルートがあったので少しでも遮るためにこのようにした。正解だったと思う。









取り付けはエキマニ外さないとならないので工場にて。入庫連絡待ちっす。


2025/10/18

GT40 ミッションマウント 遮熱板制作 3/4


GT40、ミッションマウントの遮熱板ベースが完成。














位置が高すぎたブラケットは取り付け部の穴を上に拡大して全高を下げた。削り一発でOK。これで上のエキマニも下のマウントもサイドも密着させずにエアギャップを設けた固定ができる。

















そして、遮熱板本体のアルミ板の曲げと穴開けの墨出し。これが結構時間がかかるのだな。工作やったこと無い人にはわからない手間。これをしっかりやらないと思い通りのモノができない。









遮熱板に貼り込むヒートシールドを固定するリベット穴を全体に開けてから各穴の面取り。














1997年に東急ハンズの木工フロアで特注した作業テーブルが大活躍。立ったまま作業するので天板高を上げてある。座って作業するテーブルも併せて作ったンだな。作っといて大正解。









ブラケットを遮熱板にリベット留めして、角をヤスリで丸めて今日は終了。このブラケットは外れないように平リベットを使用。ヨレないように直線じゃなくて3角留め。芸が細かい(自画自賛)。

これ見て中学校の技術工作の授業でちり取りを作ったコトを思い出す人は正真正銘の昭和人(笑)。














2025/10/17

GT40 ミッションマウント 遮熱板制作 2/4

旧車界のサグラダファミリア、CAMP HAKONEのGT40です。。













ミッションマウントの遮熱板ブラケット、仮組みしてみたら思いのほかクリアランスが足りず、作り直し決定!😭  

このブラケットの上に遮熱板 1t + ヒートシールド3mmの合計4mmなので、エキマニまでのクリアランスは最低でも5mmは欲しい。















そもそもスペースがこれしかない。10mm程度か。。 
















取り付け部のΦ10mm穴を広げるだけにするかも😞。。



















エキマニを50mm上げて作ったとしたらスウェイバーが近くなるなー。。
25mm上げて作ってあったらよかったかも。
いずれにせよ遮熱板は欲しいところだ。

オリジナルはどうなっているのだろう。。
時間のある時に調べてみる。


2025/10/16

GT40 ミッションマウント 遮熱板制作 1/4

GT40、ミッションマウントの遮熱板の制作開始。取り付けブラケットから着手。

この定規部分に遮熱板を入れるのである。











2tのアルミ平板をカットして、穴を開けて、90度に曲げるだけなんだが、ミッションマウントとエキパイの間に上手く浮かせる高さの寸法に仕上げないとならない。


















すると、納品した〇iziUの新曲MVのYouTube外国語歌詞字幕の修正依頼が来た。完パケの尺が変わったのでタイムコード全ずらしとのこと。公開直前なので間に合わせるべく作業中断して修正作業。焦った~。


             ☆

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ンで、ブラケットの曲げ加工までで今日は終了。

ヨレてないし、まぁまぁイイんじゃない?

果たしてピッタリ嵌るか。















2025/10/15

カングー3 納品車に

カングー3もたまに納品車になる。ロピアへの買い出しついでに納品するので商品積み込み。

雨あがりの湿気を嫌ってシャッター半開けで。もちろん除湿機稼働中っす。


#ルルルン #箱根









2025/10/12

GT40 ミッションマウントブッシュが!! ( ゚Д゚)

GT40、エキマニからの熱でドロドロに溶け出してしまったジュラコン製のトランスミッションのマウントブッシュ。ジュラコンの融点は165℃。。


今までもウレタンブッシュが熱でやられてトランスミッションがお辞儀していたのだ。。

道理でミッションケースの腹がアンダーガードパネルに当たっていた訳だ。

それでジュラコンで作って交換してもらったのだが。。


ERAというか、GT40の弱点? いや、よく観察するとエキマニのジャンクション位置が低すぎる。ミッションマウントフレームまでのクリアランスが20mmあるかないか。あと50mmほど上げて作って欲しかったな。。











今度は250℃まで耐えるPEEK GF30素材を入手したので再度削り出して交換する段取りになっている。

しかしながら、一番高熱になるジャンクション直下なので、念のため、エキマニとミッションマウントとの間に遮熱板(もちろんヒートシールド貼りで)を入れることにする。

これくらいなら自分でやるです。

厚紙で型紙を制作し、取り付け場所や形状などを検討してアルミ素材をAmazonに発注。


























遮熱板表面にはアルミシート張り+グラスウールの厚めのヒートシールドを貼るので、板の材質は何でも良い。加工性の良さと、クラシックな雰囲気を壊したくないので、ほかの遮熱板と同じアルミで作ることに。

極論では、燃えなければ紙1枚でも輻射熱を遮ることができる。

上面と下面にもエアギャップは設けるので。← これ大事!



2025/10/11

GT40 イグニッションワイヤー整線作業 2/2

今日は左バンクをやって、イグニッションワイヤーの長さ調整が両バンクとも完成した。

レーシングカーのワイヤーはバルブカバー上を通さずに束ねてエキマニ下を通すことが多いのだが、見えないのもツマラナイ。
















このように流れが見えてるのも旧くてチンケなノーマルエンジンぽくてイイ。



















新しいブーツはヒートガンで暖めてからシリコン吹いて挿入する。



363はK-Codeとはファイアリング オーダーが異なっている。1本ずつやったから挿す順番は間違えないけど、一応プリントしておくと安心♪



















デスビ側もキャブ側にワイヤーが来ないように、
また混みあわないようにブーツを挿す配置を考えた。




















ブリーザーホースも迂回したのでエキマニの熱に晒されないことになった。あとは、溶けてしまったミッションマウントの再製作・交換作業のために工場の順番待ちだ。

























2025/10/09

GT40 イグニッションワイヤー整線作業 1/2

イグニッションワイヤーの長さ調整を行う。

工場はデカい作業を中心にやってもらったけど、想定外の作業があまりにも多く発生して2倍の日数がかかってしまって、次のお客さんがたくさん待っていたので。。

まずは右バンク、1番が短くて3番が長いのをやっつける。



短いワイヤーは届いた新品を使用。
長いのは今付いてるやつをカットして長さを合わせる。
まずは長いのをカット。















初めて使う専用ペンチでやってみた。ペンチの真ん中部分で挟んで芯線を12mmほど出す。















芯線を向こう側に折り込んでからカシメる。
最初に端子を普通のペンチで挟んで、
少し狭くしてやってからワイヤーを嵌めるとズレにくい。















力加減がわからず1個目はカシメが強すぎたけど、ま、いっか。
















1本目完成。




















ワイヤーの長さを揃えてワイヤーセパレーターで流れるように整えると気持ちイイね。’65マスタングの時以来だ。時間切れで左バンクはまた明日だが仕事もあるしな~。