2024/06/24

GT40mk1 車検完了


GT40、車検ついでにいろいろとお願いしてあったのが完了して戻ってきた。














光軸調整するのにアクリルカバーを外そうとすると両面テープでガッチリくっついていたそうだ。




しっかし、こんなところに両面テープなんて使わないよ。

後のことまったく考えてないな。。



普通に片面ゴムのシールに交換しておいてもらった。




 






さて、車検以外にマッスルカージャパンに依頼したメニューは下記の通り。

①油温計交換(元から付いていた長いプルドン管の計器を修理したので戻す)                                                                ②オイル漏れチェック                                                    ③燃料ホース全交換                                                              ④AC作動チェック → 直ってしまったようだ                                                ⑤急ブレーキ時エンスト(坂を下っている時にチャージランプが点き、止まりそうになることも)                                                             ⑥低速走行中のギシギシ音チェック → こういうクルマは仕方ないらしいが一応チェック                                        ⑦ステアリングのセンタリング 

追加                                               ⑧バッテリートレー改造      


①油温計交換

油温計が当初から動かなかったので、SPFのmk2から外してあった油温計(フェイスがまったく同じ)に交換したのだが、プルドン管が30cmほど短くてダッシュ下にブラーンと。これはみっともないし、何か引っかけたらまた壊れる。






















ンで、元の油温計を日本計器サービスでプルドン管をたったの1日で修理してもらってあったので元通りに戻した。



プルドン管にヒビが入ってエーテルが漏れる原因がコレ。オイルパンのセンサープラグから出たプルドン管をストレートに出すとプラグの付け根に負担がかかってヒビが入る。プルドン管を知らない経験のないメカニックがやる失態なのである。このようにクルンとひと廻りさせて余裕を持たせてやることが絶対に必要。

プルドン管に遮熱保護用にカバーパイプを被せてくれてあった。マッスルカージャパンの芸の細かさ。




なぜSPF製GT40のプルドン管が30cmも短かったかというと、アルカンタラが張られたワケわからんセンターコンソール的なものがあってその中を通っていたからだ(´Д`) ↓↓↓ 安っぽい質感のコクピットが泣ける...。なんでこんなダサいの作ったのよ。

俺がもう1台持っててバラバラになってる在りし日のSPF製GT40mk2












②オイル漏れチェック

オイルフィルターに接続されていたフィッティングの不良だったので増し締め                                                                      











③燃料ホース全交換

全く交換してなかったっぽく、燃料漏れが発生してからでは遅いので。写真観るとわかるけど、左サイドポンツーン上のサービスホールの位置と燃料の取り出し位置が合ってない。


左は全く無理。これどうやって外すねん。

タンクを組んだ時のまんまだよ。                                        







右はかろうじてホースバンドにアクセスできる。

この個体、生産から16台目なので、このあたりはかなりアバウトだったのだろう。







フロントの足回りをすべて取り外して燃料タンクを抜けばホースを外せるのだが、そんな大仕事は頼めない。

左側だけエアソーでサービスホールを拡大してもらった。火花散るのでかなりスリリングだったそうな。。




アルミで蓋も新造してもらった。

若干長くなったが、カーペットで隠れるのでOK OK。














ステンメッシュホースって、外側が金属色で見た目が強そうだけど中のゴムが経年劣化でダメになりやすい。

今のところ、いちばん持ちが良いテフロンホースに交換した。これは黒いナイロン繊維で被覆されている。最低でも7年は大丈夫だそうだ。



エンジンベイ右側のサイドポンツーンを開いて燃料ホースを通す。


★この写真を送ってもらって発覚! MSD付いてンじゃん!






短いホースも全交換。怪しいフィッティングも交換(黒いのが交換済み)。燃料タンクが左右2本あるから作業量も増える。













④AC作動チェック

マッスルカーに持ち込んだら動かなかったコンプレッサーのスイッチが入って自然治癒してしまった。やっぱなんかあるわココ。ほかのクルマでもよくあるらしい。

冷気も出ている。16度前後♬ 自分で真空引きしてガスも4本入れた苦労が報われた(笑)。



エアコンオン時のアイドルアップソレノイドもきっちり作動している。アイドリングが高すぎたので1100rpmくらいに調整。


                                                                         

⑤急ブレーキ時エンスト

横断歩道前で強めのブレーキを踏んだ時、エンストする。それと、坂を下っている時にも止まりそうになるのは、キャブのボウル内の油面が高いからオーバーフローするから。キャブ油面下げれば改善するはず。スロットルベタ踏みした時に燃料が間に合うように油面高めの設定をしてくれていたのだが、俺は大人しくドライブするからキャブ内が燃料不足になるコトもないだろう。しばらく乗ってみて様子見だ。  



⑥低速走行中のギシギシ音チェック → こういうクルマは仕方ないらしいが一応チェックしてもらった。帰投時に気にしてみたら、あれ?そうでもない。まぁ量産乗用車じゃないンだから気にすんなってか。                                                              

⑦ステアリングのセンタリング → 忘れた~! 帰りに気づいたよ。。 左右のタイロッドエンドを同じだけ廻してまっすぐの位置にすればよいのだが。。また次回。 


                                               ⑧バッテリートレー改造

冷間スタート失敗したらすぐ上がるリッターカー並みの小さいバッテリーを積んでいたので、3倍デカい容量のオプティマバッテリーに交換したのだが、底のトレーが小さくてゲタを履かせて仮に載せていた。

燃料ホース交換でバッテリーを降ろしたようなので、追加オーダー。トレーの左の反り上がり部をカットしてもらった。アースの取り出しも別位置に移設。ゲタの板だけを使用して載せ直したのでトップの蓋が元通りのフラットなものになった。  






















ターミナルも背の低い日立製に交換して、蓋とのクリアランスも充分となった。ショートの心配もない。




やっぱ元通りフラットな蓋がイイね。蓋持参でピックアップしてきた(笑)。













ちょっと朗報♬

途中でも触れたけど、エンジンベイ右側の蓋の中にMSDを発見された件。MSD付いてないって聞いてたのだが付いていた。クラシックなアナログの6Aだけど、ナシに比べればスパークの力強さは10倍くらい強い。

mk2から外したデジタルの6AL-2とBLASTER SC COILを持ってるからそのうち交換しよう。体感上たぶん変わらないと思うけど。








この日はメチャ暑くて帰投するのを夕方まで待ったよ。エアコン効いたので大丈夫だったとは思うけど、もし、エアコンがまた止まったら最悪なので。


























題名「薄暮富士とGT40」

小田厚にて。後続のメルセデスの方が撮ってXにあげてくれていた写真。あまりにイイ写真だったので連絡して写真をいただきました❤️ ありがとうございました!(勝手にトリミングしてすみません。。)



宮ノ下を通過。













無事到着。お疲れ、俺。

エアコンもずーっと点けっぱなしで問題なし。